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フレーム形状にこだわる。シートステーやトップチューブなど。

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現代のロードバイクのフレームを見ていくと、多種多様なフレーム形状になっていることに気づく。
カーボンフレームが全盛になり、カーボンの特性を活かして複雑な形状のフレーム制作が可能になっているのと、アルミの加工技術が上がりアルミフレームでも複雑な形状が作れるようになってきている。



初めてロードバイクを買うときに、フレームサイズとかカラーリングを意識することはあっても、フレーム形状の違いに注目して選ぶ人は少ない。

シートステーを見ていく

シートステーとは、サドル付近からリアエンドまでをつなぐ部分である。

この部分の意味合いは様々あるが、後輪の路面振動や突き上げを乗り手に伝える部分と言っていいだろう。

最近のロードバイクを見ていくと、シートステーが極細のものもある。
シートステーが細いと振動吸収性が上がる。単純にしなりやすくなると考えればよい。
またシートステーを意図的に曲げ加工したりすることでも振動吸収性は上がる

例えばビアンキのエンデュランスバイクでインフィニートCVという車種があるが、シートステーは極細だ。

それでいて単純な真っすぐな棒ではなく、わずかに後ろ側に反り返るような形状になっている。
これがリアの突き上げを減らし、抜群の振動吸収性を確保する。

アルミバイクのインプルーソでも、リアの振動吸収性を高めるためにシートステーの一部に曲げ加工を施している。

アルミバイクの雄、キャノンデールのCAAD12なんかもシートステー形状にはこだわっていて、途中で扁平に潰れるような加工が施されていたりする。
こうすることでリアの振動吸収性を高めているんですね。

逆にシートステーが極太になれば、シナリが少なくなりパワー伝達は良かったりします。
ピナレロなんてシートステーが極太ですよね。

途中で曲がっているのはピナレロ独自の理論で、チェーンがバイクの右側にあって駆動系が真ん中にないのは左右のアンバランスにつながるという理由から、左右のバランスを補正するために左右のシートステー形状が異なっている。
こういうバイクはピュアレーサーという感じですね。

BB周りの剛性を見ていく

ダウンチューブからBB周りを太くすることで、ペダリング時のロスを減らすことができると言われている。

これはBHのフラッグシップモデル、G6 PROのフレームですが、BB周りは厚みがあってペダリングロスを減らそうしパワー伝達を良くしようという意図が見える一方、シートステーは細身でリアの路面からの突き上げを減らそうとしているんだなとわかるわけです


BB周りの剛性が高すぎると、脚力がない人には【踏み込むと硬くて疲れる】につながることもある。
BB周りに【シナリ】があると、雑なペダリングでもフレームが受け止めてくれるため、脚力がない人でも疲れにくかったりする。
こういう観点から、自分の実力に合いそうなフレームを選択していくのも一つのやり方だ。

トップチューブにこだわる

最近はスローピングフレームが主流。
トップチューブの形状を見ると、まっすぐな棒になっているものもあれば、曲がった形状になっているものなど様々ある。

このバイクでは、トップチューブが曲がっているような形状をしながらも、上から押しつぶしたように扁平化している。
これも振動吸収性を高める技術の一つだったりする。
あとは見た目の美しさにも関係しますね。
横から見て美しい感じがします。

まとめ

ロードバイクが欲しいなと思ったとき、【このバイクはどんな乗り心地なんだろう?】と気になると思います。
気になったときに、ネット上でインプレを探すのも一つの方法ではありますが、フレームの各部の形状、ジオメトリと呼ばれる寸法図を見ていくと、ある程度は乗り味が想像できます。
こういう観点から、あなたの期待する乗り味に合いそうなバイクを探していくのも一つの手法です。

ただし、やはり実際に乗ってみると、印象が変わることもあります。
最近はブランドの直営店も増えてきていて、そういうショップだと試乗車が豊富にあったりします。
またブランドによっては、試乗会を行っているところもあり、それなりの距離を乗らせてもらえるところもあります。

そういう試乗会に参加して、実際に乗ってみてから買うのが最もいい方法ではありますが、全てのメーカーが試乗会を行っているわけでもないので、フレーム形状を見て判断するのも大きな要素でしょう。

メリダの大人気車種のスクルトゥーラ700なんかも、フレーム形状だけで判断すると【それなりに剛性を確保して加速力はありそう、それでいてリアの突き上げは少なそう】と見れたりします。
実際に乗ってみた感じでも、アルミの剛性を活かしながら加速力も高く、それでいて乗り心地もよく振動吸収性のバランスがいいと感じます。

BHのG6 PROは上にも書いた通り、加速性をもたらす剛性がありながらも、リアの振動吸収性はしっかりしていて、高い次元で加速性と振動吸収性を両立させたフレームと言っていいですが、アルテグラDi2つきで30万ちょいまで値下がりしているのは奇跡に近いと思います。




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