ARGON18というと、カナダの実力派ブランドとして知られていますが、2022からはSUMという新しいバイクが加わっています。
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ARGON18 SUM
Ride Out Of The Ordinary | Argon 18Argon 18 is a Canadian manufacturer of superior quality road, gravel, triathlon and track bikes. Visit our website and f...
ARGON18というと、エアロロードのNITROGEN、軽量ロードのGALLIUMがあったわけですが、SUMはそのいいとこ取りとも言えるような一台。
つまり、NITROGENの空力性能はそのまんま維持して、かつ軽量化を果たした上に剛性も保ったようなオールラウンドバイクと見ていいのかと。
フレーム重量だけで比較します。
車種 | フレーム重量 | フォーク重量 |
NITROGEN | 980g | 400g |
GALLIUM PRO DISC | 820g | 360g |
GALLIUM DISC | 893g | 448g |
GALLIUM CS DISC | 1200 | 490g |
SUM PRO | 850g | |
SUM | 890g |
※SUM PRO、SUMともにペイント済み重量。
NITROGENが980gであることを考えると、同等の空力を維持しながらもだいぶ軽量化を果たしていると見て取れますが、カムテール形状のチューブ、オフセットシートステイなど近年のトレンドはキッチリ押さえてますね。
登りのコースにおいても、軽量クライミングバイクのGALLIUM PROよりも速いらしい。
アルゴン18の特徴に3Dヘッドシステムがあります。
もちろんSUMでも採用されたアルゴン18独自のテクノロジー。

ステムの高さを変えても、ヘッドのベアリングの位置が最適化されて剛性を保つシステムです。
砂時計型のヘッドチューブも剛性確保に貢献します。
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ちなみに軽量クライミングバイクのGALLIUM PROの場合、オフセットシートステイが採用されておらず、いわゆる「伝統的なフレーム形状」です。
SUMではオフセットシートステイを採用することによりGALLIUM PROよりも快適性と路面追従性を大幅に向上させている点も見逃せないポイント。
つまり、
空力がエアロロード並み、軽量性も快適性も路面追従性も大きく向上したレーシングバイクと言えます。
フレームセット販売のみ
アルゴン18のバイクは、ほとんどが完成車ではなくフレームセット販売のみです。
SUMも同じくフレームセット販売のみ。
SUM PRO | SUM |
488400円 | 366300円 |
どちらも同じモールドを使用していますが、カーボンレイアップの違いがあります。
海外のレビュー見てると、結構評価高いんですよね。
レーシングバイクとしての切れ味も高め。
タイヤクリアランスは30cまで。
最近のディスクロードは28cあたりでも珍しくない時代です。
海外だと完成車販売もあるっぽいですが、日本ではフレームセット販売のみなので、なかなか初心者が選ぶブランドにはなりにくいのですが、アルゴン18って実物見るとかなりかっこよくて欲しくなる笑。
プロから評価が高いアルゴン18、もうちょい広まると嬉しい。
ちなみに本国サイトをみると、SUMは2022年後半からと書いてありました。
この時代、ロードバイク関係はフレームもパーツも品薄、生産遅れが続いていますが、何気に2022年モデルの大穴の一台だと思っていたりする。
ちなみにDシェープ型の専用シートポストは付属します。
新しくディスクロードを一台組んでみたい人にオススメですが、そもそもパーツも入手性悪いこの時代なので気長に待つことになるのかも。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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