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初めてのロードバイクがCANYON(キャニオン)ってどう?初心者には向かない??

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結構多く寄せられる質問なのですが、【初めてのロードバイクでCANYONって大丈夫ですか?初心者には向かないですかね?】と聞かれることがあります。
キャニオンというとドイツの通販専門のメーカーです。
プロチームにも供給しているメーカーですし、性能的には悪くありません。
通販専門なので安く買えるというメリットもあります。



どんなものでもそうですが、メリットがあればデメリットもあります。

キャニオンのメリット

キャニオンのメリットですが、他社の同じようなスペックのバイクに比べて安いということがあります。

 

例えばですが、キャニオンのエンデュランスバイクで最安の【ENDURANCE AL 6.0】を見てみます。
このバイクですが、アルミフレームにティアグラ(4700)を装備、ホイールはマヴィックのアクシウムという構成で99,000円です。
タイヤもコンチネンタルのグランプリSLですし、もし他社が同じ構成でこれを売り出したら、14万程度にはなるのではないでしょうか?

 

アルミフレームもフレーム重量1390g、総重量8.6キロとなっていて、10万以下でこれが買えるのは驚きです。
フレーム重量1390gというと、スペシャライズドのアレーと同じくらいの重量です。

 

ただし送料と輸入消費税がかかるはずです。
輸入消費税についてはこちらをご覧ください。
http://roadbike-navi.xyz/archives/990

デメリット

デメリットとしては以下の点が挙げられます。
・ショップで購入時に行われるセッティング、ポジション出しは自分でする必要がある

・メンテナンスも自分でやるか、他店購入車を受け入れてくれるショップを探す必要がある

・初期不良やディレーラーハンガーの破損などでは、いちいち海外と連絡を取らないと行けず面倒

これらについて解説します。

・ポジション出しは自分でする必要がある

これについてですが、初心者さんは実際に跨ってみても何が合っていて何がおかしいかが判断できません。
ショップで購入したときは店員さんがアドバイスしながらポジション出ししますが、それを自分で行う必要があります。

 

要は店員さんが見てアドバイスという客観性がないということです。
ただしワイズロードなどの有料フィッティングサービスを受けることは可能なので、お金を出せば見てもらうことは不可能ではありません。

 

また自分でステムなどを弄ったりもそこまで難しい作業ではないのですが、例えばステムを交換した後はヘッドパーツのガタがないかの確認などが必須です。
恐らくこのガタの感覚が、何をもってガタなのかがわかりづらいかと思います。
http://roadbike-navi.xyz/archives/902

 

そういう点を自分でする必要があるのですが、やり方自体はネットや本で探せばわかります。
問題なのは、何をもって異常と判断するかであって、異常がわからないと正常もわかりません。
難しいのは異常の判定というところでしょうか。



・メンテナンスは自分で、もしくはキャニオンOKの店を探す

上にも書きましたが、自分でやる場合は異常と正常の判定をどうやってやるかということです。
これがなかなか難しい。
例えばですが、クイックの締め付けもどれくらいが正常かと聞かれても、感覚的なものなので答えにくいです。
レバーを締めるときに、グッと力を入れて手に跡がつく程度と私は言いますが、難しいですよね。

 

あと、世の中の自転車屋の中にはキャニオンお断りという店もあります。
他店購入車全般を見ないという店もありますし、キャニオンの場合通販で買ったことがバレバレなので一律お断りという店もあります。

 

国内通販で買ったロードバイクも自転車屋によってはお断りされますが、国内通販で例えばビアンキやメリダを買った場合、自転車屋にどうしてもメンテナンスを頼みたいなら【ほかで買ったものですが最近引っ越してきまして、こちらで見ていたけませんか?】と言えば通販で買ったことは全く分かりません。
キャニオンの場合、誰がどこで買っても通販以外では買えないので、嫌がる店もあります。

・初期不良やハンガー折れなどでは海外と連絡する必要があり面倒

確かキャニオンにも日本のサービスセンターがあったはずなので、日本語で対応できるとは思いますが、自転車屋に預けて任せられるメーカーに比べるとやや面倒です。

自転車屋がキャニオンを嫌がる理由

自転車屋にとってみれば、キャニオンというメーカーは面白くないと思っている人もいると思います。
なぜなら、自転車屋の利益にならないからです。

 

一般的なメーカーに比べてキャニオンが安い理由ですが、流通経路を大幅に省略してコストダウンしているからです。

 

一般的なメーカーはこういう流れでお客さんの元に行きます。

メーカー ⇒ 代理店 ⇒ 自転車屋 ⇒ ユーザー

 

この流れでは、メーカーと代理店の間に中間手数料が発生しますし、代理店と自転車屋の間にも中間手数料が発生しています。
なのでユーザーの元に行くまでには値段が跳ね上がります。

 

一方のキャニオンは、

 

メーカー ⇒ ユーザー

 

代理店や自転車屋を排除してしまったので、途中の中間手数料がなくなったわけです。

 

安くできるならほかのメーカーも直販にすればいいのに・・・と思う人もいるかもしれませんが、マーケティングという面で見ると代理店や自転車屋がないとユーザーに浸透しづらいのです。
代理店も広告を打ちますし、自転車屋にそのメーカーの自転車が並んでいるというのも宣伝効果です。
キャニオンはそういうものを排除しているというわけですね。

 

自転車屋からすると、キャニオンみたいなメーカーは何ら利益を生まないので、お断りという店もあるわけです。

 

たまにこういう自転車屋の姿勢を非難する人もいますが、自転車屋の方針は自転車屋が決めることであって、嫌なら行かなければいいだけです。
寿司屋の中でも高級店ではサーモンを置いていませんが、これは店の方針です。
サーモン食べたいならほかに行ってくれというわけですね。

初心者にはキャニオンは向かないのか?

これについてですが、自分でメンテナンスできるという自信がある人とか、機械いじりが好きという人には向くと思います。
機械いじりが好きな人は、自分で何とかしようと考えたり調べたりしますから。

 

逆に向かないのは、細かいことを気にしない人や、不器用な人でしょうか。
ロードバイクはメンテナンスしてこそまともに走りますが、メンテしないと性能は劣悪です。
上に書いたヘッドのガタでも、数ヶ月でガタが勝手に出てきますが、それを放置するとヘッドパーツを痛めてしまいます。
ヘッドパーツの交換はなかなか面倒ですし、そうなる前に自分できちんとメンテナンスする必要があります。

 

私の知人ですが、生まれてこの方完成車を買ったことがないという人がいます。
この人は最初の一台目から自力でフレームから組み上げていますし、ホイールも手組で自力で組んでいます。
ただし、このためにはかなりのお金を使った模様・・・
要は弄るのが好きで、自分でやってみたかったということですね。
この人の場合は【乗る楽しみ】と【作る喜び】の二つがロードバイクにあるんだと思っています。

 

なので弄るのが好きという人はキャニオンでもいいと思いますが、メンテナンスは苦手とかそういう感じなら、あまり向かないかもしれませんね。


Bianchi(ビアンキ) 2018年モデル ARIA105 (アリア105)[エアロロード][ロードバイク・ロードレーサー]




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