世界的に自転車の売れ行きが低迷して大混乱に陥ってますが、イギリスのスペシャライズドは最大50％オフになるセールを始めたらしい。
自転車も最大50％オフになっていて、例えばS-Works Stumpjumper T-Typeが£10,000.00⇒
£5,500.00に値下げ。
日本円にすると約192万の自転車が106万に値下げされているので、その差額たるや狂喜乱舞と言いますか…
ほかにもEpic Pro LTDが£8,000.00⇒
£4,000.00。
約154万の自転車が77万…
要は売れ行きが芳しくないからこうなるわけですし、直販化したことが必ずしもいい結果につながっていない。
ところで、シマノの報告によると中国ではロードバイク人気が高い。
2024年12月期 第２四半期（累計）および通期連結業績予想につきましては、当第１四半期連結累計期間に
おいて、依然として市場在庫は高い水準で推移しており、先行き不透明な状況は今後も続く見通しであるものの、ドル高の進行に伴うアジア通貨安の影響から営業外収益が発生したこと、中国市場でロードバイク人気が継続し、第２四半期に計画していた販売の一部前倒しによる増収効果、並びに売上原価率の改善により売上総利益が増加したこと等を踏まえ、上記のとおり修正いたします。https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02673/14a4b3a4/45fb/4854/b60d/e49e95c35f16/140120240417572114.pdf
ジャイアントの中国での展開をみると、先日書いたように「PCR」という軽量アルミエアロロードが登場し、しかもコンテンドAR4と同価格になっていたりする。
ほかにも、日本では何年も前に廃盤になっている軽量アルミの「TCR SLR」がディスクブレーキ化していりなど、ジャイアントの中国での展開はなかなか興味深いところ。
ただしジャイアントも全体的な売上でいえば、2023年は前年に比べて16.4％の売上減少、税引き後の純利益は41.8％の減少。
なのでヨーロッパを中心に低迷した分を中国市場で挽回したかったのかと思いますが、中国市場のみで挽回には至らず。
スペシャライズドもだいぶ苦戦している様子ですが、コナも先行きが不透明になるなど嫌なニュースばかりですね。
半額にしたから売れる…というわけでもないので、苦しい状況は続くのかと。
メリダ(日本)もクロスバイクを中心に価格改定がありましたが、
自転車業界はまだまだ苦しい状況かと。
ところで、ジャイアントの「PCR」は日本では販売しないのかな。
アルミエアロのティアグラ完成車ですが、値段が安いので需要がありそうな気がするけど。
TCRって「Team Conpact Road」の略らしいですが、PCRって何の略なんですかね。
Professionalじゃおかしいし、Peopleなわけもないし。
Police、Paris、Peace…
どこから「P」が来たのだろう？
コメント
コメント失礼します。
自分から販路を絶っておいて、売れないから半額にします…って完全にユーザを舐めてますね。
個人的にスペシャライズドの販売店切りは懐疑的でしたが、やはり影響は大きかったのでしょう。
卸やショップを通さないメーカー直販はその分定価を安くできるはずで、キャニオンなどはそれで買いやすい価格でシェアを伸ばしたのに、下手にショップ販売もあるもんだから定価を下げる訳にもいかなかったのかなと思いますし、『スペシャライズドだから高くてもみんな買うはず』という驕りがあったと思います。
まぁ、安くなって買う人は買うでしょうけど、スポーツバイクが売れないという根本的な問題の解決には程遠いでしょう。
コメントありがとうございます。
海外でやっているスペシャライズドの通販って、確かにキャニオンを意識したわりには安いわけじゃないですしね。
ただ、キャニオンも苦戦気味と聞くので、結局は全体的に売れてないのかと。