愛用しているヒラメのポンプヘッドですが、
縦型と横型の二種類があります。
これって性能差とかあるの?と思う人もいるかれないので、解説を。
ヒラメのポンプヘッド
ヒラメのポンプヘッドって何?という人もいるかもしれないので。
簡単に言えば、空気入れの先端部分だけの販売です。
実際に購入すると、こんな感じです。
ポンプヘッドって、空気入れを買えば付いてくるじゃん!
なんでわざわざ買う必要があるの??と思う人が圧倒的多数だと思いますが、空気が入れやすくなる魔法のポンプヘッドだと思えばよい。
というのも、チューブによっては、普通の空気入れでシュポシュポしていると、ポンプヘッドがバルブから抜けてしまったりする。
ポンプヘッドが劣化してパッキンが弱くなって起こる現象なんですが、せっかくならいいものにしたいという人向けのパーツです。
一般的な空気入れに付属するポンプヘッドは、こういうタイプ。
これをバルブに差し込んで、レバーを立ててロック。
こういうタイプの場合、空気入れが終わった後は、ズボっと引き抜くわけですよね。
その結果、勢いよく引っこ抜いて、スプロケに手をぶつける人もいるらしいですが、
ヒラメのポンプヘッドの場合、引き抜くときに力が要らないので、それも起こりえません。
縦型と横型の違い
これは縦型です。
このようにバルブに刺して、
このようにロックする。
縦型というのは、単にレバーが動く向きのことです。
横型の場合、こういう状態から、
レバーが横に動いて、ロックするというだけの話。
結構値段が違います。
値段(税別) | |
横型 | 4380円 |
縦型 | 3280円 |
実際にはこのほかに、ホースバンドも必要。
で、縦型と横型で性能的に何か違いがあるのかというと、空気を入れるという性能自体は全く変わらない。
じゃあ高い横型の存在価値は何なのか?というと、ディスクホイールとか、小径車でスポークの交差が近い場合とかに、縦型だとそもそもセットすら出来ないというだけの話です。
スポークの交差が近いとか、ディスクホイールで空気入れのバルブのスペースが取れないホイールとか、このようなセッティング自体が不可能。
横型の存在価値は、単にそれだけです。
まあ、ディスクホイールを使う人自体ほとんどいないでしょうから、ほとんどの人は縦型でも十分。
横型のほうがカッコイイ、という人もいるのかもしれないけど、そこはお好みで。
こんな高いものを買う価値
このヒラメのポンプヘッド、実はずいぶん前から知人に勧められていました。
ただね、その当時は
ポンプ付属のもので、何も困ってないし。
買う理由がイマイチ見つからなかったので完全スルーw
買う価値があるとしたら、以下のような人ですかね。
・ポンピングしている最中に、ポンプヘッドがすっぽ抜けるようになってしまった
・よりストレスなく、空気を入れたい
・よりロスがなく空気を入れたい
・引っこ抜くタイプのポンプヘッドだと、スプロケに手をぶつける
スプロケに手をぶつけるというのは、やり方の問題だと思うので必ずしもヒラメである必要はない気がしますが。
本来、ポンプヘッドとホースは別売りなんですが、最近はセット販売も結構ある模様。
ヒラメのポンプヘッドって、プロショップの店員さんがよく使っているような印象があります。
まあ、ラクなんですよね。
生産数も少なく入手自体が難しい場合もあるくらいなので、値引きで買おうなんて思っていると、どこでも値引きにはなってませんw
パッキンだけとかも売っているし、
なんだかんだ、一生モノ、というと語弊があるかもしれませんが、長く使える名作なんだなぁと思うところです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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