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ISP(インテグラルシートポスト)という存在。

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読者様とメールしている中で気が付いたのですが、ジャイアントのTCRアドバンスドSLってインテグラルシートポストになっています。

2021 GIANT Bicycles | TCR ADVANCED SL FRAME SET (New 2022)
RIDE LIFE. RIDE GIANT. わたしたちGIANTは、魅力的で幅広い製品ラインナップを通じて、世界中の人々を自転車というすばらしい冒険へと駆り立ててまいります。

シートポストはフレームと一体成型されているので、ここが上下に動くことはありません。
当たり前の話ですね。

ISPという存在

ISPになっているフレームというと、基本はフラッグシップモデルになります。
下位モデルに採用されるケースはほぼないというか、聞きませんね。

ISP ノーマルシートポスト
メリット ・一体成型できるので、自由な形状でエアロを追求できる

・軽量(?)

・ほぼ自由に上下に動かせる

・シートポストを交換すればオフセットを変えることが出来るので、サドルを前に出したり後ろに引いたりできる

デメリット ・調整幅が20-30㎜程度しかない

・一度カットしたら伸ばせない

ISPの場合、必要に応じてフレーム(シートポストに当たる部分)をカットし、その上からヤグラを被せるような形状。
下位モデルにこれが採用されない理由としては、一度カットしたものは二度と伸びないので、初心者向きではないからです。

 

切り過ぎて終了、という初心者が続出したら大変ですし。
なのでポジショニングが固まっている中級者以上限定の仕様と思っていればいい。

 

普通のシートポスト仕様であれば、オフセット量をシートポストで変えることが出来ます。

 

ISPだと交換自体が出来ませんので、こういうところでも初心者には一切向きません。
その代わり、一体成型できるので見た目はいいですし、空力とかも考えて作れるのがメリット。

 

軽量なのかどうかは・・・正直なところそこまででもないと思います。

 

一時期、ISP仕様のフラッグシップモデルが多かったように思うのですが、最近はむしろ少数派。
ジャイアントでもこのように採用されているのと、TIMEの一部のモデルには採用されています。
ただしタイムの場合、ISP仕様とシートポスト仕様を購入時に選択できる。

 

404 Not Found | 株式会社ポディウム

 

トランスリンクというのがISPのことです。

 

ちなみに最近のロードバイクって、シートポスト仕様のものであっても、汎用品ではなく専用シートポストしか使えないモデルも多い。
なのでシートポスト仕様だから選択肢が豊富というわけでもなく、そのメーカーのものしか選べないこともあるので、実質的なメリットというと上下動するというところに限られてくるかもしれません。
穴に竿を突っ込んで上下動させるのがシートポスト仕様。
穴と竿の適合性は厳格なので、サイズ違いの竿を突っ込むことは出来ません。

 

不動の竿をカットして使うのがISP仕様。
切り過ぎちゃうともう伸びません。

問題になるのは

ISPが問題になるのって、切り過ぎですね。
切り過ぎたらもう伸ばせません。
スペーサーで多少の調整幅はあるにせよ、一昔前だと切り過ぎてトラブルになったみたいな話って時々あったような。

 

適正な長さでカットするなら、既にポジションが固まっている人であれば問題はありません。
スペーサーも1mm、3㎜など細かいものが付属することが多いはずなので、ちょっとした変動の余地は残っていますし。

 

あと最後、問題になることがあるとしたら、売るときかもしれません。
新しいフレームに買い替えようと思ったときにISP仕様だと売れにくいかも。
購入を検討している人からみてカットしすぎだと、買いませんし。

 

とは言え、同じくらいの身長の人が買うわけで、そこまで問題になることはないのかも。

 

でもISPってホント消えつつあるような。
LOOKが785を出したときなんかもそうですが、汎用シートポストが使えるのって好印象なんですよ。
専用シートポストだと、実質的に選択肢が二つくらいしかない場合もありますが、汎用シートポストなら無限大。

 

エアロを追求するならやっぱISPのほうが有利なのかなと思うこともありますが、その要素よりも上下動できる喜びを持つサイクリストのほうが多いんでしょうね。

 




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