読者様から、私が前に書いた記事に対してのコメントがありました。
https://roadbike-navi.xyz/archives/11417/
コメントいただいた内容ですが、
たぶんこちらのブログを批判してるのだと思います。
こういう内容のコメントを頂きまして、そのブログのURLもありました。
URLは書きません。
内容を見てみたのですが、
・前輪しか外さない輪行袋の話
・メリダのリアクト、サイズ52であれば、実測で三辺の和が245センチだった
・JRなどは250センチ以内がルールなんだから、規定内だ
・サイズ52は真ん中サイズなので、5センチ余っている状況を見ると一つ上のサイズでも250センチに収まりそう
・そう考えると、80%のロードバイクは前輪外しただけの輪行袋でも問題ないはずだ
・前輪しか外せない輪行袋は使えないというデマを自信満々に広めている奴がいる
・ちゃんと検証せずに書かれている個人の情報は疑ってかかるべき
まあ、こういう内容なんですが。
これがうちに向けて発信されているのかどうかは知りませんし、そこは興味もないです。
ただ、久々に雑な記事だなぁと思いまして。
フレームサイズとホイールベース
前輪しか外さないタイプの輪行袋の場合ですが、一番長くなるのは、バイクの前後方向ですよね。
ここに影響するのは、主にホイールベース。
あと、輪行袋に詰めるときにはハンドルを切っているので、ハンドル幅も関係します。
さらに言うと、使っているタイヤのサイズ(23c?28c?)でもタイヤの直径が変わりますね。
で、たぶんこのブログの方、ホイールベースは同じサイズでも車種により違うこととか、全く考慮してないんだと思います。
一般に、エアロ・レーシングモデルはホイールベースが短いですが、エンデュランスになるとホイールベースは長くなることが多い。
オレサマのリアクトのサイズ52が5センチも余るから、上のサイズでも大丈夫なはず!
そうすると、世の中の80%のロードバイクは、前輪しか外さないものでも違反じゃねーし!
ちゃんと検証しないで書いている個人のブログはホントダメだね!
久々に大丈夫なのか?と心配になりました。
ほかにもいろいろ関係する要素はありますが、輪行袋の横幅に関わるところも、使っているペダル次第でも変わります。
Qファクターも関係してますよね。
で、たぶんこの方、計測のポイントを間違っているんじゃないかと思うのですが、もし計測ポイントが合っているとしても、【サイズ52は問題ない】と書くこと自体がおかしいんですよね。
あなたのリアクトのサイズ52がたまたま大丈夫だったというだけの話(しかもちゃんと計測すればたぶん超えます)。
自分自身の結果だけで、【世の中の80%のロードバイクは問題ない】と書くこと自体に、理論の飛躍があると言うか、相当な問題があると思うんですが。
世間の80%のロードバイクは、問題なく使えるはずだと主張されているようなので、せっかくなので検証してみます。
せっかくなので実測します
この方、リアクトのサイズ52ということですが、どのリアクトなのかわからないので、とりあえずリアクト4000あたりで見てみます。
私が乗っているLOOK765はサイズMです。
メリダ リアクト(52) | LOOK 765(M) | |
水平トップチューブ長 | 545mm | 551.7mm |
シートチューブ長 | 520mm | 510mm |
チェーンステイ長 | 408mm | 410mm |
フロントセンター | 記載なし | 589.9mm |
ヘッド角 | 72.5° | 72° |
シート角 | 74° | 73° |
リーチ | 385mm | 385mm |
スタック | 558mm | 578mm |
ステム幅 | 100mm | 100mm |
ハンドル幅 | 420mm | 420mm |
タイヤサイズ | 25c | 23c |
この二つは、ほぼ同じサイズと見ることが出来ます。
水平トップ長というのはあくまでも仮想値で、このケースで言うと、リーチは同じ数字ですよね。
シート角がリアクトのほうが立っている分、水平トップ長は前に行くので短くなりますが、仮想値なのでここはどうでもいい話。
水平トップ長はこのような仮想値ですが、
ここからシート角が寝るなら、水平トップ長は長くなりますよね。
なのであまり気にする必要もないところですが、強いて言うなら、リアセンター(チェーンステイ長)はエンデュランスバイクの765のほうが長いです。
ホイールベースは両者ともに発表されていないですが、恐らく765のほうが数ミリ程度長いのだろうと予想できます。
ステムとハンドルは同じ長さ。
私は23c派なので、タイヤ直径は765のほうが小さいですね。
こういう条件で、実測するとどうなのか?という話です。
3編の輪なので、縦、高さ、横(厚み)の3辺を計測します。
まず輪行セット前のロードバイク。
スタンドが付いているので、少し後輪がせりあがってます。
シートポストを抜くのは面倒なので、仮想で抜いた状態で考えます。
ほら、よーく見ているうちに、シートポストが見えなくなっていくでしょ?w
まだシートポストが見えている人は、邪念があるかもしれないので、座禅組んでみてください。
とりあえず、コクーンに入れるために、前輪を外して車体にセットします。
この状態だと、高さで一番高い位置は後輪になります。
えっ?まだシートポストとサドルが見えてますか?
