読者様から質問を頂いたのですが、最近主流になりつつあるTPUチューブの話。
P&PコンポーネンツのTPUチューブにはCO2ボンベ使用不可とあり、REVOLOOPの場合はCO2が使用可能になっていました(説明書より)。
CO2を使うとTPUに悪影響があるものとないものがある?のでしょうか?
これ、たぶん意味が違います。
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例えばREVOLOOPの場合
REVOLOOPの場合、確かにCO2使用可能と書いてあります。
https://www.trisports.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/REVOLOOPl_WebQA_.pdf
そもそもP&PコンポーネンツからTPUチューブが出ていることを知らなかったけど、メーカーサイトには「CO2ボンベ使用不可」と書いてありました。
これ、某社の人に以前聞いたことがあるのですが、二酸化炭素がTPUに悪影響するわけではない。
TPUチューブって薄いので、一気に空気を充填するようなプレイをすると噛みやすいだけです。
要はこう。
不良品ジャマイカ!?
噛んでいる状態で一気に空気を入れたら爆発するのは当たり前ですが、そういうクレーム避けなんだと思いますよ。
普通のチューブでも噛んでいる状態に空気を入れたら爆発するけど、薄いTPUはより噛みやすいので…
TPUチューブの中には、わずかに空気を入れて、水を入れて不良品じゃないことを確認してから使うようにと書いてあるものもありますが、不良品ではないのにユーザーの作業ミスで爆発させてクレームが来るのが面倒なんでしょうね。
たまに聞く話
ママチャリのパンク修理でもそうですが、パンク修理した一週間後に「またパンクした!作業ミスじゃないか!?」と発狂している人を見たことがあります。
前回パンク修理した場所と違う位置に穴が空いていたら、前回と今回のパンクは関係がないことになる。
しかし、なぜか納得せずに「お前の作業ミスだ!」と発狂する人がいる。
噛んでいるのに一気に空気を入れて爆発させて「不良品だろ!」と騒がれても、困る。
なので「CO2は使用不可」と先にアナウンスしておくのは、一種のリスク管理と思われ。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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