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ママチャリ乗りの自分と、ロードバイク乗りの自分は違うもの。

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私は通勤のときは、電動アシストのママチャリで駅まで行きます。
距離にして3.8キロ、帰りは勾配13%の登りが200mくらい続く場所があったりするので、普通のママチャリでは登れません。

 

一方、休みの日はロードバイクで走ります。
一日に走る距離は100キロちょっとのことが多いです。

 

で、ママチャリに乗るとの、ロードバイクに乗るのでは目的が違うことは明らかです。

走行と通行

通勤で駅まで行くのにママチャリに乗ることは、走ることに喜びがあるというよりも、単なる手段にすぎません。
一方、ロードバイクで走る時は、走ること自体の楽しみが大きいわけで、移動手段という扱いではありません。

 

これを敢えて分離すると、ママチャリに乗るのは【通行】、ロードバイクに乗ることは【走行】なのかなと。
分離する必要があるのかということや、通行も走行も同じじゃね?と思う人もいるかもしれません。
ここからの話をする上で、ここは敢えて分けたいので。

 

通行のほうのママチャリですが、目的地(駅)が決まっているので、多少ルートを変えることは可能と言えば可能ですが、あまり選択の余地があるわけではありません。
一方の走行であるロードバイクは、目的地が決まっていたとしても、走る道路は選択肢が広がります。
特に何時までに着かないといけない、などの制約もなければ、走ること自体に楽しみを感じているから。
だから、

 

管理人
管理人
この道路はロードバイクが走りにくい(狭い)から、他の道にしよう。

 

こういうことはザラです。
通行のほうのママチャリでも、ここはママチャリが通りづらいから、と避ける道はなくはないですが、ロードバイクに比べて距離自体も短いし、注意して走ればいいやという考えもあります。
そもそも道の選択肢がほとんどないですが。

 

で、ちょっと前に自転車道について記事を書いたのですが、
https://roadbike-navi.xyz/archives/12212/

 

ここ最近、自転車道整備事業だったり、苦肉の策の自転車ナビラインだったり、行政もいろいろ動いてます。
こういう政策は、基本的な考えとして、【自転車は車道!】と言っても歩道を走る自転車が減らないことが1つの要因になります。
まあ、【やむを得ない場合は歩道走ってもいいよ】と法律上はなっているので、それ自体が違反だとは思いません。
ただし、歩道走るなら徐行しろよと思いますが。
つまり、政策のほとんどはママチャリを何とかしろというものです。

 

歩道から自転車を分離させて・・・となるわけですが、こういうことで整備された自転車道は、ママチャリの通行を想定して作られるので、ロードバイクにとってはホントありがた迷惑です。
前に取り上げた、国道16号の相模原の自転車道も、
https://roadbike-navi.xyz/archives/9746

この部分、車道をロードバイクで走ると、通行区分違反になってしまいます。
なので法律に則れば、この自転車道が現れたら、車道からこの自転車道に入らないといけないわけ。

 

道路交通法上は、ママチャリもロードバイクも、【普通自転車】と一括りにされます。
実際、当サイトの読者様がこの国道16号で警察に注意されたらしく、私もこの道路は恐らく100回以上は通行しているので、警察にも確認しました。
詳しくは上のリンク先を読めばわかりますが、ここは間違いなく自転車道を走らないと通行区分違反とられます。
しかもここ、相模原署の目の前ですし。
この道路をロードバイクで走ったことがある人はわかると思いますが、多くのロードバイクは突如現れる自転車道なんかに目もくれず、普通に車道を走ると思います。
違反だと気が付かないでしょうし。

 

ここの自転車道を走るなら、仕方ないので徐行するしかないですよね。
こんな自転車道を、時速35キロとかで走ったらどうなるかは、誰にも想像つきますので。

 

ちなみに私は、この話を聞いて以降、この道路自体を通ることをやめました。
ロードバイクで【走行】する分には、走りやすい道路を選んで迂回したほうがマシと判断したからです。
あと、根本的なところで、ママチャリ乗りを信用してないからということもあります。
こっちがいくらルール通りに走っても、対向車がルール無視ならどうしようもないですし、そんな奴がロードバイクにぶつかってきても、どうせ逃げるのがオチです。
車道をママチャリで走っていても、毎日のように逆走自転車に出くわしますし、根本的なところでは