しつこいですね、早く死ねばいいのに俺。
高さについては、車輪の直径そのまんまになります。
前輪でも後輪でも直径は同じですので、前輪で計測します。
計測誤差が出にくいように、一端を壁に当てて、もう一端を何か物を置いて、その距離を地面上で計測。
最も高い位置が後輪になりましたが、全ての車種に当てはまるかはわかりません。
ホリゾンタルフレームとかなら、恐らくシートチューブ上端が一番高いところになるだろうと思いますが、リアクトみたいにホリゾンタルに近いとなおさら。
あと、メーカー推奨のやり方だと、このような位置にペダルを置いて、その上に前輪を載せています(0:45付近)。
そうするとペダルの厚み分、後輪よりも前輪のほうが高くなります。
ただこれについては、私はペダルに多少載せているのですが、前輪のクッション性も利用したいので、地面にタイヤが接地するようにしてます。
これ、ペダルの上に前輪を置いているのには理由があって、後輪を付けたまま固定するので、袋の中でクランクが動いてしまう可能性があるので、クランクを止めているんですね。
コクーンの紹介ページを見れば分かりますが、持たなくても、後ろを開いておけば、後輪を使って押して歩けるとなってます。
これがあるんで、クランクと前輪で固定してないと、後輪をガラガラ動かしたときにクランクが動く可能性があるので、いろいろややこしいんですね。
だからこそ、ペダルは外さずにその上にホイール載せて固定するんですが。
(この機能を駅構内で使うのは原則違反です)
前輪がない分、シートチューブがほぼ直角に近づくので、シートチューブが長い車種だと、最も高い点はシートチューブ上端だろうと思われます。
次に横(厚み)。
これを見て、厚みとはどこを指すのかという疑問があるわけですが、フレームがセンターだとしたら、右に一番迫り出している場所は、STIのところですよね。
左に一番迫り出しているのは、左ペダル。
前にJRに聞いた時には、どこを横(厚み)としてみるべきかという質問に対して、明確な定義はないような話だったのですが、一般論として、【3辺の和】とあることから、直方体をイメージするものだと思うと言われました。
つまり、自転車をスッポリ収めるような直方体の段ボール箱をイメージするようです。
直方体以外だと、3辺以外の部分も出来てしまいますし。
そうすると、右に最も迫り出している場所(STI)と、左に最も迫り出している場所(左ペダル)の合計が横(厚み)になります。
なので右側の距離は、ここですね。
ハンドルを90度切って壁に押し当てて、中心までの距離。
左側はフレーム中心からペダル外縁まで。
一応、ハンドルは90°切った状態で計測してますが、
実際にはそれ以上も切れます。
これ、ハンドルを切れるマックスまで切って固定しないと、輪行袋の中でハンドルが動くんですよね。
なので正式には90度切った状態で計測ではなくて、マックスまで切るのが正解。
このブログでは90度切った状態で計測しているようですが、実際には90度以上の場合も、以下の場合もありえます。
90度以外にハンドルを切ると、当然ですが横の厚みも縦の長さも増えますので、今回は90°切った状態と、マックスまで切った状態の両方で計測します。
縦については簡単ですね。
一番前に迫り出しているのは、この状態だと左STI。
最も後ろに来るのは後輪ですね。
こちらが実測値。
ハンドル90度切った状態 | マックスまで切った状態 | |
縦 | 146.5センチ | 147.1センチ |
横(厚み) 左 | 15.9センチ(参考) | ー |
横(厚み) 右 | 26.2センチ(参考) | ー |
横(左右同時計測) | 42.2センチ | 44.3センチ |
