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エアロロードのビアンキARIAだと、超強風下でも楽ですか?【質問いただきました】

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ビアンキのエアロロード、アリアについて質問を頂きました。

向かい風に異常に弱い初心者です。
特にかなり強い向かい風が吹くと、全然進みません。
あるサイトを見ていたところ、サイクルエキスポ2019でビアンキのアリアの試乗をしたという記事がありまして、「向かい風なのに風に押されない」と「高いエアロ効果を発揮しながら、着実に速度を上げていく」などと書いてあったので、エアロロードが気になっています。

実際のところ、エアロロードだとかなり強い向かい風でもかなり楽になるのでしょうか?

※実際のサイト名&URLが記載されていましたが、こちらの判断で割愛させていただきます。





回答いたします。

うーーーん・・・


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エアロロードの持ち味と言うのは、そのまんまでエアロですよね。
私はサイクルエキスポには行ってませんが、噂で聞いた範囲ですが、かなり強い風が吹いていて、カラーコーンが倒れたり、試乗も中断したりしたと聞きました。

 

どれくらいの風速だったのかは知りませんが。

 

ただ、私が聞いた範囲ですが、サイクルエキスポ2019で試乗した人の中には、【向かい風がやばすぎて、インプレなど何か評価できるものは全く無かった。単に乗れたという満足感のみ】と言ってました。

 

で、先に書きますが、ロードバイクの空気抵抗で最も大きいのはどれでしょうか?
フレームですか?ハンドルですか?ホイールですか?

 

答えは当然ですが、乗っている人間自身ですよね。
コレに異論がある人はいないと思います。

 

私も向かい風は嫌いですが、風速8m/sあたりを越えると、向かい風セクションだと何をどうやってもほとんど前に進んでいる感覚はありません。
サイコン見ると、時速20キロ以下まで落ちていることすらあります。

 

エアロフレームも当然ですが、空気抵抗を減らす効果はあります。
ホイールも当然ですがありますよね。

で、圧倒的に大きな空気抵抗は人間自身ですので、超強風下の場合、エアロフレームだろうと正直よくわかんないレベルでつらいです。
ほんのわずか、楽だと感じる人もいるでしょうけど、超強風下だと私にはさっぱりわかんなくなると言うのが本音です。

 

ずいぶん昔に、ビアンキのアリアに試乗しています。
http://roadbike-navi.xyz/archives/4489

 

試乗した場所が高層ビルに囲まれたエリアだったのですが、高層ビルの間の道路だと、ビル風がかなり強くて、エアロと言っても正直さっぱりわかりませんでした。
ビル風が来ないエリアに行けば、個人的には好きな乗り味のフレームだと感じましたが、超強風下ではつらいものはつらい。

 

それは、そういうもんだと思います。
人間のほうが空気抵抗が大きいのは誰でもわかることです。

 

劇的にラクになるかと聞かれると、答えはノーです。
多少ラクに感じ取れる可能性は、あります。
ただし、劇的な変化を期待するのであれば、個人的には費用対効果の面ではかなり微妙だと思うので、オススメはしません。

コマーシャルですので・・・

まあ、いまだにこんなサイトがあるんだなぁと驚きますが、要はひたすら持ち上げる記事を書いているだけのコマーシャルサイトのようです。
他の記事も読ませていただきましたが、正直なところ絶対にあり得ないことも多々書かれています。

 

例えばですが、サイクルエキスポの試乗コースは、短い距離の周回コースです。
そしてほかにも試乗している人はたくさんいます。

 

そんな中、例えば

トップギアで速度を出してみた

絶対にあり得ないですよね。
もし本当にトップギアで乗ったなら、大迷惑ですよ。
マナーもへったくれもない、クソ野郎ですよね。
ほかの試乗している人なんて、20キロ台とかそんな速度しか出さない中、一人だけ狭い空間で50キロとか出すんですかね?

 

あと、こういう試乗コースって、かなり舗装状態がいいところです。
振動吸収性なんて、ほとんどわからないレベルです。
また、ロードバイクの振動吸収性のほとんどはタイヤに依存しますが、試乗車のタイヤの空気圧は、予めスタッフがセットしていて、試乗する人は一切弄れません。
自分に最適な空気圧なのかもわからない状況で乗って、なんで振動吸収性を語れるのかは不思議です。

 

これはいつも書いていることですが、ほぼ無風だったとしても、こういう試乗会では評価できるほどの情報ってなかなか得ることは難しいです。
せいぜい、好き、何となく好き、あまり好きじゃない、程度の三段階なら試乗後に言えそうですが、記事にできるほどの情報を感じ取ることは無理です。
4つほど乗って、どれが一番好き、と言うのなら言えるかも知れません。