管理人
管理人
ママチャリは違反走行が多い上に、どう動くか予想しづらい奴らが多い

信用してません。

 

ただし、もしこの自転車道の近くに住んでいて、ママチャリとして【通行】しないといけないようでしたら、歩行者と分離するというのは悪くないアイディアだと思います。

※ここで書く自転車道とは、サイクリングロードの話ではなく、一般公道に作られる自転車道です。

自転車道、個人的にはどうかと思ってまして

前回書いた記事ですが、

自転車道について、ご意見いただきました。
先日取り上げた、自転車道で自転車同士が正面衝突したというニュースですが、 ご意見いただきました。 ただし、ご意見の内容なんですが、他人のツイッターでの書き込みをみて【どう思うか?】という話だったので、そのツイッターの中身だけ紹介します。 ・...

どうも読んで誤解した人がいるようなんですが、この記事、国の政策に文句付けるな!とか行政の政策に意見しても無駄とか、そういう意味ではありません。
結論は一番最後に書いてますが、

ママチャリをどうやってまともにさせるか、そっちのほうが本質的な問題な気がします。
歩道を爆走する自転車がなく、法律どおりに歩行者がいたら一時停止したり徐行していれば、こんなクソ政策の自転車道が作られることもなかったかもしれません。

結局、記事で言いたいことって、これです。
要はママチャリが歩道で爆走していて危ないという現実があったわけで、それ自体は徐行義務に違反します。
私がママチャリで駅まで【通行】するときは、ほとんどが車道を走ってますが、一部歩道を走らざるを得ない場所もあります。

 

当たり前ですが、歩道は徐行しますし、間違ってもベルで歩行者をどけようとすることもありません。
一部、バス停でバス待ちの人が多くなる場所があるのですが、そこを通過するときは一度降りて通行するときもあれば、【すみません、通ります】と声を掛けることもあります。

 

そしてそのすぐ後ろから、クソママチャリがベル鳴らしながら、かなり狭い隙間を強引に突破するわけですよ。

 

管理人
管理人
死ねよ

 

これが本心です。
歩道では法律に則って、徐行したり歩行者の安全を最大限に考えていれば、普通に通れます。
法律違反して爆走するようなヤツラが多いから、行政はこんなクソ自転車道を作ったりするわけ。

 

なので記事で言いたいことは、そもそも法律に則って走れよ!というほうでして、法律に則らない奴が多過ぎるから仕方なく行政がこんなもん作ったわけでマジ迷惑。
国の政策にイチャモン付けても無駄だ!とかそんなしょうもないことを言うつもりもありません。

 

思いっきり、ツイッターでディスられていると教えて頂きましたが。

 

この記事でいちばん嫌な部分は、行政がこういう方針だから市民がいくら要望しても無駄だという社会観です。意見を差し挟む余地がないほど行政が完全で正しいと信じているのでしょうか。

そんな社会感、全くないんですが。。。
嫌ですね、こういう謎の決め付け。
書き方が悪くて伝わってないのか、読み方が悪いのか知りませんが、行政の考えはこうであって、それを招いたのはママチャリの自業自得でしょ?ということを言いたいわけ。
そして、そんな背景があって作られた自転車道に、インフラが悪いとか言っても、行政は聞く耳持ちませんよ。

 

そもそも今、行政訴訟しているくらいなんで、行政が完全だとか考えたこともないですけどね。
この方がどういうレベルの活動しているのか知りませんし、実際に行政に働きかけしているような書き込みもありますが、行政は正しいこともすれば、間違ったこともする。
それを正す手段として、詳しくは書けませんが行政訴訟しているくらいです。
市民がいくら要望しても無駄、とか書いてますが、プアーな意見なら、いくら意見しても無駄でしょうけど。
あと、行政との戦いでいろいろ勉強しましたが、行政を動かすには単なる要望だとまず無理です。
ちゃんとテクニックがあります。
当たり前ですが、賄賂とか接待とか違法なものではありません。

 

