ちょっと前の記事でも触れたのですが、ビアンキの定番アルミロードのIMPULSOは、2020年モデルでは廃盤になったようです。
グラベルロードのIMPULSO ALLROADは継続しますが、話題の新型グラベル用コンポ、GRXで登場します。
アルミロードのインプルソは廃止に
ビアンキのアルミロード(エンデュランス)というと、インプルソとヴィアニローネがありました。
昨年、ヴィアニローネがワイヤー内蔵フレームにモデルチェンジしたのですが、
http://roadbike-navi.xyz/archives/6081
ニローネよりもランクが上のインプルソも、確か登場は2011年頃だったと思うので、勝手な予想ではワイヤー内蔵フレームにモデルチェンジして来るのではないかと予想していましたが、なんとビックリの廃盤になったようです。
時代のトレンドはワイヤー外出しよりも、ワイヤー中出しですし、そろそろモデルチェンジかと期待してましたが、まさかの廃盤へ・・・
http://roadbike-navi.xyz/archives/5159
ちなみにですが、ビアンキのグローバルサイトを見ると、まだインプルソは残ってます。
まだ2020年モデルに切り替わっていないだけの可能性もあるのですが、グローバルサイトだと、日本では2017年(?)だけで消滅したイントレピダとかもまだありますし、2018年だけで消滅したインテンソ ディスクもあるわけで、単に日本の代理店の方針で輸入しないだけかもしれません。
インプルソとヴィアニローネだと、フレームの質は結構違います。
なのでヴィアニローネよりもインプルソを残して欲しかったのですが・・・
ただ、グラベルロードのインプルソ オールロードは継続な上に、話題の新型コンポGRX搭載で登場します。
2020年モデル IMPULSO ALLROAD
こちらはシマノGRX600で登場します。
GRX600は105グレードですね。
ちなみにグラベルのインプルソは、ワイヤー内装です。
スペックはこちら。
フレーム | アルミ |
フォーク | フルカーボン |
STI | GRX600 ディスク |
FD | GRX810 |
RD | GRX810 |
クランク | GRX600 46-30 |
スプロケ | 105 11-34 |
ブレーキ | BR-RX400(油圧ディスク) |
タイヤ | KENDA Flintridge 35c |
カラー | チェレステ、ブラック |
定価(税別) | 24万 |
こちらがブラックカラーです。
GRXコンポは、800系がアルテグラグレード、600系が105グレード、400系がティアグラグレードになっています。
上のスペック表を見て、色々ミックス??と思うかもしれませんが、実はディレーラーについては800系(11速)と400系(10速)にしかなく、600系にはディレーラーがありません。
また600系にはブレーキ自体が存在しないので、このようなスペックになっています。
GRXにはフロントシングルのクランクもあるのですが、インプルソオールロードではダブルクランクが採用されています。
新型コンポの使い心地も気になるところですね。
もっと思い切って、フロントシングル、リアワイドギア、新型コンポで注目のサブブレーキレバー搭載でも面白かったのですが、新型GRXの油圧対応サブブレーキレバーって結構高いんですよね・・・
なかなかこれを搭載したグラベルロードは、出てこないかもしれません。
ビアンキのグラベルロードの立ち位置
グラベルロードについては、グラベルレース目的という見方と、バイクパッキングなどキャンプツーリング的なロングライドなど幅広い用途で最近人気が出ています。
ピナレロのGREVIL+みたいなのは、最新のテクノロジーを積んだカーボンフレームですが、
これはまさにグラベルレースで勝利を収めるための一台でしょう。
ビアンキの場合、グラベルロードとしてカーボンフレーム車は出していません。
アルミのインプルソオールロード、同じくアルミのニローネオールロード、クロモリのオルソがビアンキのグラベルロードです。
これらはレースとして使えないことはないでしょうけど、どちらかというとバイクパッキングとかそっち向きなのかなと。
(もちろん、グラベルレースに使うエントリーモデルとしても使えますが)
今回出してきたインプルソ、ニローネ、オルソはどれも新型グラベルコンポのGRXを搭載してきました。
こちらがニローネオールロード。
こちらがオルソ。
ニローネはGRX400(ティアグラ相当、10速)、オルソはGRX600(105相当、11速)となっています。
まとめると、
インプルソオールロード | ニローネオールロード | オルソ | |
フレーム | アルミ | アルミ | クロモリ |
フォーク | フルカーボン | フルカーボン | カーボン(アルミコラム) |
メインコンポ | GRX600(11s) | GRX400(10s) | GRX600(11s) |
定価(税別) | 240,000 | 188,000 | 235,000 |
どうしても油圧コンポはコンポの値段が高くなってしまうので、アルミグラベルでもロードバイク基準で考えると高めになってしまいますが、バイクパッキングしてみたい方などに人気が出そうですね。
ちなみに、2019モデルのロードバイクのほうのIMPULSOは、まだ探せばあるようです。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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