 

短いコースを周回して、短時間で何がわかるのかと言うと、せいぜい好きかどうかくらいでしょう。

 

今回質問で頂いたサイトについては、時々当サイトに質問が寄せられます。
書いていることがおかしい気がするけど、どう思う?というのが多いです。

 

つまり、乗った満足感だけで脳内での妄想が広がり、妄想の結果、誇張して書いてしまうという残念極まりないサイトだと思ってます。

 

要は単なるコマーシャルに過ぎず、信憑性はほとんどないということですね。

エアロロードの空力は良い、しかし


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ただし、多少なりともエアロフレームの場合には、空気抵抗を軽減しているのは間違いありません。
なので超強風下で乗った場合に、疲労感の差などは出る可能性はあります。

 

しかしながら、かなり強い向かい風の中では、何に乗ってもつらい、前に進みづらい、という現実だけはひっくり返すことはできません。
私は通勤時は、駅まで電動アシストのママチャリですが、超強風の向かい風だと、電動アシストでも進みづらいもんですよ。
電気の力で稼動してくれてますが、それ以上に向かい風が強すぎると、やっぱ進みづらいのは間違いありません。

 

これは自然界では当たり前の物理法則ですが、向かい風が来た場合、当然ですが後ろに押し戻す力が常に働いているわけです。
それをいかに軽減するかですが、正直なところで言うと、下ハンドル握って走ったほうが、むしろ効果としては体感しやすいでしょう。
それだけ、人間の空気抵抗は大きいのです。

 

風速4m/sくらいであれば、向かい風でのエアロ効果も感じやすい気がしますが、超強風の向かい風の場合、なにをどうやってもつらいのは変わらないと思います。

 

今の時代、ネットで探すとかなりのインプレ記事がヒットします。
その中で、本当に信頼できそうな記事って少ないです。

 

信頼できそうな記事が少ないという意味には二つありまして、1つは記事自体が誇張しすぎているケースです。
もう1つは、厳密には記事の信頼性とは関係ないのですが、そのインプレがあなたにも当てはまるのかはわからないということです。

 

ちょっと前にあるフレームについて【剛性が低いと聞いた】というメールがありましたが、この【剛性が低い】というのは何ら意味を持ちません。
何と比較して剛性が低いのか次第ですので。
比較するものが無く【剛性が低い】と言われても、だからなんなんだ?という話にしかなりません。

 

人それぞれ、必要とする剛性って違うんですね。
デュラエースC24は剛性が低めなホイールとして有名ですが、何と比較しているかというと、同じくらいのリムハイトのアルミホイールが対象です。
しかし、C24でも剛性は十分という人もたくさんいます。
人それぞれ必要とする剛性は違いますので。

 

ちょっと話は逸れましたが、エアロロードだから強い向かい風で劇的な変化をもたらすというのは、あまりないと思ったほうがいいでしょう。
多少楽になるかもしれない、という期待感を持つのはいいと思いますが、超強風だと差はわからないレベルです。
超強風下では、フレームが何であってもつらいのは同じだと思います。


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コメント

  1. 勝野 仁士 より:

    いつも楽しく、納得しながら読まさせてもらってます。
    確かに人間が一番空気抵抗大きいですね。TTバイクみたいな極端な前傾姿勢なら進むと思いますが、普通のバイクでは無理ですよね。皆さんエアロロードバイクがすきなようですね。確かにかっこいいです。で、空力うんぬんですがが、高速走行にて効果はあると思いますが、低速では?????てす。
    あまり空力とかは考えないほうがいいですね。
    そこで、本題ですが、僕は初心者はエアロロードは避けたほうがいいと思っていまして。
    と言うのも、めちゃくちゃ横からの突風に弱いです。あの平べったいフロントフォークにモロに風を受けて、ハンドルとられました。まともに真っすぐ走れないです。初心者さん、突風の中いきなりエアロロードに乗ったら怖いと思いますが、どう思われますか? 私は、以前は、オールラウンドのノーマル形状のフレームでしたが、現在はセミエアロのフレームです。セミでも、フロントフォークの横側の面積は2倍ぐらいあります。もっと大きな面積のフォークを持ったエアロロードありますが。どうですかね?

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      今は空力至上主義の人が多いですよね。
      その前は剛性、その前は軽量化がトレンドだった気がしますが・・・

      そんなに横風に弱いんですね。
      エアロロードは試乗程度で乗ったことしかありませんが、ディープリムで横風に弱いのはわかってましたが、フレームでもそんなに違うんですね。

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