GORIXの輪行袋について、ごッつ株式会社から商品の提供を受けて使ってみたわけですが、読者様プレゼント企画でも、不満の声として
どっち向きに入れるのかすらわかんない!
このような声を頂いています。
コツに気が付いてからは、時間もかからずに入れることができるようになったそうですが。
このGORIXの輪行袋、アマゾンのレビューでも低評価が目立つのですが、多い声としては
このような声もいくつか出ています。
ただし、これについては明確に否定します。
私のロードはホリゾンタルトップが551mmと大きく、私も身長は180センチくらいです。
LOOK765のサイズMが、むしろ余裕で入ります。
袋が小さいと思った方は、使い方を間違っています。
なので正しい使い方について、詳細に解説していきます。
まず、ロードバイクの解体から
これはどの輪行袋でも、ある程度共通のことです。
今回は初心者向けに、かなり詳細に書きます。
まず、バイクをひっくり返したほうが作業はしやすいです。
ギアの位置はアウター×トップにします。
アウターで、
トップへ。
アウターに入れる理由ですが、逆にインナーに入っていると、チェーンリングの歯が剥き出しになってしまうので、怪我の元になるからです。
トップに入れるのは、単にホイールを外しやすくするためだけのこと。
ブレーキアーチを開放します。
ホイール外して、スプロケカバーで覆います。
クイックについては、抜いたほうが確実かもしれませんが、抜かなくても袋詰めは可能です。
今回は抜いていません。
今晩はヌキません!
ここまでは、どの輪行袋でも同じです。
ハンドルは、反駆動系側に切ります。
この状態ではまだ不安定なので、壁に立て掛けるようにしながら作業したほうがいいかと。
あと、ペダルの位置が重要です。
ペダルが地面と平行になるようにセット。
間違ってもこんな位置になっていると、
クランク&ペダルが上に突き出ている分、袋が閉まりません!
フレームカバーの位置
フレームカバーをどこにつけるか、横型は分かりづらかったという声がありました。
フレームカバーを付ける位置は、フレームと車輪が触れる位置です。
で、極論すれば、車輪のうち、タイヤ(=ゴム)がフレームに触れている分には、キズにはなりづらいです。
問題は、フレームとリムが接触するとか、スプロケとフレームの接触点です。
いろいろ試したのですが、スプロケがこの位置、つまりシートチューブとトップチューブの交点付近に来るようにセッティングするのが良さそうです。
なので、ここに一枚フレームカバーを巻きます。
次に車輪を置いて見て、フレームと接触する点に付けてみます。
ダウンチューブのところですね。
ただし、ここはリムというよりもタイヤが接触している感じでした。
トップチューブのほう、最初フレームカバーを付けずにセットしてみたら、
フレームとリムが接触している雰囲気だったので、トップチューブにも巻きます。
チェーンステイとチェーンの交点にも巻いてみました。
ただここについては、無くてもいいかもしれませんし、フックなど他のパーツでも行けるはず。
ちなみにうちにはなぜかフレームカバーが3枚しかなかったので、チェーンステイは諦めました。
その代わり、リアディレーラーをロー側(内側)に動かして、チェーンステイとの干渉を減らしてます。
きっちり保護したいならフレームカバーは4枚、最低でも2枚は必要な気がします。
バンド止め
車輪を固定するバンドは、3本必要です。
フレームに傷を作らないコツとしては、とにかく動かないよう固定すること。
フロント側2本と
リア側に一本です。
バンド止めのときのポイントですが、バックル部が曲面に来るようにしてしまうと、きちんと締めつけることができません。
なので曲面にバックルが来ないようにします。
ハンドルはスポーク間に収めて固定かと。
バンド止めの際、マルトのバンドを使う人もいるかと思いますが、
確かに便利ではありますが、ガチャガチャ動いて傷の原因になるので、バックル付きのバンドがマスト。
便利だということは、だいたい何かほかの機能を犠牲にしています。
印象としてですが、まずフロント側を二本でしっかり固定し、フロント側がしっかり固定されているのを確認後リア側を一本で締め上げたほうが固定しやすい感じがします。
袋詰め
まず、ラインが入っている側がリアです。
ラインが入っているほうがやや大きくなってます。
ジッパー開けて袋を広げて、ラインが入っている側にリアディレーラーが来るようにサドルを置きます。
とりあえず、最初は何となくの位置で置いていいです。
で、この袋、まず入れないといけないのは、ハンドル、STI付近です。
車輪をセットしてない状態ですが、ハンドルを切っているので、STIが前に飛び出ているわけですが、ここを輪行袋の角にきちんと納めないと、袋が小さくて閉まらないという誤解を生みます。
なので、まずはSTIが袋の角にきちんと収まるように入れます。
で、袋の角にSTIが収まったなら、次は一度フレームを持ち上げて、袋をリア側に引っ張って袋の余りを取ります。
そういうわけで、最初はなんとなくテキトーな位置にサドルを置いていいと書いたわけです。
袋の先端はSTIで引っかかっているので、フレーム持ち上げて袋を後方に引っ張るようにしたほうがやりやすいかと。
フレームのセンターと袋のセンター(ジッパー)を合わせて、あとは閉めるだけです。
フレームサイズ55でも余裕で入ります。
袋が小さいという人は
袋が小さくて閉まらないというレビューがアマゾンで多かったのですが、STIが袋の角に収まっていないか、ペダルが水平になってないかのどちらかでしょう。
STIが袋の角に入ってないと、
袋全体的な余裕がないので、閉まらないです。
またペダルが水平ではなくこんな位置なら、
クランクが飛び出ているので絶対に閉まりません。
最初に一番前に来ているSTI部分を袋の角にしっかり収まるようにすることと、ペダルの角度さえ間違えなければ、むしろ袋には余裕があります。
特にSTI部分をしっかりと袋の角に収めていないと、永久に閉まらないでしょう。
ここに気が付けるかどうかで、この袋の価値が大きく変わります。
ただ、これはどの輪行袋でも同じというか、よく、
このようなレビューはあります。
こういう場合、まず間違いなく使い方を間違ってます。
どの輪行袋でも、袋が余るようにしてしまうから閉まらないだけなので、袋が小さくて入らないという方はどこかで袋が余ってないかを確認するのが第一です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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