話は思いっきり逸れますが、こっちだって面倒な裁判なんぞしたくはなかったですよ。
話し合いで解決できればそれが本望でしたが、いくら証拠を出しても行政が考えを改めることがなかったので、行政訴訟です。
過去に類似判例がない案件なので、ある分野の方からは非常に注目されてます。
もう数ヶ月で判決が出ますが、万が一負けると、私の調査では推定10万~20万人程度影響を受けるかもしれません。
まあ、負ける要素が無いのですが、行政訴訟は9割以上が原告敗訴ですからね・・・

 

この方のほかのツイッターも見たのですが、自転車道の整備についてこだわりがあるのでしょうか?
オランダを引き合いに出しているようでしたので。

 

で、前回の記事で、【自転車道を拡大すれば、自転車の高速化と逆走が増える可能性】について私が書いているのですが、この方は、

しかし桜通の自転車道は、国内では破格といえる広さの3.0m幅(*)で、著者の主張に対する反証になっています。また、幅員が広がると逆走しやすくなるという主張には根拠が伴っていません。

http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00039/201206_no45/pdf/302.pdf

まず、幅が広がれば自転車の高速化と逆走が増えるということの、根拠を出せと言われたらないですよ。
普通に考えればそうなるのは目に見えている、という想像です。

 

それに反証だというのですが、この論文は、歩道から自転車道を分離した結果どうなったかの論文です。
歩道から自転車道を分離したら、歩道を走る自転車が減ったとか、自転車道を走る自転車がどれくらいいるとか、当たり前の話についての論文です。
国内破格の3.0mと広いとの話ですが、私が書いたことは、そもそもその3.0mから広げたらどうなるかの想像についての話なので、何の反証にもなっていません。
歩道から自転車道を分離させた結果、どうなったかの検証を持ち出す意味がわかりませんし。
あくまでも既存の3.0m幅の自転車道を広げるとどういうことが想定できるか、という話なので、あまりにも的外れな反証です。

 

この方のほかのツイッターを見ると、車線を減らして自転車道を整備すべきという考えもあるのかなと思うのですが、確かに、車線を減らすことで車の交通量が減ったというデータはあります。
https://trafficnews.jp/post/87421

 

その一方、車線を増やすと交通量が増えるというデータもあります。
https://wired.jp/2015/03/19/traffic-jam/

 

自転車道の拡張は【車線を増やす】ではないにしろ、効果としては似たような感じと見ていいでしょう。
どうなるかはある程度想像が付くと思うのですが、自転車道を拡張したらどうなったのか?というデータ自体はありません。
ただし、上で挙げたリンクにもあるように、一般的にはより自転車の量が増える、結果としては無理な追い越しなどが増える懸念も出てきます。
ママチャリの人なんて、そもそも順走、逆走の概念すらない人なんていくらでもいますからね。

 

これについて、あまりにも的外れな論文を引用されていたので、それだけは記しておきます。
自転車道で3mというのは、確かにこの手のものではやや広めです。
普通に秩序よく走れば、対面通行は可能な幅。
ただし、対面通行で両方向からの自転車がそれなりにいる状態では、追い越しすることはかなり難しい、もしくは危険性が高い幅です。

 

それが例えば4m幅なら、対面通行中の真ん中を使って追い越しも可能になってくるわけですが、追越が難しい幅だから追越が起こらないけど、追越が可能な幅になれば追越しようと思う人が現れる可能性は普通に考えれば出てくるでしょう。
そういう話をしているわけで、歩道と自転車道を区別した論文を引用されても・・・何の関係があるのでしょうか?

 

あと目に付いたので書きますが、

 

こちらのリンク先にある中落合二丁目交差点の改善の画像、これだと自転車専用に指定できません。
法律を満たしてない作りしている場所があるので、この通りに作りたいなら法律を変えるか、作りを変えるかしかないですね。
なにが問題なのかはわかっているでしょうし、後述することにも関わりますが、こういう構造を作ってほしくないと思っているので書きませんが。
行政に訴えかけても、確実に上のほうでストップがかかる画像。

ロードバイクにとって

私の中で、ママチャリ乗りの自分と、ロードバイク乗りの自分がいます。
当然同一人物ですが、道路事業について求めていることが必ずしも一致しているわけでもありません。

 

オランダは自転車天国、みたいな言い方をされることがあります。
自転車道の整備はかなり行き届いていますよね。

 

