あなたのロードバイクの【振動吸収性】を上げるための7つの方法。

ロードバイクは細いタイヤなのでどうしてもママチャリやクロスバイクと比較すると、振動吸収性が悪いというのが特徴です。
その代わり、速く走るために特化しているとも考えられますが、時折、【もう少し振動吸収性を上げることができないか?】という相談を受けます。



これについてですが、ある程度は可能です。
振動吸収性を向上させるためにできる7つの方法を書きましょう。

ロードバイクの振動吸収性

ロードバイクにはフレームがあって、ホイールがあって、タイヤがあって・・・と様々なパーツから成り立っているのはご存知だと思いますが、主に振動吸収性を担っているのはどこでしょうか?

正解は、タイヤです。
ロードバイクのパーツの中で、強烈に振動を吸収したり減衰したりできるのは、唯一のゴム製品でもあるタイヤ(&チューブ)です。

次に振動吸収性を担っているのは、ホイールと言われています。
ホイールはアルミやカーボンのリムをスポークで引っ張り合っている構造になっていますが、この構造によりホイールも振動を吸収します。

フレームの振動吸収性は微々たるもの、とも言われたりしますが、振動吸収性がいいと言われるフレームと、剛性が高いと言われるフレームは、やはり乗り比べると差がわかるものです。

しかし、ゴムで出来ていて、なおかつ空気が入っていてエアクッションのように働くタイヤ&チューブは、振動吸収性の大半を担っていると考えていいでしょう。

振動吸収性を上げるためにできる5つの方法

さてここからは実践編です。
振動吸収性を上げるために出来ることをいくつかご紹介いたします。

空気圧を下げる

これはノーマネーで完結する手法ですが、適正空気圧の範囲内で、空気圧を下げます。
とりあえずいつもより0.3Bar程度下げてみるだけでも、振動吸収性の違いがわかると思います。

あまり低くなりすぎると、転がり抵抗の悪化やリム打ちパンクしやすくなるなどの弊害が出る可能性もありますが、ほとんどの人は空気圧が高すぎる傾向にあるので、これだけでも振動吸収性の向上はわかるでしょう。

タイヤを変える

タイヤにはいろんな種類があり、硬めのタイヤ、柔らかめのタイヤなど様々あります。
私が感じている範囲では、コンチネンタルのグランプリ4000s2はやや硬め、ミシュランのPRO4シリーズは柔らかめ、ヴィットリアのコルサはその中間という印象です。


Vittoria – Corsa (コルサ) G+ グラフェンフォールディングタイヤ


Michelin – Power Competition フォールディングロードタイヤ (700x23c)

チューブレス化する

振動吸収性を上げたいのであれば、チューブレスタイヤにするのが一番効果的です。
ただし、ホイールがチューブレス対応ホイールでないと不可能です。

代表的なところでいうと、シマノのWH-RS500(旧アルテグラ)とか、マヴィックのキシリウムエリートUSTあたりがオススメです。

Mavic【マビック】Ksyrium Elite UST Clincher Tubeless Road Wheelset 2018

両方ともにチューブレス対応ホイールですが、スペック的には差があります。

キシリウムエリートUST RS500
重量 F665g、R855g

ペア1520g

F705g,R944g

ペア1649g

リムハイト F24mm、R26mm 24mm
スポーク本数 F18,R20 F16,R20
対応タイヤ チューブレス、クリンチャー チューブレス、クリンチャー
23cタイヤ X(25c以上)
付属タイヤ イクシオン プロ UST

260g

なし

まず、重量差はそれなりにあります。
ここはキシリウムエリートUSTが圧勝という感じでしょうか。

次に、マヴィックの場合、タイヤが標準装備で付属していきます。
なのでタイヤを買う必要はありません。

ここが大きな差になりますが、タイヤの脱着はキシリウムエリートUSTのほうがラクチンです。
というのも、チューブレスタイヤの場合、ナローリム(C15)よりもワイドリム(C17)のほうが脱着しやすいです。
キシリウムエリートの場合は、付属タイヤについては素手でも嵌めることが可能です。
他社タイヤは相性によります。

キシリウムプロUSTと他社タイヤの相性はどうなのか?【タレコミ情報】

RS500のほうについては、タイヤの脱着が苦手な人はコツをつかむまでは苦労するかもしれません。

チューブレスタイヤの場合、構造的にリム打ちパンクが起こりません。
そのため低い空気圧で運用できるというメリットもありますが、振動吸収性の良さはビックリするほど変わります。

