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どんどん減る「軽量アルミロード」。

コロナでアルミニウムの価格も高騰している時代。
しかも自転車界は、レーシングよりもエンデュランス方面に向かっているのか?と思うのですが、いわゆる軽量アルミは本当に少なくなりました。

この状況を見る限り、今後軽量アルミフレームが新たに出てくる可能性は、絶望的なような。

軽量アルミ

軽量アルミというと、例えばジャイアントのTCR SLR。
確かフレーム重量は960gとアナウンスされていたはずですが、もう何年も前に滅亡してしまいました。

TCR SLRって普通にレースでも使われてたはず。
アルミフレームのフラッグシップと言ってもいい存在でしたが、ジャイアントのラインアップを見ても、アルミロードはレーシングバイクよりもエンデュランス方面に向かっています。

キャノンデールはCAAD13という、軽量アルミの系譜を受け継ぐ一台がまだあります。

FUJIにもルーベという軽量アルミフレーム(フレーム重量1080g)がありましたが、こちらも何年か前に滅亡。
トレックのエモンダALRとか、スペシャライズドのアレースプリントなどはまだ継続モデルですが、アルミフレームにこだわりを持つブランドはどんどん減ってますし、今後も減りそうな予感。

アルミ素材へのこだわり

アルミフレームというと、まずはアルミ素材からこだわることになりますが、オーソドックスなアルミ素材というと6061。
エントリーグレードのアルミの代表格です。

既に滅亡したアルミフレームもありますが、アルミ合金の品番でいうとこんな感じ。

品番特徴
6011Al-Mg-Si系にCu(銅)を添加。6061よりも強度が高いジャイアントTCR SLR、コーダブルームFARNA SL、コルナゴA1-r
60666061よりSi、Mg、Cuの添加量を増やし強度を高めたメリダ Scultura、FUJIルーベ、コーダブルームFARNA SL2
60696066よりSi、Mg、Cuの添加量をさらに増やしたものキャノンデールCAAD
7005Al-Zn-Mg系。Felt Fシリーズ
70467005よりも強度が高く軽量ビアンキ Fenice Elite

トレックやスペシャライズドのアルミ合金の品番はいまだによくわかりませんが、アルミフレームトレック言ってもアルミ素材にこだわって各社競争していた時代がありました。
ビアンキのFenice Eliteとか7046を使ってますが、話題にはなったものの滅亡したのも早かったような・・・
コーダブルームのFARNAについては、SLとSL2でアルミ素材を変えているあたりも面白い。

キャノンデールは、アルミへのこだわりが強く6069がお約束みたいなもんですね。
6061よりも加工は難しいらしいですが。

素材として強度が高い→薄く作れる→軽量化という流れです。
カーボンフレームの利点は、カーボンの積層を変えて部分的に剛性をコントロールしやすい点にありますが、そういう点は金属フレームが勝てないところ。

アルミフレームにこだわりを持つブランドもかなり減りましたわな。
時代の流れから考えても、アルミのフラッグシップロードを開発しようとするブランドは、今後ほとんど無いのかもしれません。

CAADとかTCR SLRとか、「エントリーロード」と見るのはちょっと悲しいような気がするのですが、アルミのフラッグシップ、安いカーボンフレームよりよほど上質ではないかと。