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ロードバイクに空気を入れるとき、バルブの位置って大切??実はある場面では大切です。

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ロードバイクに乗る人にとって、空気を入れるというのは初歩中の初歩のメンテナンスです。
ただ当たり前のように入れる空気ですが、空気を入れるときのバルブの位置って気にしたことありますか?

 

バルブが下にあろうが上にあろうが、入る空気自体は同じです。
しかしある特定の状況下では、バルブ位置を気にしていないと大失敗します。



バルブの位置

バルブの位置がどこにあっても、入る空気自体は何ら変わりません。
細かい理屈でいうと厳密には若干の差が生じるのですが、無視していいレベルです。

で、バルブの位置はどこにあってもいいの?と聞かれると、どこにあってもいい場合とそうでない場合があります。
まずはバルブの位置がどこでも良くないケースから書きましょう。

チューブレスなどでシーラントを入れている場合

この場合、バルブの位置は上じゃないとダメです。
理由ですが、バルブの位置が下にある状態で最初のプシューをすると、空気とともにシーラントも飛び出てくる可能性が高いからです。

 

シーラントを入れるとしたらチューブレスもしくはチューブラーですので、クリンチャータイヤしか使わない人は正直どこでもいいです。

バルブは上にしたほうが楽??

あるサイトでは【バルブを上にしたほうが、身体への負担が少ないみたいに書かれているようです。
理屈としては、バルブの位置が下になっている場合、しゃがんでバルブにセット⇒立ち上がってポンピング⇒またしゃがんでポンプを外す、という一連の流れで【しゃがむ】という動作が入ってくるため、しんどいというのが理屈のようです。

 

バルブの位置が上なら、バルブにセットするのも外すのも、ちょっと中腰になればそれでいいという考え方ですね。

ただ、これについては理屈としてはちょっと無理があるというか、腰って中腰状態のほうが負担が大きいんですよね・・・
膝を曲げてしゃがんでしまった状態だと、実は腰自体はそれほど曲がっていないため、腰への負担で言うならばしゃがんでしまったほうが負担は少ないです。

 

あと自転車整備では変な体勢にならざるを得ないことって多々あります。
スプロケ外すときも、あまり腰に良さそうな体勢ではありませんし。

 

なので身体への負担を理由にバルブの位置を決めるならば、膝を曲げてしゃがんでしまったほうが負担は少ないです。
スクワットをするときも、腰を痛めにくいようにする場合は腰自体は曲げません。

上半身が変に前に行くと(=腰を曲げる)、腰を痛めやすくなります。
バルブ位置が上でセットしようとすると、多くの人は中腰の体勢、つまりは腰を曲げるわけです。
バルブ位置が下でセットしようとすると、多くの人は腰よりも膝を曲げてしゃがむはずです。
バルブ位置が下でセットするのに、腰を曲げてやるのは論外です。

なので身体への負担で言うならば、しゃがむほうが正解です。
中腰は最も腰を痛めやすいのです。
楽に感じるのと身体への負担は、イコールではありません。
スクワットでも腰を曲げたほうが楽に感じると思いますが、腰を曲げると痛めやすくなります。

バルブが上だと、ポンプヘッドが抜ける?

これは時々聞く話なのと自分でも経験したことがあるのですが、バルブの位置が上にしてポンプヘッドをセットすると、ポンプヘッドの重みでヘッドがバルブに対して真っすぐ入らず、エア漏れするという話を聞きます。
またひどいときにはポンプヘッドが固定していても外れるということもあります。

 

※画像ではヒラメのポンプヘッドを使っているので、吹っ飛ぶことはありません。

 

これについては私も経験したことがあるのですが、

 

空気を入れるとポンプが吹っ飛ぶ!なぜだ??
この約1ヶ月くらいですが、タイヤに空気を入れようとすると、固定しているポンプヘッドがバルブから抜けるという現象が起きていました。 さて、原因は? (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({...

 

ヴィットリアのチューブだとほかのチューブよりもバルブが細めなのか、抜け落ちやすいです。
きちんとレバーを倒して固定していても、高圧になった時にポンプヘッドが吹っ飛ぶことはあります。

 

これはヴィットリアのラテックスチューブです。
ヴィットリアのチューブは、リムナット自体が付いていないのでネジ切りがありません。

こちらはどこのだったか思い出せませんが、普通のブチルチューブ。
こっちはリムナットが付いていたのでネジ切りありですが、リムナットは無くてもいい部品なので付けていません。

あと、バルブのところにネジ山が切られている場合で、ネジ山の具合によっては同じように吹っ飛びやすいです。
ヴィットリアのバルブはネジ切りがないので、それが原因でポンプヘッドが吹っ飛びやすいのかなと推測します。
ただこれらについてはバルブの位置が上だろうと下だろうと起こることは私も確認していますが、バルブ位置が上のほうが吹っ飛びやすい傾向にあります。

