ロードバイクのギアチェンジのコツ。登りの前にフロントをインナーへ??

ロードバイクのギアチェンジのタイミングについて質問を頂きました。

読者様
読者様
初めまして。
ロードバイクのシフトチェンジのコツとタイミングについてお伺いします。

いろんなサイトを見ていると、登りに入る前に先にフロントをインナーに落としておいたほうがいい、登りに入ってからギアを落としていくのは効率が悪いなどと書かれています。
ですが、それをすると登りの手前でガクンとギアが落ちて速度も落ちます。登りの序盤は平坦での勢いをある程度活かして登ったほうがラクじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう?

というお話です。

確かに多くのサイトでは、登りの前に先にインナーに落としておくべきだと書かれているものもありますが、いきなりインナーにすると足が回り過ぎの状態になり坂手前で失速しますよね。

これについてですが

私自身、何が正しいのかはいまだによく分かっていませんw
平坦の勢いを登りの序盤で使えば、登りの序盤は惰性で進めるわけです。

で、私がよくやるのは、短い登りであればインナーは使いませんが、長い登りだとインナーに入れておきます。
しかし、例えばアウター50×17T(リア)のような状態で走っていて、登りに入る前(=平坦)でいきなりインナーに落とすと、そこで一気に軽くなりすぎるのが気持ち悪いです。
足が抜けるような感じになりますし。

なので坂が始まるタイミングでインナーに切り替わるようにしてます。
まず、平坦の段階、坂のちょっと手前で、先にリアを2,3枚シフトアップします。

二枚くらいシフトアップして、


それが完了すると同時くらいにフロントをインナーに落とします。

これを一連の流れでやれば、坂に入ったあたりではフロントがインナーに入っていながらも、リアもそこそこの位置にあるので軽過ぎることもなく登り始めることが出来ますが、坂に入ってみてリアをシフトダウンして調整して、という感じにしてます。

私の場合、フロントは50-34、リアは11-34ですが、ギア比で見るとこうなります。

1112131415171921232528
504.554.173.853.573.332.942.632.382.1721.79
343.092.832.622.432.2721.791.621.481.361.21

50×17Tで平坦を走行中に、リアを2枚上げると、50-14Tになります。
そこから素早くフロントをインナーに落とすと、34-14Tになりますね。

ギア比的に見ると、50-17T(2.94)⇒34×14T(2.43)なので50-21T(2.38)に近いあたりになります。
つまりはフロントをアウターのまま、リアを2枚落としたのと同じくらいのギア比へ。

先にインナーを落としておくと、平坦の時点でガクンと軽くなりすぎるので、どうもそのあとの登りで調子が狂う気がしてまして、先にリアをシフトアップしてからフロントを落として、ちょうどいいくらいのギア比で登りに突入するようにしてますが、これについてはどうするのが正解なのかいまだに知りません。

登りで一番効率が悪いのは、重めのギアのまま登りに突入し、つらくなったらリアを一枚ダウン、また一枚ダウン・・・としていくことです。
長い登りでは、頂上に向かって速度が落ちていくような走り方だと消耗が大きいです。
斜度が同じくらいで続くなら、同じギアのまま速度を変えずに登れるギア比を選択するのが正解。

先にリアをシフトアップすれば一瞬だけ脚にウッと来ますが、一連の流れでやれば個人的には効率がいい気がしているのでこうしてます。
先にフロントを落とすと、登りの序盤で失速する感じが強いので。
また登りに入って軽過ぎると思ってシフトアップでもいいんですが、登っている最中にシフトアップするほうが脚への負担が大きい気がするので、こんな感じで調整してます。
あと、登っている最中はトルクがかかっているわけで、そういう状態でリアのシフトアップしたくないということもあります。
リアをトルクかかった状態で変速すると、ガキっ!とか凄い音することもありますし。
変速するときは足の力を少し抜く感じです。

