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元クロスバイク乗りが思う、クロスバイクを買って後悔するポイント。

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私は今はロードバイクに乗っていますが、スポーツサイクルへの入り口はクロスバイクでした。
当時乗っていたのは、アルミフレーム&アルミフォーク、3×8速、32cタイヤというごく普通のクロスバイクです。

 

これに乗っていたときに、いろいろカスタマイズしていました。
私自身、このクロスバイクを買ったことについて一切の後悔はないのですが、後から【後悔した】とか【ちゃんと調べればよかった】という人も中にはいます。



なのでそういう人のために、後々後悔しそうなポイントについて書いていきます。

ホイールをグレードアップしようとして、エンド幅が合わない

恐らく、クロスバイク関連で後々後悔するポイントですが、ホイール交換ではないかと思います。

 

スポーツサイクルでは、ホイールをよりグレードが高いものにすると、走りがかなり変わるというのはもはや常識です。
よりグレードの高いホイールとなると、一般的にはロードバイク用の完組ホイールになります。

 

近年はディスクブレーキのクロスバイクも出ていますが、今回はリムブレーキ(Vブレーキ)の話になります。
クロスバイクでホイールを変えようと思ったときに、ロード用のホイールをポン付けできる車種と、ポン付けできない車種があります。

 

より具体的に言うと、リアエンド幅が130mmのクロスバイクは、ロード用のホイールをそのままつける事が出来ます。
リアエンド幅が135mmのクロスバイクの場合は、ロード用のホイールは使えません。

 

ただし、エンド幅135mmのクロスバイクでも、手組ホイールにするとか、ロード用完組ホイールでも多少改造すれば使えるケースもあります。

 

ここで疑問が浮かぶ人もいるかもしれません。
どこを見ればエンド幅が書いてあるの??ということです。

 

一般的に、メーカーのHPを見ても、エンド幅については記載がありません。
でも簡単にわかる方法があります。

 

パーツスペック詳細の【リアハブ】という項目に、どこのメーカーのなんというハブを使っているかが書かれています。
それをさらにググレば、大体はわかります。



ビアンキのC-SPORTで見ると、リアハブは【Formula FM-32 】となっています。
これでググッテ見ると、このようにハブのメーカーサイトがヒットします。
https://www.formulahubs.com/product.php?t=3

 

エンド幅のことを【OLD】と表記するのですが、OLDは135mmであると書かれていますね。

細いタイヤが使えない

クロスバイクの場合、初期装備のタイヤが28cか32cあたりがデフォルトです。
ロードバイクのような、23cとか25cのタイヤに変えたいという声も時々聞きますが、使えるタイヤ幅は、ホイールのリム幅に依存します。

 

だいたいのケースですが、初期装備が32c以上のタイヤの場合、細くできたとしても28cが限界のことが多いです。

 

これの計算方法は、

(タイヤ幅) ÷ (リム内幅) = 1.4以上

こうなっている必要があります。

 

具体例を挙げてきましょう。
ビアンキのクロスバイク、C-SPORTを見てみます。
メーカーサイトによると、このように記載があります。

Rims Alex AT470 32H
Tire Kenda Eurotrek 700x35C

初期装備のタイヤは35c、リムはアェックスリムズのAT470というものであることがわかります。
ちなみに32Hというのは、スポークのホール数です。

 

次に、【 Alex AT470 】で検索すると、このようなページが見つかります。
http://www.alexrims.com/products/at470/

 

このページを見ると、リム内幅が17mmであることがわかりますので、タイヤを細くしたい場合、25c以上なら可能と言うことになります。

 

どうしても23cタイヤを使いたいというなら、ホイールごと交換する以外にありません。
リムだけ細いものに交換できないのか?と質問受けることもあるのですが、出来るかできないかでいうと、出来ることの方が多いです。
ただし、ホイール買うよりも高くつくことが多いです。

 

というのも、リム交換って、工賃が一本4000~5000円程度かかります。
工賃だけで前後1万円近くかかるのと、リムが変わるとスポーク長が変わってしまい、スポークも全交換になることもあります。
そういうことまで考えると、安いホイール買ったほうが安いです。

細いタイヤにしたら、振動がひどい(フォークがアルミ)

ほとんどのクロスバイクでは、アルミ製のフォークが使われています。
アルミ製のフォークである理由は、安いのでコストダウンできるという点にあります。

 

で、上に書いたようにタイヤを細くしていった場合、アルミフォークだと劇的に振動吸収性が落ちます。
アルミフォークで23cタイヤなんて使うと、かなりガタガタします。

 

タイヤを細くしていった結果、アルミフォークだと振動がきつすぎるから、カーボンフォークに変えたいという人が出てきます。

 

しかしながら、クロスバイクのVブレーキの台座が付いているカーボンフォークというのは、ほとんどありません。
あるにはありますが、モノとしてはあまり質が高いものではないのが現状です。

ギアがワイドすぎて使いづらい

3×8速のクロスバイクの場合、フロントはトリプルギア、リアは11-32Tがついていることがほとんどです。
乗り始めてみるとわかりますが、フロントで一番軽いギアなんて、軽すぎて使い道が全くありません。
登りでもほぼ使わないレベル。

 

