TREKの第三世代EMONDA SLR。軽量性を保ちつつも、エアロに振って空力向上を目指した一台へ。

アメリカンブランドのTREKが、第三世代のEMONDAを発表しています。
トレックのエモンダというと、軽量性重視のクライミングバイクですが、ここにきて空力向上を一つのキーワードにしているようです。

そんな第三世代のエモンダを見て行きましょう。

2021 EMONDA SLR

引用:https://www.trekbikes.com/

第三世代のエモンダですが、フレーム重量700g以下という軽量性を保ちつつも、これ以上の軽量化は無意味としてエアロに振ったチューブ形状になっているのが特徴です。
プロレースでは6.8キロ以上という制約がありますので、軽量すぎるフレームを作っても、結局は重りを載せないとプロレースでは使えない。
近年特に注目されている空力向上というキーワードを達成するために、全てのチューブ形状を最適化。
平坦を1時間走ったときに、1分短縮できるとしています。

一番のポイントなんですが、

最近流行の、オフセットシートステーを採用していないこと。
個人的にはこのオーソドックスな形状のほうが好みなんで、もうこの時点で心がときめくというか。

単なるクライミングバイクという位置付けを超えて、空力向上を果たしたオールラウンドバイクと見ていいでしょう。
かといって軽量性も忘れていないので、以下のような効果が望めるとしています。

平坦を1時間走行した際のタイム差60秒短縮
8%の勾配を1時間走行した際のタイム差18秒短縮
削減した空気抵抗量182g

ワイヤー類は完全内装。

EMONDA SLRは800シリーズOCLVカーボンを採用。

ただ単に軽いだけのバイクではなく、空力向上を果たしてオールラウンドに戦えるクライミングバイクを目指したということでしょう。
SLのほうは、カーボンのグレードを落として500シリーズOCLVにすることでコストダウンしたモデルです。

注目のお値段

注目のお値段ですが、こんな感じです。

車種カーボンコンポ値段(税別)重量
SLR9 DISC E-TAP800 Series OCLV CarbonSRAM RED eTap AXS119万7千6.74kg
SLR9 DISCDura-Ace Di2 R91706.72kg
SLR7 DISC E-TAPSRAM Force eTap AXS94万9千7.33kg
SLR7 DISCUltegra Di2, R807076万9千~7.18kg
SLR6 DISCUltegra R802074万5千7.26kg
SLRフレームセット39万6千1.56kg
SL7 DISC500 Series OCLV CarbonUltegra Di2, R807057万9千7.74kg
SL6 PRO DISCUltegra R802044万8.03kg
SL6 DISCUltegra R802036万8.25kg
SL5 DISC105 R702028万9.15kg
SLフレームセット20万1.91kg

下位モデルのほうだと、フレームサイズが小さいものについては、STIがショートリーチのほうが採用されているようです。
SL6 PROでは、レバーがこのようになっています。

フレームサイズSTI品番
Size: 47, 50, 52Ultegra R8025, short-reach lever
Size: 54, 56, 58, 60Ultegra R8020

末尾が【25】だとショートリーチのSTIになっています。
105完成車でも同じですね。
こういう細かい気遣いは、なかなか嬉しいところ。
当然クランク長も、フレームサイズごとに変えていますが、105完成車でも160mmクランク採用はないようです。

実際にところ、一番人気が出るのはアルテ完成車あたりだろうと思いますが、第三世代エモンダは、今年大注目です。
そして2021年モデルにR9000系デュラが搭載されているわけですので、今年のデュラエースのモデルチェンジは無いと見て間違いないでしょう。