あまり気にしてなかったのですが、読者様から指摘を受けて気がつきました。
2024モデルのエスケープR3って、フレームとフォークが変わったのですね。
ジャイアント エスケープR3の変化
こちらが旧モデルのエスケープR3。
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こちらが2024年モデルのエスケープR3。
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一見すると何が違うかよくわからないのですが、シートステイとシートチューブ、トップチューブの交点が違いますよね。
旧モデルはわずかにオフセットシートステイになってますが、2024年モデルは伝統的リア三角。
そして実はフォークも変わりました。
二股フォークが三股に…なんてことはありません笑。
三股フォークになったらある意味衝撃ですが、そこではない。
旧モデルはクロモリフォークですが、2024年モデルはスチールフォーク。
つまりは鉄。
いわゆるハイテン(ハイテンション鋼)だと思いますが、要はスペックダウンしています。
さて、なぜでしょうか?
2023 | 2024 | |
フレーム | ALUXX-Grade Aluminum | ALUXX-Grade Aluminum |
フォーク | Cr-mo | Steel |
BB | VP BC73 110.5-68mm | VP BC73 124.5-68mm |
クランク | PROWHEEL SWIFT 28/38/48T/CG | PROWHEEL TY-CQ99 28/38/48T/CG |
F.ディレーラー | SHIMANO TY601 31.8 | SHIMANO TY601 31.8 |
R.ディレーラー | SHIMANO ALTUS | SHIMANO ALTUS |
シフター | SHIMANO EF500 8S | SHIMANO EF500 8S |
ブレーキ | TEKTRO RX1 | TEKTRO TK837AL |
スプロケ | SHIMANO HG41 8S 11-32T | SHIMANO HG41 8S 11-32T |
サドル | GIANT CONNECT COMFORT | GIANT SPORT |
ペダル | Aluminum CAGE | Plastic CAGE |
ホイール | GIANT SPINFORCE LITE WheelSet F:24H R:28H | Aluminum WheelSet F:24H R:28H |
タイヤ | GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C | KENDA KWEST 700x32C |
付属品 | ESCAPE専用 KICKSTAND(Black)、ベル | ベル |
重量 | 10.7kg※キックスタンド含まず | 11.1kg |
細かいところを言えば、アルミペダルがプラペダルになっていたり、キックスタンドの有無などもありますが、要はフレームとフォークが少しグレードダウンした形。
なぜでしょうか?
おそらく、今までのスペックだと価格が高騰してしまい売れにくいという点なんだと思う。
まあ、パーツをマイクロシフトにしたエスケープR4というクロスバイクが登場したくらいなので、なんとなくわかるところですが。
ジャイアントも苦戦中か?
ちょうどジャイアントが苦戦中というか、ヨーロッパとアメリカでの需要低迷により利益が前年よりも49%ダウンと出てますが
中国での売上はむしろ急増しているらしい。
日本では消えている軽量アルミロードのTCR SLRが中国ではディスク化していたりするのも、中国のマーケットでは需要が大きいからなのでしょうか?
日本でもスポーツサイクルの売れ行きは芳しくないのかもしれません。
エスケープについても10年以上前と比べるとさほど話題にならない気がしますが、個人的にはスペックダウンしても価格を下げたほうが好ましい気がします。
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