そして、リアの11-32Tの8速スプロケットというのも、使いづらさはあります。

1 2 3 4 5 6 7 8
歯数 11 13 15 18 21 24 28 32
2 2 3 3 3 4 4

リアのスプロケットについては、正直なところどのクロスバイクを買っても、このようにワイドギアになっています。
ロードコンポが付いているクロスバイクだと、フロントはダブルになっていて使いやすいものがほとんどですが、リアはワイドギアが装備されているのが普通です。

 

私の場合、変速性能が落ちることを承知の上で、13-23Tというスプロケを使っていました。

1 2 3 4 5 6 7 8
歯数 13 14 15 16 17 19 21 23
1 1 1 1 2 2 2

クロスバイクについているリアディレーラー(MTB用)だと、スプロケのロー歯数が28より小さくなると、劇的に変速性能が落ちます。
リアディレーラーをロード用に変えると変速性能は改善されることもありますが。

 

まあ、11-28Tあたりのするのがベストなのかなと思います。
スプロケについてですが、これはロードバイクでもそうなのですが、自分の走り方の好みによって変えていくものです。
完成車についてくるのは、とりあえず、というだけの話であって、自分が使いやすいように変えていくのは、ロードバイクでもクロスバイクでも同じです。

 

なお、チェーン長を変える必要があるので、わからない人はショップへどうぞ。

シマノ CS-HG51-8 8スピードカセットスプロケット 11-28
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最初からロードバイク買えばよかった・・・

ママチャリしか乗ったことがない人がクロスバイクに乗ると、そのスピード感に驚きます。
それと同時に、クロスバイクよりも速い速度で走りぬけるロードバイクを見て、【最初からロードバイク買えばよかった】という人もいます。

 

これについてですが、そんなことは最初に試乗していればわかるはずです。
試乗車をいくつか置いているショップなら、クロスバイクもロードバイクも試乗車はあるでしょう。

 

私自身、クロスバイクを買って2ヵ月後くらいには、ロードバイクを買うことを決めていました。
ただし、このせっかく買ったクロスバイクはあと一年くらいは遊んで、その間にロードバイクの情報収集しようと。

 

クロスバイクは1年半くらいの間で1万キロ以上乗りましたし、その後にロードバイクに乗り換えたのでどっちも十分な距離・時間を乗っていたという自負がありますが、クロスバイクとロードバイクは、自転車であるということ以外は特に共通点はありません。
全く違う性質の自転車であり、クロスバイクの延長上にロードバイクがあるわけでもなければ、ロードバイクの劣化版がクロスバイクというわけでもありません。

 

クロスバイクにはクロスバイクとしてのいいところがあり、ロードバイクにはロードバイクとしてのいいところがあります。

 

全く違う乗り物ですし、どっちもいいところ、悪いところはあります。

 

今回の記事、あえて【元クロスバイク乗りが思う、クロスバイクを買って後悔するポイント】というタイトルをつけています。
上に書いたことは私自身が通ってきた道ですが、だからといって最初からロードバイク買っておけばよかったとか、エンド幅130mmのクロスバイクを買うべきだったとか、そんなことは一切思ったことがないんですね。

 

確かに、最初からロードバイクを買っておけば、金銭面では得といえるかもしれません。
でもお金を払ってクロスバイクを買い、いろいろ弄ったりしてきたことって、お金を出した分以上の経験値だと思っているので、最初からロードバイクを買うべきだったとか思ったことがありません。

最初からロードバイクを買っていれば、クロスバイクの良さにも気がつけないわけですし。

乗ってみるとわかりますが、全く違う自転車ですし、クロスバイクにはクロスバイクの面白さがあります。
私の場合、家のスペースの都合上クロスバイクは売却してしまいましたが、これについてはもったいないことしたなと後悔しています。

 

ですが、こういったポイントについて、買った後に【後悔】と表現する人もいます。
それは人それぞれの価値観なので否定しませんが、私の場合は後悔ではなく、お金を出してでもいろんな経験させてくれた自転車だったなぁと思うわけです。
かなり、パーツなどにお金費やしてましたが・・・

 

こういうのって、全く同じ経験したのに、ある人は【後悔した】と感じ、ある人は【良かった】と表現するわけです。
最近思うのですが、ある事柄について、ネガティブな点をあら探しすれば、最終的な結論はネガティブになります。
ポジティブな点を探していくと、結論はポジティブになります。

 

これに近い話題を、ずいぶん前に読者様からもいただいた事があるのですが、あまり調べずにロードバイクを買ってみたら、ある点で問題が生じた。
だけど、それに対する後悔はなくて、その問題をどうすれば解消できそうか、考えるきっかけになったので、面白いという話でした。

 

ネガティブに考えるなら、こういうケースも【ちゃんと調べて買えばよかったと後悔している】になるんでしょうけど、あえてポジティブシンキングするというのも新たな楽しみを与えてくれるものです。

 

いろいろと考え方はあると思いますが、例えばビアンキのチェレステがカッコいいと思う人は、エンド幅135mmだからロードホイールが使えない、などと小さなことで諦めないほうがいいと思ってます。
やろうと思えば、エンド幅135mmのクロスバイクであっても、ロード用ホイールは使える可能性はあります。
http://roadbike-navi.xyz/archives/1762/

 

失敗と捉えて後悔する人もいれば、逆にいろいろ考えるきっかけにしてクロスバイクを楽しむ人もいるわけですので、面白い世界ですよ。




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