例えばこんな感じ。

inoue-hiro – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6940806による

 

で、シティサイクルとかであれば、こういう構造はいいと思いますよ。
車道からも歩道からも分離されているので、秩序良く走るならいいでしょう。
日本にこのような自転車道が作られたとしても、メインはママチャリですから、怖くてロードバイクなんぞ走らせられないですけどね。私には。
まあ、行政がやる自転車道整備なんて、【走行】ではなく【通行】のほうに向いているのは誰が見てもそうなので、そもそもロードバイクの走りやすさなんぞ関係ないといってしまえばそうなんですが。

 

ちなみにこれで、オランダの田中さんが走っている場所が自転車道です。

これだけ見ると、ロードバイクなりリカンベントバイクが颯爽と走っているように見えますが、もしここにママチャリがそれなりにいたら、こんなスピード出せないですしね。

 

あくまでも秩序良く、です。
オランダ人のモラルと、日本のママチャリに乗るオバチャンのモラル・メンタリティが同じなのかはわかりませんが、秩序良く走れば、前に事故があった自転車道だって事故なんぞ起きませんから。
事故原因は、ママチャリが逆走ですしね

 

で、オランダの法令がどうなっているのかわかりませんが、日本の法令では、このような自転車道が作られた場合、自転車が車道を走ると通行区分の違反になります。
つまり、自転車は自転車道を走れということです。

相互通行の自転車道が作られても、そこを通過するロードバイクが時速35キロとかで走ったら大迷惑なのは誰の目にも明らか。
なので相互通行の自転車道がどんどん作られれば、ロードバイクは仕方なくそこを徐行するしかないですよね。
ママチャリにあわせて。
だからロード乗りという立場を優先するなら、そんなもん作らんで欲しいというのが正直なところです。

 

私が聞いている話では、オランダのこういう自転車道、一般自転車がいる中でロードバイクが爆走するので結構怖いという話を聞いていたのですが、オランダに行ったことがあるたった一人から聞いた意見ですので全てのオランダ人がどう思っているかまでは知りません。

 

よっぽど自転車専用レーンのほうがマシ。

自転車専用レーンは、路上駐車している車がいて通りにくいとか言われますが、オランダでは路上駐車できる場所自体も限られているわけで、そもそも日本の路上駐車だって違反・グレーじゃね?というところが問題なので。
路上駐車できないようにすればいいだけだし、違反があれば取り締まればいいだけ。
路上駐車禁止に指定しても、必要性がある人たち、例えば配送業とかはそこに停まるという意見もあるでしょうけど、そうさせないようにするのが警察の仕事。

 

そもそも、路上駐車がいても、普通にすぐ右の車線から追い越しするだけなんで、ロードバイクとして【走行】する分にはさほど困ったこともありませんし、タイミング見て追い越しするので危険だと思ったこともありません。
ママチャリで走行する分には、怖いと思う人もいるでしょうけど。
あとはタイミングが分からない人には危険でしょうけどね。
自転車レーンにバス停が被っているケースもありますが、タイミング見て追い越しするか、バスの後ろで普通に待っていれば何も問題はありません。
大型車の前に出ても、どうせ追越されるときに危険性があるので、後方待機したほうがよっぽど安全なこともあるし。

 

長々と書いて何を言いたいのかということについて。

このように書いている方もいます。
まず、

快適な走行空間があれば発生しえないものでしょうし

というのは何の根拠があるのか知りませんが、上でもリンクを挙げたように、車線を減らせば交通量が減り、車線を増やせば交通量が増えるというのが通説的理解なので、自転車道であっても似たようなもんでしょう。
自転車道の場合、車線ではなく道路拡張ですが。
なので発生しえない、と考えること自体に根拠があるとは思えませんが、

残りの何割かは取り締まりと教育で減らしていけばよろしい

取り締まりと教育で何とかするなら、最初からそうすれば済む話。

 

思ったのですが、この方は自転車道で事故が起こる原因の主要部を、まず最初にインフラに求めるのでしょうか。
私はまず、モラル・ルールのほうに求めます。
どこぞの隣国みたいにマナー最悪の国の話なら別ですが。
インフラ整ってもマナー最悪な例なんてありますし。

 

