やはり自転車事故への刑罰は、甘いのが現実。
2020年11月、鎌倉市内の県道を自転車で走行中に赤信号を見過ごし、横断歩行中の女性に衝突して約7カ月の重傷を負わせたとして、重過失傷害罪に問われた同市、無職女性(39)の判決公判が15日、横浜地裁であった。景山太郎裁判官は「過失は重大。被害結果も重い」として禁錮1年4月、執行猶予3年(求刑禁錮1年4月)を言い渡した。
電動アシスト自転車で重傷事故 被告に判決「過失は重大」 傍聴席 | カナロコ by 神奈川新聞2020年11月、鎌倉市内の県道を自転車で走行中に赤信号を見過ごし、横断歩行中の女性に衝突して約7カ月の重傷を負わせたとして、重過失傷害罪に問われた同市、無職女性(39)の判決公判が15日、横浜地裁であった。景山太郎裁判官は「過失は重大。…
執行猶予が付くのが慣例みたいなもんですからね・・・
過去には死亡事故でも執行猶予が付いてます。

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信号無視
報道によると、信号を見逃して横断歩道に突っ込んだことで、歩行者に衝突している模様。
こういう報道の時に、

こういう意見を言う人も多いのですが、故意だとしたら故意である立証は警察・検察がしなければならない。
故意だった立証をするのは困難なので、実態がどうだったのかは不明ですが、過失として扱われる。
業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
まあ、信号無視が故意だったか過失だったかどうかではなくて、あくまでも問われているのは傷害が故意だったのか過失だったのかの話。
ここを混同して意味不明な論評する人っていますからねぇ・・・
信号無視(道路交通法違反)が問われているのではなくて、重過失傷害(刑法)が問われていることに気が付かないような残念な方もいますし。
けどまあ、このように執行猶予が付くのが慣例です。
自転車への刑罰は甘いと言われますが、これが現実です。
電動アシスト自転車の恐怖
電動アシスト自転車は恐怖だし脅威です。
なにせ子供乗せ仕様だと、車体重量は30キロを超えるものがほとんど。
ロードバイクは8キロとか9キロですから、3倍以上は重い。
重いものがぶつかれば、怪我の程度が酷くなるわけですし、死亡事故になるケースも。
とはいえ、子供を載せていながらも信号を見落とすレベルというのは、信じがたい。
子供を守ろうと思えば、信号は順守する。
その結果、第三者も守ることになる。
とはいっても
ちょうど今日、池袋暴走事故が結審したようです。
人間、間違いを犯さないなんて絶対性はないので、ロード乗りも当然のように自転車保険に入ることが事実上必須です。
条例により自転車保険加入義務がある自治体もありますが、罰則が無いので努力義務になってるのが現状。
前にも書いた件ですが、保険に入っているつもりで実は自分が対象外というケースもあるので、きちんと見直すことも大切。

絶対に間違いを犯さないなんて思っている人のほうが、むしろ危険なのかもしれません。
自信ではなく過信ですから。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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