 

そういう人にオススメなのは、ヒラメのポンプヘッドです。

ポンプヘッド単体での販売でしかも4000円くらいはするのですが、これに変えるだけでも空気入れは楽になります。

 

【インプレ】ヒラメのポンプヘッド(縦カム)を買ってみた。使い心地はどうなのか?
先日の記事で、空気を入れようとするとバルブからポンプヘッドが抜けてしまうということを書きました。 とりあえず早急になんとかしたいと考え、ネット上で評判が高く、自転車屋もオススメする【ヒラメのポンプヘッド】を買ってみました。 ヒラメのポンプヘ...

 

生産量が少なく入手困難なのと、無駄に高値に吊り上がっていることもあるので注意が必要ですが。

ヒラメの場合、ホースバンドは別売りなことにも注意が必要です(セット品もあります)。

で、バルブ位置が上にするとポンプヘッドの重みで安定しない、という人の場合、ヘッドのパッキンが痛んでいることもあり得ます。
バルブ位置を下にすることで安定するなら特に問題はないと思いますが、これが出来るのはシーラントを入れてない人限定となります。
今後マヴィックのUSTなどを試してみたいと思う人なら、あえて先行してヒラメのポンプヘッドに変えておくというのもアリでしょう。

 

あと、ホースの長さが短いのでバルブ位置が上だと届かないという意見も聞いたことがあるのですが、これはなんですかね?
一般的なフロアポンプでそこまでホースが短いものを見たことがないので・・・

携帯ポンプだとホース自体がないものもありますし、ホースがあっても短いものがほとんどです。
普段使いに携帯ポンプとか、ミニフロアポンプ(携帯可能)を使っている人がいるのかなと思ったりしますが、そういう人はいち早くフロアポンプを買ったほうが幸せです。

 

クリンチャー派はお好きな位置で

ここまで書いてきたように、シーラントを入れていないクリンチャータイヤ派はバルブがどの位置にあっても特に問題はありません。
一応、理屈の上では空気にも質量がありますし、高度によって大気圧なども変化するため、バルブが上で空気圧を測ったほうが正確だという意見を聞いたこともあるのですが、ここまで行くともうこじつけ以外の何物でもありません。
要はバルブ位置が上と下では高度が違うからとか、空気の質量を考えた場合という理屈のようですが、せいぜい60センチとかそんな差ですよね。
そんなの無視していいレベルですし、無視すべきレベルの差です。


私は今ヒラメのポンプヘッドを使っているので気にしませんが、一般的なポンプヘッドの場合、ヘッドを抜くときにボンって大きな音がしますよね。
その際に真っすぐ引き出さないとバルブを壊す原因になります。

 

私の感覚では、バルブ位置が上にある時のほうがまっすぐ引き出しやすい気がしました。
下にある状態だとなんとなく真っすぐ引っ張りにくいというか。

 

ただ、これもちゃんとやれば特に問題ないことですし、恐らくは私の体の使い方の癖もあってそう感じたのでしょう。
ヒラメ以外のポンプヘッドを使っている人は、真っすぐヘッドを引き出せる位置ならどこでも構いません。

 

ちなみに【ヒラメ以外】と書いた理由ですが、ヒラメの場合は真っすぐ引き出すということをさほど意識しなくてもいいんですね。
なにせカムで締め付けなければブラブラですので、レバーを解除すればあとは引き出すのではなく取るだけというイメージです。

 

個人的にはヒラメのポンプヘッドは激押しします。


ヒラメ ポンプヘッド 縦カム

 

ヒラメのポンプヘッドには縦カムと横カムがあります。
縦カムのほうが安いのですが、ディスクホイールなどでは縦カムだと入らないこともあるとかないとか。
ディスクホイールってディスクブレーキ用ホイールの話ではないですよ。
ディスクホイールです。

FULCRUM 『RS_DISC_HG』Racing Speed DISCホイール シマノ 10/11s [0291040002]

 

私が使っているのは縦カムですが、ディスクホイールを除けば縦だろうが横だろうが性能は変わらないので安いほうでもいいかなと思いますが。

結論

・シーラントが入っている場合は、バルブ位置は上で!

・シーラントが入っていない場合は、バルブはお好きな位置で。

・頻繁にポンプヘッドが吹っ飛ぶとかエア漏れが起こる人は、ヒラメのポンプヘッドを買うべし。

・身体への負担を考えるなら、変に中腰になる体勢は避けましょう。

・腰が悪い人は、腰を曲げずに膝で調整するのが基本です。




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