そもそも、歩道を走るママチャリが、ちゃんとしていればこんな自転車道だって作り必要もないわけで、ちゃんと走っている人からしたらむしろ迷惑な構造物だとしか思っていません。

 

ただし、世の中全てが善人ではないので、ある程度インフラ整備でやらないといけないこともあるというのは重々承知です。
あの事故は報道によると、ママチャリ側の逆走なので、インフラの問題で起こったとは思ってません。
インフラ整備してあの事故が起こりにくくなるという発想がよくわかりません。
広ければ逆走車がいても避けられる、という発想なのかもしれませんが、どっちに避けるのかも予想できませんし、偶然避けられる可能性はゼロではないにしろ、問題の本質はそこではないのも明らか。

 

そういうことを踏まえた上で、このサイトはロードバイクに特化しながらも交通ルール啓蒙に努めたいと思っているので、当サイトではモラルやマナー論を挙げます。

 

インフラ整備の話ですが、そもそも好きになれないんですよね。
荒川サイクリングロードのダート舗装化の件もそうですし、

荒川サイクリングロードにおける工事とエトセトラ。サイクリングロードとロードバイク。
荒川近くに住んでいるわけでもないのでさほど興味がなかったのですが、なんか某自転車メディアにて【荒川サイクリングロードと自転車問題】が取り上げられていたので、個人的に思うことを書きます。 これは荒川だけでなく、サイクリングロード全般における問...

一部のロードバイク等が暴走を止めないので、行政は税金を投入してまでやってます。
多摩川もそう。

 

ちゃんとしている人から見たら、クソロードバイクの自業自得な上に、みんなの税金使いやがって、くらいにしか思っていないのではないでしょうか?

 

ちゃんとしているロードバイクのほうが圧倒的に多いのではないかと思うことも最近多いのですが、一部のロードバイクの暴走のせいで、車のドライバーからは大ヒンシュクだったりするわけで。
しまいにこんな自転車道なんて作られまくったら、ロードバイクがまともに走れる場所なんて無くなるし。

 

上でも書いたように、私にとってロードバイクは【走行】自体が楽しみなので、自転車道が設置されている道路は避けます。
そもそも、ロードバイクが自転車道で徐行しても、今回の事故のように逆走ママチャリが突っ込んでくる可能性もあるわけで、そんな危険を犯してまで走りたくもないし。

 

道路を広げたら交通量が増えるというのが一般的・通説的理解なので、自転車道を拡大すれば同じようなもんと推測できるでしょうし。
もちろん、実際には違うというケースもあるでしょうけど、実際にはやってみないと分からないことまで論ずる気もないですし。

 

そういうものをガツガツ作られても、ロードバイクとしては何一ついいことがあるとも思えないので、個人的には自転車道整備はホントやめてほしいと思ってます。
しかも、道路に連続して作られるわけでもなく、あるところには自転車道があるけど、そこを過ぎると自転車道が無くなり、また自転車道が現れる・・・みたいなむしろ走りにくいだけの構造ばかりだし。
法改正して、普通自転車の枠組みからスポーツサイクルを外すか(自転車道を走らなくても問題なくなる)、そういう話ならまた違うと思うのですが、多くのロード乗りはそもそも自転車道なんぞ求めてないような気がします。

 

もちろん、自転車道を併設した道路のほうが走りやすいという方もいるかもしれませんが、尾根幹線の道路計画でも、ロード乗りの人が大反対していたようですしね。

 

これは同感です。

 

自転車専用レーンを作るならまだ歓迎しますが。

 

いろいろ書きましたが、そもそもママチャリの暴走を何とかしてくれ、というのが私の考え。
自転車道とかインフラ整備は、長い目で見たときに、取り締まる警察官の人件費を減らすなどという論文もあります。
徳井さんが税金の無申告で問題になったときに、

 

いろんな人
いろんな人
徳井さんの件で税務署職員がたくさん動いているから、税務署職員の人件費が・・・

 

みたいなことをネットで見て、アホか!と思いました。
その人たちはそういうのを専門に扱っているので、徳井さんがどうとかではなく、それが仕事だから動いているので。
徳井さんに対して動かなかったら、人件費が浮くわけでもないし。

 

警察だって、そもそも取り締まる係の人がいるわけで。
もちろん、自転車の違反を全て取り締まれるような人員はいませんが。

 

言いたいのは、インフラ整備とか金が掛かることの前に、まずはロードバイク乗りからでもマナーやモラルを挙げていくことが大切だと思っているので、このサイトで取り上げています。
オランダのように自転車道を整備せよ!とか、何かに付けて【作ってくれ君】って好きになれないんですよ。
その前にすべきことなんていくらでもあるでしょうよと。
行政に対して

 

いろんな人
いろんな人
こういう自転車道を作れば事故が減る!

