GTのバイクと言うと、このようにトリプルトライアングルという独特の設計が得意でした。
シートステーの交点が、シートチューブとトップチューブの左右4ヶ所になるというやつですね。
2020年モデルのGTですが、これがさらに進化してフローティングステー・トリプルトライアングルというものにアップデートされました。
フローティングステー・トリプルトライアングル
従来のGTが採用していたトリプルトライアングルのシートステーは、シートチューブとトップチューブの両方と繋がっていました。
アルミフレームならシートチューブとトップチューブ、それぞれの左右、計4ヶ所で溶接されていたわけです。
ところが2020年から採用されるフローティングステー・トリプルトライアングルでは、なんとシートチューブとシートステーは接していません!
完全にシートステーとシートチューブは独立構造です。
こちらは2019モデルですが、このようにシートステーとシートチューブがくっついてます。
このようにすることでシートチューブをしならせやすくなり、縦方向の振動吸収性の向上、路面追従性を大幅に上げているそうです。
従来のトリプルトライアングルに比べて30%、伝統的なダイヤモンドフレームに対して50%の快適性向上だそうです。
これがグラベルロード、ロードバイク、MTBなど幅広く採用されているのが、2020年のGTのバイクの特徴です。
2020 GT Grade Al Elite
アルミフレーム&カーボンフォークのグラベルロードです。
エリートではクラリスで、エキスパートでは105で組まれています。
さらに上位グレードになると、カーボンフレーム&105のグレードカーボンエキスパートもあります。
アルミフレームのエリートもエキスパートも、ブレーキはディスクブレーキですが、テクトロの機械式ディスクになっています。
そのため、エキスパートは105組ながら14万円台と買いやすい価格帯。
逆に油圧化しようとすると、一番高いSTIを油圧対応にして、ブレーキも換えないといけないのですが・・・
より快適に長距離を走ろうと思ったときに、最近はあえてグラベルロードを選ぶ人も増えています。
そんな中、さらに快適性を上げたGTのフレームというのも、面白そうな一台ですね。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
初コメントのロードバイク未経験者です。
このグラベルロード、すごく気になっていてエキスパートの購入を真剣に考えています。(エリートでは無い理由はフレームカラーです)
使い方としては12kmの通勤と休日に子供とサイクリング程度です。
最初は普通のロードバイクのほうが良いとも知人に言われたのですが、
私としては『ルーズに、なるべく気を使わずに乗りたい』という考えなのですが、グラベルロード=テキトーに乗れる的な考えは間違っているでしょうか?
ご意見いただきたいです。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
すみません、【テキトー】が意味するところがよくわからないのですが、あなたにとってのテキトーとはどういう状態を意味しているのでしょうか?
返信ありがとうございます。
言葉足らずで失礼しました。
『テキトー』という表現についてですが、『路面状況に対する対応と、路面選びに気を使わないで良い』とご理解下さい。
通勤以外に子供と走ることも考えているので、意識はどうしても子供寄りになり、抜重が疎かになる等を想定しています。
また、砂利道や農道に突っ込んでいくこともあるのでロードバイクは諦めていますが、グラベルロードならイケるのではないか…?と考えました。
(当方、ドロップハンドルのロードバイクに憧れて色々調べているうちにGT gradeに一目惚れしてしまいましたが、ママチャリしか乗ったことがありません。)
※メンテナンスがテキトーで良いか、という意味ではありません。
念のため書き添えさせていただきます。
お返事よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
路面を選ばないという点では、ロードバイクよりもラフに扱えます。
お子様が何歳なのかわかりませんが、ロードバイクよりも低速安定性も高いです。
どうしてもロードは低速で走るには全く向きませんので・・・
大変参考になりました。
ロードバイクを諦めきれない…けど走るのに気を使うのも嫌だ…という私のような中途半端な層にも相性は良さそうですね。
今後もこちらのブログで色々勉強させていただきたく存じます。
ありがとうございました。
いえいえ、また何かありましたらご連絡ください。
宜しくお願いいたします。