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10/11s対応ホイールは、クラリスでも使えますか?スペーサーを買うのですか?【質問いただきました】

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ホイールとコンポの互換性について質問いただきましたので回答いたします。
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クラリスのロードに乗っていて、ホイールをゾンダにしたいです。
ゾンダを見ると【10/11s対応】と書いてありますが、クラリスでは使えないのでしょうか?
それともスペーサーを買えば使えますか?
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回答いたします。

結論、使えます。スペーサーを買う必要もありません

いきなり結論から入りますが、ゾンダは8-11sまで対応していますので、余裕で使えます。
ホイールを買うと一枚スペーサーが付いてきますが、それを使えば8sでも使えますので、追加でスペーサーを買う必要性は全くありません。

以上!

と言いたいところですが、もう少し補足して説明します。

8s~10sはスプロケ幅が同じ

そもそもなんですが、クラリス8s、ソラ9s、ティアグラ10sとあって、8~10sのスプロケは幅が全く同じです。
同じ幅の中に、8枚のギアがあるものがクラリス、9枚のギアがあるものがソラ、10枚のギアがあるものがティアグラです。

なので10sに対応しているホイールは、8sでも9sでも使えるという意味になります。

8s~10sのスプロケをゾンダに入れるときは、ホイールに付属するスペーサーを一枚入れて、その次にスプロケを入れれば完了します。
なので8s用とか9s用に特別なスペーサーがあるわけでもなく、ホイールに付属するスペーサーを一枚入れたらそれで完了です。

ここでちょっと注意点があります。
ネット上には、【10sスプロケを11sホイールに入れるとき、スペーサーを二枚入れろ!】と書かれていることがあります。
これはある意味正解なのですが、ある意味不正解です。

というのも、今は10sコンポというとティアグラ(4700)しかありませんが、過去にはデュラエース(7900)、アルテグラ(6700)、105(5700)といった10sコンポがありました。
この時代のティアグラは今の前のモデル、4600です。

ここからがややこしいのですが、デュラエース(7900)、アルテグラ(6700)、105(5700)のスプロケと、ティアグラ(4600、4700)のスプロケはちょっと構造が異なっていたのです。

デュラエース~105のスプロケは、スプロケ自体に一枚のスペーサーが付いていました。
ティアグラのスプロケは、このスペーサー分が分離できない構造になっていました。

なので

・デュラエース(7900)のスプロケ + スプロケ付属のスペーサー の厚み

・ティアグラ(4600、4700)のスプロケの厚み

これらは全く同じです。
ですがデュラエース~105の10sスプロケは、スペーサーが分離できる構造になっていたため、このスペーサーとホイール付属のスペーサーの二枚を入れないとダメということで【スペーサーは二枚必要】という表現になっていたのです。

ティアグラのスプロケはこういう構造ではないために、ホイール付属のスペーサーが一枚あればそれでいいということになります。

現行モデルで売られているホイールは、全て8-11sに対応している

ウイグルなどでは、【10/11s対応】という表記がよく見られますので、これを信じてクラリスやソラでは使えないと誤解する人がいるのですが、現行モデルの全てのホイールは8-11sまで対応しています。
もちろんですが、【シマノフリー】のホイールに限った話であって、【カンパフリー】のホイールにはシマノのスプロケは何速だろうと付けられませんが。

なので現行モデルのどのホイールを買っても、クラリスでもソラでも使えます。
安心してください。
入りますよ。

中古でホイールを買う場合には、これが当てはまらないことがあります。
具体的には【10速専用】というホイールです。

これは上に書いた、デュラエース~105の10速スプロケの話とリンクするのですが、過去には【10速専用】というホイールが存在していました。
この【10速専用】ホイールなんですが、10速でもデュラエース~105のスプロケは使えるのですが、ティアグラ10速のスプロケは入らない構造になっていました。
先ほど書いた、スプロケがスペーサーで分離できるという構造が、こういう違いに現れています。

しかしながら、10速専用ホイールなんて今は流通していませんし、ヤフオクなどでもほぼ見かけません。
なので中古でホイールを買う場合は要注意ですが、新品のホイールを買う場合には、どれを買っても8-11s対応と考えていいです。

なんで通販サイトが【10/11s対応】と紛らわしいことを書くのかですが、これの理由はよくわかりません。
わざと8s9sを書かないことで、ついでにコンポの組み換えまでさせてしまうおうという魂胆があるのかないのかは知りませんが、結論から言えば

現行モデルのシマノフリーのホイールを買った場合、どれを買っても8s~11sまで対応しているし、別売りでスペーサーを買う必要もない

こういうことです。

ちなみにですが、【シマノフリー】とか【カンパフリー】というのは、スプロケ取り付け部(フリー)の種類です。
なのでカンパニョーロのホイールであるゾンダには、シマノフリーとカンパフリーの二つのホイールが存在し、シマノのスプロケを使いたいならシマノフリーのゾンダを買ってくださいという意味です。


Campagnolo – Zonda (ゾンダ) C17 ホイールセット

重量 1596g(ペア)
リムハイト F25mm、R30mm
対応タイヤ クリンチャー
23cタイヤ ×(25C以上)
スポーク数 16/21
対応スピード シマノ8-11s




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