 

とか言っても、

 

いろんな人
いろんな人
いやいや、オマエラ全然ルール守ってないじゃん。
ちゃんと守れるようになってから意見しろよ。

 

本音はむしろこんな感じですよ。
ただでさえ予算枠が限られている人たちに、金がかかるような提案するなら、まずはやれることからやろうぜ!という話。
自転車教室やったりしている方もいると聞きますが、【作ってくれ君】の前に、することなんぞいくらでもあるし、そういう真摯な活動をして認められたほうが意見は通りやすいですし。

 

確かに、車道を潰して自転車道を整備すると、理論的には渋滞が減り、排ガス問題から地球温暖化がどうとかいろいろ繋がっていきます。
自転車人口が増えて国民の運動量が増え、生活習慣病が減る可能性とか、挙げたらキリがないレベルで効果はあります。

 

しかし、本当にそれでうまくいくのか?ということもあります。
大手企業に多いですが、そもそも自転車通勤自体を認めてない会社も多いわけで。
自転車通勤したくても出来ない人なんていくらでもいます。

 

そんなところまで掘り下げていってもいいんですが、インフラがどうとか言う前に、まずは自転車のルールやモラル・マナーを何とかすべきでは?というのが私の考え方です。

 

ちょっと違う例ですが、サイクリングロードでロードバイクが暴走する話ってありますよね。
歩行者から見て恐怖ということ。

 

これも、歩行者と自転車を完全分離すれば解決しそうなもんですが、そんな簡単ではありません。

 

タイにはスカイレーンという、自転車専用のコースがあります。

右が速い人レーン(2車線)、左が遅い人レーン(2車線)、周回コースで確か23キロとかだったと思います。
これだけ見れば、ロード乗りとしてはかなり恵まれた環境ですが、読者様から話を頂いてます。

 

読者様
読者様
スカイレーンは私が赴任したのとほぼ同時にオープンしています。当時は日本の河川敷歩道と同じレベルの簡易舗装で、決して立派なコースではありませんでした。空港施設に入る位置付けのため、現地でサインとパスポート携帯が義務付けられていました。しかしその頃のコースが今でも一番好きです。便利でも優雅でも無いですが、知る人ぞ知る本物のサイクリング専用コースでした。歩行者ゼロ、マナーやルール無視はほぼゼロ、純粋に自転車を楽しみたい人たちが来ていたと思います。

 

その後、私の知っている限りで3回の改修を経て今のコースに至っています。
最初の改修で、ご紹介されているブルーのレーンの前身が整備され、なかなか本格的なコースに生まれ変わりました。当初2ヶ月と言われた工事は、タイのあるあるで半年かかり、ようやく再開。しかし、おそらく仕事したのは最後の1ヶ月くらいだったのでしょう、手抜き工事のため舗装が間もなく崩壊。程なく再閉鎖、抜本的な再工事に入ります。3ヶ月と宣言されたものの、結局半年以上掛かりました。コースは前回よりは、まともに改修され再開されましたが、今度はショッピングモールと休憩所を備えた複合施設に生まれ変わるということで、またまた閉鎖。どうもこの時点で空港公団から民間に売却されたようです。これが長く、1年以上掛かりました。コンビニもKFCもオシャレなカフェもあり、用品屋や、ビアンキショップまで出現しました。それでも、未だに工事中、施設未完成です。開設されるはずのシャワールームは皆さん首を長くして待ち続けている状態です。

 

一方では、いわゆるミーハーさん達も多く訪れる結果になり、初期のような自主的な統制は消え去って、やりたい放題です。コース上の事故は結構多いんですよ。
それでも、こういうコースを作ってくれた、現王様には深く感謝です。
国を挙げて、というよりは、王様の一存ですね。
日本と違い民主国家における象徴ではなく、事実上の王政ですので、王様の意向は国の意向になります。

