ブレーキレバーの硬さを変える。

ブレーキレバーの硬さ、自分が使いやすいようにしてますか?
これ、ショップによってはあまり考えることもなく、テキトーにお客さんに渡す傾向があるポイントだと思ってまして。

ブレーキレバーの硬さ

ブレーキレバーの硬さというと、あたかもレバー自体が変化すると誤解されそうですが。
より正確に書くなら、ブレーキを引いたときの硬さですかね。

ブレーキレバーを握ると、ブレーキシューがリムに接触します。
シューとリムが接触してしまえば、それ以上はブレーキレバーを握りこんでも、原則としてはほぼ動きません。

硬いレバーというのは、こういうことです。

ちょっと握りこんだだけで、ブレーキシューがリムに接触して、それ以上はレバーが動かない状態。

柔らかいレバーというのは、もっと握っていったときに、初めてブレーキシューとリムが接触する状態。

人間の手って、このような状態で握るのと、

深く握る状態では、

当然後者のほうが力が入ります。
なので手が小さい人が、レバーが硬い状態でセッティングしていると、手を開いた状態ながらも握るという、力が入りづらい状態となります。

セッティング

これの調整は簡単です。
柔らかくしたいなら、ブレーキシューとリムの間隔を広げてあげればよい。

リムとブレーキシューの感覚が広ければ、ブレーキレバーを握っても最初はリムに到達してないので柔らかく感じます。
そしてリムに接触するあたり(=手がグーに近い状態)になったときに初めて抵抗を感じるわけで。

ここを弄れば、ブレーキシューとリムのクリアランスは変えることが可能。

一応、こういうパーツもあります。

これはどう使うかというと、これをリムとブレーキシューの間に挟んで、その状態でレバーを握って調整する道具です。
クリアランスを広く取りたいなら、このパーツに何かを巻いて、厚くした状態にセットすればよかったりする。

まあこういうのが無くても、普通に調整は可能です。
また、ショップに持って行って、レバーが硬いからクリアランスを広げて欲しいという話をすれば、それほど工賃も高くなくやってくれると思いますが・・・

ちなみにですが、ブレーキシューは使っているうちに磨り減っていきます。

磨り減った状態になれば、ブレーキレバーを握ってもリムと接触するまでのクリアランスが広くなっているので、当然ですがブレーキレバーが柔らかい状態になっていきます。

その状態でブレーキシューを新品に交換すれば、また一気に硬いレバーになるわけですので、フィーリングを変えたくないなら、シューを交換するごとにちゃんとワイヤーを調整することが大切です。

ちなみにですが、剛性が低いブレーキキャリパーを使うと、リムとシューが接触しても、柔らかい感触だったりします。
フニャフニャ感、というと語弊があるかもしれませんが、低ランクのブレーキキャリパーだとカチッとしない感じ。

ちなみにブレーキレバーのセッティングで、硬い、柔らかいというのはどっちが正解とかではなく、自分にとって使いやすいほうが正解です。
ずいぶん前にあるショップで、ワケアリで調整されたときに、やたらと硬い位置でセットされたことがありまして。
しかも、フィーリングについて、どう??とか一切聞かれない。

本当は一通り組んでお客さんに渡すときに、レバーを握ってもらって、フィーリングがどうか?硬くも柔らかくも出来るけどどう??と確かめるべきなんですけどね。
よくいくショップでは普通に聞かれますが、一般的にどっちが多いのかがよくわかりません。

シマノ(SHIMANO) BR-R7000 前後セット デュアルピボットブレーキ IBRR7000A82L ブラック