自分のサドル高、すぐに答えられますか?

読者様より、サイクルモードでの試乗について質問を頂きました。

質問が1つあります。
一昨日、C社の自転車に試乗する目的でサイクルモードへ初めて行ってきました。事前にC社のジオメトリ表で調べていたので、自転車のサイズをXSで選択し、いざ試乗をしようとしたところ、「サイズは?」とサドルを調整する人に質問されました。
いつもサドルの高さは自分で乗って微調整するため、何と言っていいか分からず「あ、このままで大丈夫っすwww」と言ってしまい、乗りずらい態勢で試乗するハメになってしまいました。正直C社がいい自転車なのか分からなかったです。

あの時に、スタッフさんに質問すれば良かったのですが、ちょっと忙しそうだったので質問できませんでした。この場合、地面からサドルの高さを言えば正解なのでしょうか?それとも地面から股下までの高さを言えば正解なのでしょうか?

今度試乗する時は、クールに試乗できるようになりたいので、どういう風に言えばいいのか教えてもらえましたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。




回答いたします。

サドル高の定義

まずサドル高というのは、地面からサドルまでの距離ではありません。
サドル高を定義すると、【BB~サドルまでの距離で、シートチューブに沿った長さ】です。

地面からの距離ではない理由を説明します。

まず、ロードバイクは車種によってBBの地面からの高さが違います。
同じ車種でも、フレームサイズによって変わる場合もあります。

一般的にサドル高を合わせるときに、ペダルを下死点に置いて適切な長さを導きます。
下死点というのは、ペダルの円運動の一番下ではありません。
サドルから最も遠い位置が下死点です。

こちらはいわゆる真下の位置にペダルを置いていますが、ここは下死点ではありません。

シートチューブは角度が付いているので、サドルから最も遠い位置は、シートチューブに沿ったところにペダルを置いた場所になります。
なので下死点はこちら。

地面からサドルの距離にしてしまうと、BBの地面からの高さ、シートチューブの角度を全く考慮していないことになってしまうので、意味がない数字です。
なのでサドル高という場合、BB~サドルまでの長さで、シートチューブに沿った長さになります。

自分のサドル高、知ってますか?

正直なところですが、私自身は自分のサドル高は数字では知りません。
乗りながらしっくりくる位置を探った結果なので、計測したことがないというのが本音です。

私は時々、ショップの試乗車に乗りに行きますが、全てのショップは勝手にサドル高を合わせてくれます。
試乗に行くときは私は私物のロードバイクで行きますが、試乗の申し込みをすると、私のロードバイクのサドル高を計測し、それに合わせてくれます。
数字で聞かれたことはないですね。

サドル高の数字を知っている人が多いか少ないか、そういう統計を取ったことがないのでわかりませんが、数字では知らない人ってそこそこ多いのではないでしょうか?
もしくは、家に帰ればデータが残っているけど、ぱっと聞かれてもわからないという人もいるでしょうし。

今回、サイクルモードでサドル高を合わせる係の人に聞かれたということですが、普通【サイズは?】という聞き方もしない気がします。
【サドル高は?】と聞くと思うんですね。

一般的に【サイズは?】と聞かれた場合、フレームサイズを意味すると思うのですが、サドル高を合わせる係の人に聞かれたということなので、恐らくはサドル高なんでしょう。
サイクルモードって初心者さんも多く来ていると思うので、もしサドル高の数字を聞いているのであれば、それ自体が思いやりにかけるのではないでしょうか?
数字で知らない人も多いと思うので。

【サイズは?】という質問で、【そのフレームサイズで大丈夫か?】という質問をしたのかもしれませんが、それだとしてもやっぱおかしい気がします。
身長から見て選んだフレームサイズがおかしいとスタッフが思うなら、お客さんに聞くのではなくスタッフが判断すべきでしょうし。

なのでこのスタッフが質問してきた意味は、ちょっとわかりません。
なんでしょうかね?

お金払っているわけですし

サイクルモードは入場料を取っているわけですし、一応お金を払っているわけですので、このように不本意な形で試乗されたのは残念ですね・・・
もったいないですし、メーカー側もお客さんが不満を持ったわけなので、マイナスでしょうし。

私自身、サイクルモードの試乗はあまり意味がないと前にも書いています。

サイクルモード2018が行われるようですが。

意味がないというか、こういうサイトやブログで記事に出来るほどの情報量は、あの試乗では不可能ということです。
短く狭いコースで、ほかの試乗者もたくさんいるなかで、低速で、舗装状態もいいところを、まともなサドルなどのセッティングもせず、タイヤの空気圧も不明な状態で、フラットペダルで走って、記事の出来るようなインプレは不可能です。
サイクルモードで試乗して、【加速性が素晴らしい】とか【振動吸収性が良い】などと書いているサイトを見ると、吐き気がします。
あの環境で本当にそう感じましたか?と。
盛ってますよね?作り話ですよね?と。

しかし、なんとなくの感覚は掴めることもあるので、試乗に行くこと自体は否定しません。
キャニオンなんかは事実上、こういうイベント以外では試乗できませんし、質感などもサイクルモードなどでしか確かめることができませんし。

【サイズは?】と聞いてきた意味がちょっとわからないのですが、多分私も同じ質問をされた場合、何を聞きたいのかわからないで困ると思います。
そう思われる時点でホスピタリティがないと思うのですが・・・

ただし今後試乗しに行くときに、サドル高を聞かれる場合もあるかもしれませんので、計測しておくといいでしょう。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ともひろ より:

    いつも 楽しく読ませてもらってます

    自分のサドル高ですが  私はクランク165を使っているので  BBからではなく いつも下死点位置で ペダルのシャフトからサドルトップで測っています
    ショップなどの試乗のクランクは170がほとんどだからです  

    これだと試乗で クランク長の違いはありますが ある程度は自分のロードと同じになるかと?

    整備の時も 両サイドどちらから測ってもよし メーカーの違うクランクでも BB中心からと気にせず同じに測れるからです。
    これからも楽しく読ませていただきます では失礼します
     

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かにクランク長で5mmも違うと、理屈の上ではサドル高も5mmズレますので、本来はクランク長も考慮すべきですね。
      ただし多くの場合、サドル高=BB~サドルだと思います。

      サイクルモードのような場所で、正確なサドル高合わせを要求すること自体が間違っているのかもしれません。
      かなりスタッフさんも忙しそうにしているわけですし、待っている人も多いですしね。