 

街中や公園には、その他のサイクリングコースも割と多くありますが、作りも無理があり、車と交差したり、歩行者とミックスになるため、とても飛ばせるような環境では無いです。日本の河川敷のコースと同じかと推測します。さすがにココで飛ばしているロードバイクはほぼ見かけません。

 

スカイレーンではミーハーもおり、事故も少なくないですが、そういう輩を避ける努力と、直接注意して改善しようとする努力も、自分含めて見かけます。全てではないですが、素直に従うケースが多いように感じます。けしてスカイレーンが理想的な環境ではありません。
コースの良し悪しも大きな影響がありますが、結局はそこを利用する人たちのモラルが試されるのだと思います。
くどいですが、日本のサイクリングコースの実情は自身知りません。しかし記事を拝見している限り、どうも発展途上国のタイよりも、モラルは低く、身勝手な自己主張ばかりが幅を利かせているような気がして、残念でなりません。

 

インフラ整備よりも心の問題だと思っているので、インフラ整備問題ばかり主張する人、それよりも前にやるべきことあるんじゃないの?と思ったりします。
オランダの自転車道の話にしても、前にそれを東京にも設置すべき!と主張する方と議論したことがありますが、こちらが聞いた質問のほとんどに答えられず、なんだ、その程度のホンキ度なのか…と愕然としたことを思い出します。

 

インフラ整備自体も必要だと思うのですが、好き放題走っているママチャリが、立派な自転車道を整備すれば紳士になるわけではないので。
インフラ整備で多少の改善は見込めても、本質が変わらないなら同じです。

 

インフラ整備すれば、ある事象は改善しても、違う事象が起こりやすくなる。
それが今回の事故にも出ている気がします。
自転車道を整備すれば、対車、対歩行者の事故は減ります。
当たり前ですね。
車道と歩道に自転車が減るわけですから。
これにより、自転車事故件数は減ります。
なので、自転車道整備自体はママチャリの【通行】という面で言うと、安全性確保という観点で、悪いものだとは思いません。

 

自転車事故の件数というのは各地域で行政により公表されていますが、ママチャリとスポーツサイクルを分けて統計を取るわけではありません。
なのでロードバイクとママチャリ、どっちが事故件数が多いか?などというデータを正確に把握することは難しいですが、警察に聞くと、【体感的にはロードバイクの事故を扱うことがほぼなく、ママチャリが大多数】だといいます。
単なる警察官の私見に過ぎないのでそれを鵜呑みにするわけにもいきませんが、体感的にはママチャリの暴走から自転車道が作られ、ロードバイクも巻き込まれて車道を走れなくなる感じがしているので、正直なところ

 

管理人
管理人
マジ勘弁

 

そもそもママチャリ乗りの人って、自転車を車両だとは思ってないと思うんです。
電動アシスト自転車だと、時速9キロでも死亡事故になった例はあるわけで。
この方も、車に当てられるよりも、自転車に10回当てられたほうがマシ、みたいなこと書いてましたが、その程度の認識なんだと衝撃受けました。

 

自転車が車両だと思ってないからこういう発想なのかなと思うところですが、自転車も車両ですし、殺傷能力は車の10分の1以下であるかのように捉えかねられないですし。
車よりも比較論で安全だということはわからんでもないですが、電動アシストのママチャリで普通に人は死にますからね。
時速9キロの電動アシストで人が死んでいるのに、こういう発言自体どうかと思うのですが。

 

で、うちが何をできるかというと、単にサイトを通じて、マナー問題などを取り上げるだけです。
少なくともロードバイクからでも、多少なりとも何かを感じ取ってくれる人がいればいいなぁと思ってます。

 