前後同時変速はNG

ずいぶん昔は、このリアのシフトアップとフロントのシフトダウンを同時にやっていたこともあります。
リアを2クリックする2回目のときに、同時にフロントをシフトダウンさせたりしてましたが、まあ、やろうと思えば出来ないことはありません。
しかしチェーンが暴れてチェーン落ちリスクが高まるだけなので、やめたほうがいいです。
私も今はそんな無茶はしません。

フロントの変化は大きいので

先ほどのギア比でも示したように、

1112131415171921232528
504.554.173.853.573.332.942.632.382.1721.79
343.092.832.622.432.2721.791.621.481.361.21

フロントのシフトダウンは、だいたいリア3、4枚分のシフトダウンくらいの効果があります。
もちろん使っているスプロケの歯数によっても変わるでしょうけど。

平坦でいきなりフロントを落とすと、一気に軽くなりすぎる感じがありますが、先にリアを2,3枚上げておけば、フロントを落としたときに事実上リア1,2枚程度落としたのと同じくらいのギア比に来ます。
なので坂の斜度と長さを見て、坂に入ったときにちょうどいいだろうと思われるくらいのギア比になるようにリアとフロントを調整しておく感じでしょうか。
実際にフロントを落としているタイミングは、坂に入る瞬間くらいになるようにしてます。

ただこのあたりのさじ加減はケースバイケースなので、実際にはアウターのまま登りきれるくらい短い坂だろうと思ったら、コーナーの先にはずっと坂が続いているような長い坂だったとか、そういう失敗もあります。
フロント変速はリア変速よりも面倒なので、横着する人もいるかもしれません。

ギアって重過ぎると当然疲れますが、いきなりフロントに落として軽過ぎても、スカっと空振りするような感覚で疲れます。
スカッと空振りする瞬間がどうも好きではないので、先にリアを上げておいてからフロントを落とすことで、フロントを落としてもしっくり来るようなギア比になるように考えてますが、これについては何が正解なのかは正直知りません。

いわゆるタスキ掛けについて

よく、タスキ掛けになるギア選択は良くないと言われます。
駆動効率でも良くないですし、チェーンに斜めの力がかかる分、チェーンの寿命も短くなると言われたりします。

シマノDi2だと、そもそもインナー×トップには入らないようになってます。

実際のところ、登りでアウター×ローは使ってしまうことはありますが、常時アウター×ローで使うというのはナシかと。
常時アウター×ローで平坦を走るなら、まずはスプロケをもっとローギアが大きいものに変えるべきだし、それが嫌ならフロント歯インナーに落とすべき。
チェーンが真っ直ぐな状態のときが一番駆動効率はいいですし。

スプロケ選択も大切

最近は完成車を買うと、11-32Tみたいな大きいローギアのスプロケが付いてくることも多いような感じがしますが、個人的にはギアが飛び飛びのほうが使い勝手が悪いので、11-28Tあたりがオールラウンドに使いやすいかと。
私のLOOK765も、完成車状態では11-32Tが付いていたはずですが、購入するときに11-28Tに変更するようにお願いしていたので、11-32Tはショップに回収されてます。
このあたりは、一台目を買う人にはわかんないと思います。
32Tの軽さがどれくらいなのか?自分に必要なのか?は初心者さんにはわかりませんから。

ある程度乗れば、使うギアと使わないギアって出てくると思います。
自分が走りやすいギアにカスタマイズしたほうがいいので、ロードバイク買って1000キロも乗ったら、スプロケ交換も必要に応じて視野に入れていいかと。

中には重いギアなんぞ使わないからと言う理由で、ジュニアカセットを選ぶ人もいます。
14-28Tなので、よりクロスレシオに使えますし。

ただしジュニアカセット14-28Tの場合、リアディレーラーがSSしか対応しないので要注意。
GSのままだと、変速がしっくりきません。

最近は思い切って、フロントシングルにする人もいるみたいですね。
完成車のギアは、多くの人が使い勝手がいいようにと設定されているだけなので、必要に応じて自分が走りやすいようにカスタマイズしたほうがいいです。
それこそフロントシングルにしてしまえば、いつフロントを落とすかなんて考える必要もないですし。