エンデューロやクリテリウムについて質問を頂きました。
一人で走るだけでは飽きてきて面白くないのでイベントへの参加を考え
なんとか「クリテリウム」と「エンデューロ」がある事を理解しました
クリテリウムは動画から
エンデューロは耐久レースをエンデュランスと呼ぶことを知っていたので内容が分かりましたが
他にも色々イベントの種類が有るようですが
その内容が呼び名だけじゃ分からない事が多々有り困惑しました
グランフォンデュ?ブルペ?センチュリーラン?
分からない事だらけです
(お暇な時が御座いましたら,どんな種類のイベントがあるのか話題に上げていただけたらと思っております)
ゴールデンウィークに行われるエンデューロレースへの参加を「面白そうだから」という安直な考えで決めてしまい
そのために練習を行い,体の調整を行い
レース当日に持って行く荷物の選定を・・・と思っても
どこに重点を置いて練習すべきとか
用意すべき工具や食品・薬品など経験が無いため分からず不安だらけです初心者の私は何を用意すれば良いのでしょうか?
管理人さんのお知恵を拝借させてください
回答いたします。
Contents
エンデューロ、クリテリウム、ブルベ、グランフォンド、センチュリーラン
一つ一つ見ていきましょう。
エンデューロ
エンデューロは、決められた周回コースを、制限時間内に何周出来るかを競うレースです。
レースですので、クローズドのサーキットなどで行われるのが一般的です。
クリテリウム
クリテリウムは、決められた周回コースについて、【〇×周回ったらゴール】と決まられているレースです。
一般的にはエンデューロよりも短いコースが多いような気がします。
グランフォンド
これはいわゆるロングライドのイベントで、センチュリーランというのも同じです。
コース設定されたところを、安全に走りきるものですので、タイムを競うことはありません。
休憩所(エイドステーション)が複数設けられていて、休憩所はスルーできないものもあります。
イベントによってはエイドステーションの通貨タイムが設定されていて、それをクリアできない場合はそれ以上進むことができない、回収車行きの場合もあります。
レースではありませんので、サポートカーがいてパンク修理のお手伝いをしてくれる場合もあります。
一般公道で行われますが、交通規制されていないケースもあります。
ブルベ
ブルベもレースではなくてロングライドのイベントのようなものですが、運営者はスタート&ゴール地点にしかいません。
途中でチェックポイントがあり、コンビニなどがチェックポイントに設定されていることが多く、チェックポイント通過の証としてレシートが必要です。
スタートからゴールまでは自己責任ですので、運営側のサポートは一切ありません。
途中でリタイヤする場合には、運営者に電話してリタイヤを告げ、あとは自力で帰るというイベントです。
一般公道を走るのですが、交通規制などは一切ありません。
けんたさんが不正参加したと話題になったのがブルベですね。
まとめると
エンデューロ | クリテリウム | グランフォンド | ブルベ | |
場所 | サーキット | サーキットなど | 一般道 | 一般道 |
レース | 〇 | 〇 | x | x |
交通規制 | サーキット | サーキット | あまりない | 全くなし |
サポート体制 | 〇 | 〇 | 〇 | X |
初心者にオススメしないのは
この中で初心者にオススメしづらいのが、私としてはエンデューロです。
エンデューロの場合、走行レベルの区別無く、あらゆるレベルの人がサーキット上にいます。
参加人数も多いのと、走行レベルが違う人が混在していること、周回コースなことを考えていくと、エンデューロは初心者的には結構危険性を持っています。
要は時速40キロ超で走っている人もいれば、時速30キロ程度で走っている人もいるわけです。
周回コースなので、速い人は頻繁に遅い人を追い抜くわけですが、危ないのは集団走行のスキルがない人です。
参加者数も多いため、走行ラインを乱さないように走らないと、あっという間に集団落車が発生します。
コーナーリングで膨らんだり、イン側に切り込んだり、そういうプレイをする人がいると本当に危ないです。
また制限時間もかなり長めになっていることも多いため、エンデューロでは必ずといっていいほど集団落車が発生します。
これはクリテリウムでもそうなのですが、クリテリウムの場合は走行レベルに応じてランク分けされることが一般的です。
こちらも走行ラインを乱す走り方をする人がいると、あっという間に集団落車が起こりますが。
レース系で一番安全なのは、ヒルクライムです。
ヒルクライムの場合、登っているときは時速10キロ程度まで落ちたりしますので、落車してもなんてことはありません。
そもそも集団化すること自体が少ないでしょうし。
グランフォンドなどの非レース系イベントでは、落車が発生することはあまりないかと思います。
ただし、交通規制されてない一般道を走るため、前方のロードバイクが遅くても、追い越し自体が難しいケースもあります。
前方に数十人のライダーがいたら、一気に追い抜きしないと前にいけませんので、自分のペースで走れるかはちょっと難しいところです。
こういう非レース系イベントの場合は、一斉スタートではなく、10人程度の集団で1分おきにスタートなどになっていることが多いかと。
イベントにもよりますが、20キロごとなどに設けられたエイドステーションイは強制的にピットインさせられることが多いです。
最初のエイドステーションまでは前のライダーが遅くて自分のペースで走れなくても、最初のエイドステーションを通過した後はかなりバラけるので、自分のペースで走りやすいかもしれません。
私自身、レースには一切出るつもりがありません。
個人事業主で一人で仕事してますので、怪我するといろんな人に迷惑かけるので。
ロングライド系のイベントもツールド東北しか出たことはありません。
ツールド東北では20キロごとに設けられたエイドステーションで、その土地の料理が振舞われたりしますし、水やスポーツドリンクも飲み放題、ボトルに入れ放題でした。
バナナも大量にあります。
なので持ち物としては、普段乗るときと同じ工具くらいしか持って行きませんでした。
レース系だと補給食などまた変わってくるでしょうけど、大切なのは集団走行のスキルです。
これがないと、正直危ない結果になります。
これは単独落車のようですが、後ろにロードバイクがいたら、だいたいは巻き込まれてしまいます。
こんなのとか。
走行ラインを乱すようなプレイをすれば、落車しやすいです。
こういうのは、他人の走行スキルまではわかりませんので、自分がいくら頑張っても、巻き込まれるときは巻き込まれます。
なのでレース系に参加するときは、まずは集団走行のスキルを磨くことが大切です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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