手組ホイールにする

最近は完組ホイールばかりなので手組ホイール自体が少ないのですが、手組ホイールにしてスポーク数を多めにし、スポークテンションを上げ過ぎないようにしてもらうと振動吸収性は上がります。
ただし最近はホイールを組めるショップ自体が少ないので、まずは手組ホイールに詳しい店を探すところから始まります。

これはどうしてもチューブレスタイヤが嫌だから、クリンチャーで運用したい人向けです。
チューブレス化したほうが振動吸収性は上がります。

マヴィックが出している手組用リムに、オープンプロUSTというチューブレス用リムもあるので、これをスポーク数多めで組むのも面白いかもしれません。

ラテックスチューブに変える

ラテックスチューブにすると、振動吸収性は上がります。
ただし、ラテックスチューブにしてもかなりの高圧まで空気を入れて使うと、良さは全く分かりません。

ラテックスチューブの場合、唯一のデメリットがあるのですが、自然な空気抜けが著しく早いです。
12時間で1Bar程度とも言われますが、毎日空気を入れないと使えないと思ったほうがいいでしょう。

特にSOYOのラテックスチューブは転がり抵抗も良く、振動吸収性もかなりいいのですが、ラテックスチューブの中でも著しく空気抜けが早いので、レース専用と考えたほうがいいかもしれません。

ソーヨータイヤ(SOYO TYRE) ラテックスチューブ LATEX TUBE W700×23~~25C 仏式
SOYO TYRE(ソーヨータイヤ)
売り上げランキング: 36,645

私はヴィットリアのラテックスチューブを使っています。
安いし、振動吸収性も良いです。

Vittoria – ラテックスインナーチューブ

ちなみにですが、ほとんどのカーボンクリンチャーリムの場合、ラテックスチューブは使用不可です。
これはカーボンリムだとブレーキ熱がこもりやすく、なおかつラテックスチューブは熱に弱いからです。
普通にパンクします。

バーテープやハンドルを変える


ハンドル(バーテープ)は直に手が触れているので、手に振動が伝わってきます。
なので振動吸収性がいいバーテープに変えるだけでも振動が減衰しているのがわかります。

私は今、リザードスキンズの3.2mmのバーテープを使っていますが、振動吸収性は結構いいです。
グリップ力も高くオススメの一本です。

リザードスキンズはサイクリングエクスプレスで買うのが一番安いのですが、送料がかかるので注意。
何かと組み合わせて買う分にはお買い得なんですが・・・

Lizard Skins【リザードスキンズ】DSP 3.2mm バーテープ

【インプレ】Lizard Skins(リザードスキンズ) のバーテープ!高いグリップ力を誇るオススメのバーテープ。

ハンドルとバーテープの中に入れるゲルクッションもありますが、これも効果的でしょう。

プロ(PRO) ハンドルバー用ゲルパッド R20RAC0087X
プロ(PRO)
売り上げランキング: 70,720

ハンドルについてですが、カーボンハンドルにするとそれなりに振動が減衰している感じがします。
ただ、私の感覚では、いいバーテープを使ったほうが効果的な気がします。

いろいろと有名なSACRAさんのハンドルは、振動吸収性に特化したものがあるようです。

SACRA DBサースター カーボンドロップハンドル バークランプ径:31.8mm 振動減衰機能付

サドルを変える

私自身はあまりお勧めしていない手法なのですが、サドルを変えることで振動吸収性が向上することもあります。
振動吸収性というよりも、お尻への負担という意味合いが強いのですが、シートポストを変えるよりもサドルのほうがまだ変化がわかりやすい気がします。

個人的にオススメしていないという理由ですが、サドルの場合お尻との相性が大きく関係するので、振動吸収性がいいと言われるサドルでもお尻の形状にフィットしないと地獄そのものだからです。

ここのサドルがいいという噂を聞いたことがあるのですが、正直なところよくわかりません。

Morgaw(モウガウ) Forsage サドル カーボンレール Black BLACK
Morgaw(モウガウ)
売り上げランキング: 170,549

サドルについてですが、ちょっと角度を変えるだけでも快適性は大きく変わります。
それが振動吸収性と関係するかと聞かれると微妙なんですが、快適性が変わるので結果的にヨシという感じです。

いろいろと振動吸収性を上げるための方法はありますが、乗り心地が硬くて困っているという人は是非試してみてください。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする