結局、電動ブレーキはいつか製品化するのか?

前に、電動ブレーキというものも技術的には可能だけど、安全上の問題から製品化されることはないでしょう、みたいな記事を書いたことがあるのですが、
https://roadbike-navi.xyz/archives/9030

逆転の発想でご意見をいただきました。




システムを安全側に寄せるという思想なら、ブレーキが効いている状態をデフォルト(バッテリー切れ)とするのはどうでしょう?
走行時に常時バッテリー駆動でシューやパッドを離すので、バッテリーの持ちは悪そうですが。

なるほど、それも面白そうです。

でも電動ブレーキは出ないでしょう

前に書いた記事では、電動ブレーキがもし開発されても、安全性とリスクの観点から販売されることは無いでしょうと書きました。
というのも、モーターでブレーキをかけるというシステム自体は出来るでしょうけど、一番の問題はバッテリー切れしたときに、全くブレーキが作動しなくなるという懸念です。

この場合、電気でモーター動かして、シューを開く状態ですね。
それならばバッテリー切れすれば、シューが閉じなくなりますのでブレーキング不能に陥ります。

今回コメントいただいたのは、逆の発想で、デフォルトではシューを閉じるようにしておいて、モーターで開くということです。
つまり、ブレーキングで起こるのは、モーターを起動させるのではなくて、モーターを弱めるように動く感じですね。
バッテリー切れすれば、勝手に閉じてしまうのでブレーキング不能ということにはなりませんが、バッテリー切れ起こせば走行不能になりますね。
ブレーキがかかっている状態から脱することができませんので。

電動ブレーキが製品化されない理由ですが、メーカーはリスクを考えます。
言い方は悪いですが、とんでもないバカが無茶して使っても、問題ないように設計したいところです。

今回のアイディアだと、バッテリー切れ起こせば勝手にシューが閉じてしまうので、ブレーキング不能ではないものの走行不能になります。
で、急にバッテリー切れすれば急ブレーキがかかる可能性があり、例えば峠の下りでスピードが出ているコーナーリングの最中にいきなりブレーキがかかれば、吹っ飛びます。

一般的な人だと、それを懸念して充電して臨むわけですが、めんどくさがり屋の人とかが充電し忘れたり、あとは急な故障時には意図しないタイミングでブレーキがかかってしまうので、これもメーカーとしては怖くて製品化できないのではないでしょうか?

また常に電気の力でモーターで動かしているという時点で、バッテリーの持ちも悪いでしょうし・・・

フル無線化ならノーケーブルですが

スラムが無線コンポを出していますが、当然無線で動くのは変速だけです。
ブレーキも無線&電動化すれば完全にケーブルレスに出来るでしょうけど、リスクを考えたら製品化はしてこないでしょう。

最近はワイヤー類も空力の妨げになるということで、フル内装されたロードバイクも出てきているわけですが、組むほうとしては大変ですよね。
正直、ワイヤーが外に出ているのと、中に入っているのでは、作業にかかる時間もだいぶ違いますし。

今のところ、ブレーキはワイヤー引きか、油圧しかないわけですが、今後は他のシステムが開発されていくかもしれませんし、されていかないかもしれません。




コメント

  1. だま より:

    すでに実用化されている電動アシスト自転車の回生ブレーキみたいに、運動エネルギーを電気エネルギーに変えるタイプの電動ブレーキなら実現の可能性はあるかもしれません。