ちょっと前に書いた記事についてなんですが、
某社のモノは論外なの?という形で意見されていた方がいて。
私もあまり知らないメーカーのモノですが、フルカーボンロードの完成車で10万以下、というのは見た上で。
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性能の問題ではなく
正直なところ走行性能とか根本的な耐久性とかについては知りませんし、そこが評価基準なのか?というとそういうわけでもなく。
いろんな人に勧めるという意味では、どちらかというと気になるのって保証問題とかスモールパーツなどの入手性なんですね。
どこのメーカーのものでも、初期不良や重篤な問題が絶対に起こらない、ということはあり得ない。
例として挙げるのはちょっと違うかもしれませんが、昔ビアンキ事故ってあったじゃないですか。
サスフォークが分離して・・・というもの。
ビアンキの場合、日本ではサイクルヨーロッパジャパンが代理店としてあって、もし仮に製品不良による重大事故が起きた場合、輸入元の代理店が責任を負う。
実際、裁判になっていたと思いますが、あれって確か和解で終了でしたっけ。
日本に代理店があることが確認できず、販売元が個人なのか法人なのかもよくわからず、仮に何か重大な問題が起こったときに責任を負う立場なのかよくわからないところが販売しているものを、他人に勧めることはちょっと無理というだけのことです。
PL法では、輸入元が責任を負うことになるのだと思いますが。
スモールパーツというのは主にディレーラーハンガーのことです。
そうそうトラブルを起こすものではないにしろ、容易に入手可能なのか、そうではないのかすらよくわからないメーカーのものを勧める気にはなれない。
そういう意味では、それなりの会社が代理店になっているところって、万が一の際にはとりあえず交渉する窓口は明らかなわけですよ。
メジャーブランドの強みはここにあると思ってます。
私が乗るLOOKにしてもきちんと代理店があるわけだし、スペシャでもジャイアントでもコルナゴでも、とりあえず何かあったときの保証問題の窓口は明らか。
何か起こってから、そもそも交渉する窓口がどこかのか?がイマイチ分からないものは、ちょっと他人に勧める気にはなりません。
もちろん、それに乗る人がいて満足しているというのはあるでしょうけど、それとは別次元の話ということです。
ジャイアントの定番クロスバイク、エスケープR3は何年か前からクイックリリースを止めてます。
あれも一種の責任対策なんだろうなと思いますが、クイックをまともに使えない人が事故を起こした時に、責任を追及されかねない。
ジャイアントの場合は大きな会社ですし、仮に万が一が起こった場合でも保証もしっかりしていると思われるし、少なくとも交渉する窓口は誰でもわかる程度に代理店が存在している。
代理店が無い、輸入元が個人か法人かも不明、何かあったときの交渉窓口がどこになるのかもわからない。
これだと性能がどうとか以前の問題になるというのが私の考え。
安けりゃいい、というほど単純でもなくて
先日、謎の批判をしている人がいて読んでいて爆笑したのですが、なんとまあ読解力に乏しい人なんだろうなと。
それに関連してですが、安けりゃいいというほどアホな考えなわけがなくて、単に相場の問題なんですね。
彼の実力では読み取ることが難しかったようですが、他人の能力に干渉できませんからしょうがない。
ある程度、相場ってあると思うのですが、大手メーカーのロードバイクは代理店が責任を持って輸入し、製品のトラブルについても一定の責任を負っている。
代理店が入る分、直販よりも高くなるという面はあるでしょうけど、見方を変えればある種の保証と責任を負うわけですよ。
国内でのトラブルの窓口になるわけですし。
海外通販で買った人がトラブルに巻き込まれて、慣れない英語で頑張って交渉したけどうやむやに終わったみたいな話も聞きますが、少なくとも国内の代理店が逃げることは無いですからw
それも込みでの代金。
正直なところ詳しくないのでどの程度まで責任を負って販売されているものなのか分からない限り、お勧めとして書くのは無理があるのではないかと思います。
それに乗っている人がいてもどうとも思いませんが。
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