あと、自転車道整備ですが、いわゆる自転車専用レーンを作るのに、1キロあたりの費用は1533万程度、という試算もあります。
これは道路形状などにもよるので一概には言えませんが、自転車道を車道から分離させ、歩道から分離させる構造なら当然費用はさらに上がります。
ポンポンと作れるような予算はないので、今のところ日本の大多数に自転車道が作られるとは思いませんが、相互通行型の自転車道を作るならば、道公法上の普通自転車の枠組みからロードバイク等を外して欲しいと思ってますし、そもそも相互通行型が安全だとは思わないので、その前にもっと自転車(特にママチャリ)に対する教育をして欲しいと願うわけです。
相互通行型になる理由は、わざわざ反対側に渡るママチャリが多いとは思えず、どうせ逆走多発のカオスになるという予想からですよね。
それだけママチャリ乗りなんぞ信用もありません。

 

インフラが良くても、使う奴がバカならたいした成果も出ないですから。

 

これを見た人がどう思うのか知りませんが、皆さん、つまりスポーツサイクルに乗る方々はやはりこういう自転車道を整備して欲しいと思っているのでしょうか?
私の考えのほうが特殊で少数派なら諦めますが、ロード殺しの自転車道を乱立されたら、それが無いところを探して走るしかないですね。
たとえ、自転車道が4m幅とか5m幅あったとしても、こういう自転車道を作られたら、怖くてロードでは走りたくないですが。

考え方まとめ

・行政が正しいとかそういう次元の話じゃなくて、そうなった背景も考えずにインフラ整備とか言っても行政には相手にされないです。
(←実際に相手にされてないようですし)
・インフラ整備自体は必要になるでしょうけど、それよりもママチャリの暴走をどうするかが先。
・いくら素晴らしいインフラ整備されても、使う奴がダメならお金の無駄。
・そもそも、自転車道整備事業で、ママチャリとスポーツサイクルを分けて欲しい。
・オランダみたいな自転車道も、生活そして通行する分にはいいかもしれないが、ママチャリがいる中でロードバイクが走行すること自体に無理があるので、ワケわかんない自転車道整備を進めるのもマジで勘弁。

人それぞれ考え方は違うと思いますが、

この記事でいちばん嫌な部分は、行政がこういう方針だから市民がいくら要望しても無駄だという社会観です。意見を差し挟む余地がないほど行政が完全で正しいと信じているのでしょうか。

ちょっとイラっとしたのでムキになってみました笑。
そんな社会観、1mmもないですよ。
行政が正しくてマンセー!と叫んでいるなら、行政訴訟なんぞしませんよね。
恐らく序盤を読んでこの方々はそう理解したんでしょうけど、真意は一番最後ですよ。
一般人が提案するのは自由だし、行政が却下するのも自由。
なぜそういう構造になったのか考えているとは思えない話だったので、そういう人たちがいくら提案しても無理でしょう。
無理だから諦めろという話じゃなくて、却下される理由を考えて、やるべきことをしてから提案しないと動かないですよ。

 

いくらでも行政を動かす手段はあるし、動かないなら訴訟でもなんでもすればいい。
おかしな構造の自転車道があるなら、訴訟でもして直せばいい。
おかしな構造だと思う自転車道が作られそうなら、その構造がおかしいことを立証し、工事差し止め請求訴訟でもすればいい。
これが私の考えですが、あいにく、身近なところでおかしな自転車道が作られている気配もないので、反対の声を上げる必要性もないし、身近なところでおかしな構造がなければ、そもそも原告適格がないので訴訟できないし。
まあ、二度と訴訟なんてしたくない気分ですけどねwww疲れます。
ただし、なぜ提案しても動いてくれないのかを考えていないと、行政の思惑が見えてこないし、それでも提案し続ければ熱意で動いてくれるほど行政は単純でもないし。

 

ところどころ、自転車道に指定された道は出てきてます。
この事故があった名古屋市もそうですし、国道16号相模原もそう。
今のところ、ロードバイクで走る分には、そういう道路自体を避けることでしのいでますが、ワケわからない自転車道が作られるのはロードバイク乗りにとっては何もメリットが無いので、マジで勘弁というのが本音です。
もし広い自転車道が作られても、ママチャリと同じ空間を走るのであれば絶対にその道路は走りたくないです。
同じ理由で、いわゆるサイクリングロードすら走りたいと思いませんし。
歩行者もママチャリもいる中で、サイクリングロードをロードバイクでは走れないですよね。怖くて。

 

以上、ママチャリにも乗るし、ロードバイクにも乗るたった一人の意見でした。

 

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