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ブレーキレバーの引きしろ。

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先日のブレーキレバーのリーチアジャストに関連して。

下ハンドルでブレーキに指が届かない場合は、リーチアジャスト機能を使う。
先日の記事。 この質問者さんから、早速お返事頂いてました。 直接メールでも返信していますが、一点書き忘れたこともあったので、こちらから。 下ハンドルからブレーキが遠い 多くのショップでは、お客様とのフィッティングはブラケットポジションで行う...

 

リーチアジャスト機能は、ブレーキレバーの位置調整。
ここの静止状態での距離を調整するのがリーチアジャスト。

リーチアジャストと【引きしろ】の話がよく分からんという話がありましたので。

ブレーキレバーの引きしろ

リムブレーキの場合、リムとブレーキシューの間には隙間があります。

当たり前ですが、隙間が無ければ常にブレーキが掛かっているので前に進みませんw

 

で、引きしろの話。
ここのリムとブレーキシューの間が開いているほど、

ブレーキングしようとしてブレーキレバーを握ったとき。
リムとブレーキシューの隙間が開いているほど、ブレーキングが掛かるまで時間がかかる。
図の1の位置でブレーキング出来る状態(リムとシューが接する)と、2の位置でブレーキング出来る状態の差(静止状態でのレバーの位置は同じ)。

1:ブレーキシューとリムの隙間が狭い
2:ブレーキシューとリムの隙間が広い

 

リムとブレーキシューを離せば、実際にブレーキングが掛かるまで、レバーを握ってもフリーな時間が増える。
で、シューがリムに接するまでの間は、大きな抵抗が無いのでスーっと軽い力でブレーキレバーを引ける。
シューがリムに当たった瞬間からは、グッと抵抗感が強くなる。

 

実際にブレーキレバーを引いて、ブレーキングが開始されるまでのところが引きしろです。
この図だと、

2のほうが引きしろが大きいようにセッティングしてあるということです。

 

これリムブレーキの場合、ここを解除した状態で走ると意味が分かると思います。

ここを解除すれば、リムとシューの間隔は広がります。
この状態でブレーキングも出来ますが、スカスカな感じになる。

 

これが引きしろの調整。
体感的にいうと、

1はレバーを握ってすぐにブレーキングが掛かるので、【硬いレバー】と感じる。
2はレバーを握っても最初は遊びだけでプランプランなので、【柔らかいレバー】と感じる。

 

これは好みの問題ですが、個人的には遊びが大きいほうが好きなんで、やや広げ気味にしてます。

 

こちらは右レバー(=フロントブレーキ)ですが、ここがまだ握ってない状態で、

ここでシューに接触して、

強く握るとここまで来る。

①~②までが遊びの部分です。
ブレーキシューとリムの間隔を狭くすれば、この遊びも小さくなる。
ディスクブレーキ車だと、デュラとアルテはフリーストローク調整という機能が付いているようですが、要はこの遊びのことです。

リーチアジャストは位置の調整

リーチアジャスト機能は、単純に静的なレバーの位置を調整する機能。

ここをめくってアーレンキーで回せば、

ブレーキレバーが遠くに行ったり、近くに来たりします。
静止状態でのレバーの位置を調整するのがリーチアジャスト機能。
動的にブレーキングが掛かるまでの遊びを調整するのが、リムブレーキだとリムとブレーキシューのクリアランス。
ディスクブレーキだと、フリーストローク機能。

 

ディスクブレーキの場合は、フリーストローク調整出来るのがデュラとアルテだけになっているようです。

下ハンドルでブレーキに指が届かない場合は、リーチアジャスト機能を使う。
先日の記事。 この質問者さんから、早速お返事頂いてました。 直接メールでも返信していますが、一点書き忘れたこともあったので、こちらから。 下ハンドルからブレーキが遠い 多くのショップでは、お客様とのフィッティングはブラケットポジションで行う...

ブラケットと下ハンドル、両方でちょうどいいところを探る

ここの調整ですが、リーチアジャストで思いっきりレバーを近づけたとき、下ハンドルではブレーキングしやすいけど、ブラケットではイマイチになるということも。
なので両方で使いやすいところを探るしかないです。

 

で、もう1つ思い出したことがありまして。

 

先日の読者様のお話。

 

読者様
読者様
平地で下ハンドルに持ちかえる練習を先ずは行ってみました。平地でも持ちかえるのに躊躇する瞬間がありましたが、仰る様にブレーキの掛けやすさを実感できました。ただ、下ハンドルからブレーキレバーまでの遠さなのか、角度なのかこれが適正な位置なのかがわかりませんでした。
その後、比較的斜度の低い下りで練習もしてみましたが、以前よりも軽い力でブレーキが掛けられるため、過度のブレーキにより何度かリアがロックし、落車までは至りませんでしたが、横滑りしてしまいました。。。周りに誰もいなかったのが幸いです。ブレーキに関しては、繊細さが必要だと改めて感じました。。。もう少し、平地での練習をしてみたいと思います。

 

リアがロックする、という話と、すっかり忘れていたこの件。

結局、自分が使いやすければ左右どちらでもよい。
ちょっと前に書いた、ブレーキの左右の件ですが、 結局のところ、乗り手が使いやすいほうならどちらでも構わない・・・というのが正解です。 その上で、なかなか興味深い話もありましたので。 ブレーキの左右 結局のところ、利き手がどうとかもあるのです...

 

もし利き手が右で、右レバー=リアブレーキの場合。
あまりにもこれが続くようなら、ブレーキの左右を入れ替えるという技もなくはないです。

 

ただし、油圧ディスクブレーキとのことなんで、気軽にしにくいのかな・・・と。
まずは現状の右=リアブレーキの状態でロックしないように慣れるほうが先決ですが、どうしても右を強く引いてしまう傾向があるなら、左右入れ替えという技もなくはない。

 

ただし、油圧ディスクだと左右入れ替えが面倒な気がするのと、入れ替えてみてやっぱ左前・右後のほうがいいわとなるとまた入れ替えなんで、現状で引き方についていろいろ試して慣れるほうが先ですかね。
あと、最近下りで下ハンドル使わない人が増えたのは、純粋にブレーキの制動力が昔よりも向上しているからだろうとは思います。

今、下ハン童貞が増えているのではないかと危惧しているのですが。草食系男子?
ここ数年で凄く感じることなんですが、下ハンドルを全く使わないローディー、つまり下ハン童貞が増えているのではないかと思っています。 別に無理して使う場所でもないと言ってしまえばその通りなんですが、いろいろと思うところがありまして。 下ハンドル...

 

左右入れ替えは、嵌る人は嵌ります。
キターーーーーー!みたいな。
全くダメな人もいるので必ずしもお勧めはしませんが、1つの経験としては面白いところ。
ワイヤー引き&外装フレームなら速攻出来るんですけどね。

 

引きしろとリーチアジャストも、いろいろ弄ってみるとフィーリングが変わります。
レバーの位置遠いな・・・と思う人はアーレンキー(モデルによってはマイナスドライバー)で出来るので、一度お試しにどうぞ。

 

意味不明になってドツボに嵌る人もいるので、初期設定は何かに記録してからやったほうがいいです。
前の記事にシマノのマニュアルも付けてあるので、マニュアルを見ながらどうぞ。

結局、自分が使いやすければ左右どちらでもよい。
ちょっと前に書いた、ブレーキの左右の件ですが、 結局のところ、乗り手が使いやすいほうならどちらでも構わない・・・というのが正解です。 その上で、なかなか興味深い話もありましたので。 ブレーキの左右 結局のところ、利き手がどうとかもあるのです...

 




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