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ロードバイクでダウンヒルがうまくなる、7つのポイント。

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ロードバイクで峠を登った後には、当たり前ですが下り坂が待っています。
ダウンヒルが苦手という方が多いのですが、ダウンヒルが苦手な人を見ているとだいたい共通していることがあります。




ダウンヒルがうまくなるにはコツがありますが、今回はそのコツについて書いていきます。

機材的な問題

ダウンヒルのテクニックの前に、機材的な問題からダウンヒルに適していないケースがあります。
これも大切なポイントになるので、ダウンヒルが苦手な人はまずはテクニックの前に機材のほうから直していきます。

ブレーキキャリパーの問題

ダウンヒルで大切なのは、ブレーキがしっかりコントロールできることです。
ダウンヒル中に完全に止まるという場面はほとんどありませんが、コーナーリングの前にしっかり減速したりブレーキのコントロール性が悪いと、ビビってしまいダウンヒルの向上が望めません。

ブレーキキャリパーは、シマノなら105以上がほぼ必須と考えてください。
ティアグラ以下ではなかなか難しいです。

狙ったラインで走るには、ブレーキのコントロール性が大切で、減速すべきコーナーの手前で減速できてないと、コーナーリング中に外に膨らんで対向車と激突するとか、吹っ飛んで爆死するなど危険性が増します。
なのでティアグラ以下のブレーキキャリパーを使っている場合、即座に105以上に交換してください。

シューのみ交換はオススメしません

コントロール性が確保できませんので。

WIGGLEのほうが安いですが、フロントが品切れの模様。

Shimano – 105 5800 ブレーキキャリパー

タイヤのグリップ力

ダウンヒルではスピードが出た状態でコーナーリングしますが、その時はバイクを倒してコーナーを通過します。
その際、完成車付属の安物タイヤだと、グリップ力が低すぎてバイクを倒せないため、コーナーリングがギクシャクしたり外に膨らむ要因になります。
また、タイヤのグリップ力はブレーキ力にも関係しますから、減速すべきポイントで減速しきれない要因にもなります。

なので、タイヤはハイスペックの高いものを使うべきです。
人気があるのは、コンチネンタルのグランプリ4000s2でしょうか。

ヴィットリアのオープンコルサは、バイクが倒しやすいのでオススメです。
さすがは【最もチューブラータイヤに近いクリンチャー】というだけのことはあります。

Vittoria(ビットリア) OPEN CORSA CX 3 700×23c FULL F-CX723-BB ブラック
Vittoria(ビットリア)
売り上げランキング: 11,964

オープンコルサがここまで安くなるのも珍しい気がします。

あとはミシュランのプロ4でしょうか。

一つだけ注意したほうがいいことですが、ダウンヒルが苦手な人は、ラテックスチューブを使わないでください。
ダウンヒルが苦手な人はやたらとブレーキをかけますが、ブレーキ熱がリムにこもると、ラテックスチューブは熱に弱いのでパンクします。
必ずパンクするわけではありませんが、念のため気をつけましょう。

ブレーキレバーのセッティング

これについてですが、私はブレーキのセッティングで、リムとシューの間隔をわずかに開け気味にしています。
これの理由ですが、レバーを深く握り込んだ位置で効くようにしているのです。

この二つの画像で、どっちが握った力が発揮しやすいかわかりますか?
当然下の画像です。
手が開いた状態では握力が発揮できませんし、同じ握力を再現しようとすればより力を込めなければ達成できません。


上の画像の位置で完全にブレーキがかかるようなセッティングだと、手が開き気味なので握力が発揮できず疲れます。

よりレバーが手前に近づくような位置でブレーキがかかるようにセッティングすれば、手がグーに近づくため、少ないエネルギーでブレーキがかかるのです。

これも大切な要素なのですが、ほとんどの自転車屋ではあまりこのようなセッティングをしてくれない傾向があります。

テクニック

機材を完全にしたら、次は実際の走行テクニックです。

下ハンドルを握る

下り坂では下ハンドルが基本ポジションになります
ダウンヒルが苦手という人ほどブラケットを握ってますが、ブラケットを握ってダウンヒルしているようだと一生上達しません。

下ハンドルを握る理由ですが、以下の通りです。
●重心が低くなる
ロードバイクはそもそも重心が高い乗り物です。
そのためにフラフラしやすいのです。

コーナーリング中に重心が高いと、うまくバイクを倒せません。
重心が高い状態でブレーキをかけると、吹っ飛びます。

●ブレーキの効きが良くなる
ブレーキを効かすには、ブレーキレバーのテコの原理を利用することです。
ブレーキレバーの先端を握るのと(下ハンドル)、根元を握るのでは(ブラケット)、どっちが効きますか?

当然ですが、先端(下ハンドル)ですよね。

下ハンドルからブレーキレバーを握ると、指一本の操作でもブレーキは驚くほど効きます。

●怪我したときの被害が少ない
最初に書いた重心と関係しますが、例えば落車した場合、高い位置から落ちるのと、低い位置から落ちるのではどっちがけがの程度がひどくなりますか?

当然ですが、高い位置から落ちたほうが怪我の程度はひどいのです。

ですから、万が一落車した場合に、怪我の程度を最小限にするためにもブラケットで高い重心というのはあり得ません。

視線を意識する

コーナーリングの際、視線によってバイクをコントロールします

具体的には、コーナーリングの際は視線をコーナーの出口に向けます

例えば左カーブのときは、視線を前方ではなく左側にあるコーナーの出口に向けます。
こうするだけでバイクが勝手に倒れるので、うまくコーナーリングをこなせます。

下手な人を見ていると、視線がすぐ目の前に向いています。
カーブの出口を見ることを意識してください。

ペダルの位置

上に書いたダウンヒルでのコーナーリングのときですが、当たり前ですが曲がる方向のペダルが下にならないようにしてください。
左カーブのときに、左ペダルが下死点にあったら、バイクを倒して左ペダルが地面に接触して大落車になります。

左カーブなら左のペダルは上死点になります。

ブレーキのタイミング

ダウンヒルでコーナーリングに突入するとき、十分減速してコーナーに入ります。
実際に曲がっているときはブレーキはかけません
上に書いた視線のコントロールでバイクを倒して進みます。

一番最悪なのは、コーナーリングの手前では減速せず、曲がりながらブレーキングして減速しようとすることです。
コーナーリングでバイクを倒しているので、そのときにブレーキかけるとスリップします。
また、コーナーリングで外に膨らむ原因になります。

これらの7つのポイントを抑えていれば、ダウンヒルなんて簡単です。
まずは機材をしっかりして、そのうえで下ハンドルを必須にしてみてください。




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