高さ | 67.9センチ | 67.9センチ |
合計 | 256.6センチ | 259.3センチ |
なので普通にアウトになります。
この方のリアクトは、141センチ、69センチ、35センチで合計245センチだからセーフと書いているのですが、たぶんこれ、横の計測にポイントを間違ってます。
左ペダルに15センチくらいは食うので、35センチの横幅だと、残り20センチしかない。
とんでもなく短いステムと、とんでもなくショートリーチのハンドルなら話は変わりそうですが・・・
画像だと大差ないように見えますが、ここを6センチ以上縮めるのは不可能にしか思えません。
もしくは、スピードプレイのペダルなら、わずかに短くなるかもしれません。
スピードプレイは、一般的なビンディングペダルとは凹凸の関係が逆なので。
といっても大きな差にはならないかと。
ただ、ハンドルを90度切った状態で、横幅(厚み)が35センチには収まるとはとても思えません。
計測ポイントを間違っているか、計測方法にミスがあるかのどっちか。
もしくはペダルを外しているんですかね?
ハンドル90度切った状態で考えると、ペダルを外せば確かに35センチくらいにはなりますが、それなら【ペダルを外している】と書きますし。
コクーンって、ペダルを外さないことが前提ですからね。
で、これなんですが前に何かで見たのですが、フレームサイズ50の車種でシートポスト抜いても、やはり規定値には収まらなかったみたいな記事を見たことがありまして、たぶんそうだろうなと思ってました。
で、いくつか条件を満たすと、実は前輪しか外さないタイプでも規定値に収まる可能性はあります。
条件としては以下の通り。
【大前提 シートポストは抜く】
・フレームサイズが小さい
・ステムが短い
・ハンドル幅が狭い
・ハンドルのリーチが短い
・ペダルも外す
ペダルを外せば、左側で最も出っ張っているのは、リアエンド(クイック)になります。
ステムを短くすれば、右方向への長さが減ります。
ショートリーチのハンドルでも同じですね。
ハンドル幅が短ければ、前後方向の長さも減ります。
無いと思う理由
私自身、初心者の頃に知らずにタイオガのコクーンを買って使っていた時期がありまして、一年くらい知らずに使っていた黒歴史があります。
ホント反省。
で、このブログでは、自分のサイズ52のリアクトが250センチ以内だったから、80%のロードバイクは前輪しか外さない輪行袋でも違反ではないはずだとしているのですが、まず、計測ポイントを間違っているだろうと思われるので無意味です。
もしくはメーカー推奨とは異なる、ペダルを外して計測してます。
80%の人に使えるはずと主張するなら、メーカー推奨のやり方どおりじゃないと意味ないですし。
あと、サイズ52と言っても、メーカーにより全く大きさが違うので、自分の52が大丈夫だからほかも問題ないと考えるのはちょっと無理がありますね。
で、最近のコクーンって、昔のものと違って対策されているのですが、昔はメーカーサイト等でも、このようになってました。
普通にサドルが飛び出る形ですね。
これは二つの違反があって、全部を収納できてない(飛び出ている)のと、大きさの違反ですね。
これについて批判も相次いだことから、最近のものはこのように、サドルを抜けとなってます。
ところが、このようなタイプも売ってます。
これはサドルを外さないで、ストレッチ素材で収納してしまうタイプで、フレックスコクーンという名前になってます。
これはシートポストを下げても、規定内の大きさにすることは無理でしょう。
シートポストだって途中でつっかえて下がりきらないし。
せいぜい2センチとか下がればいいほうかと。
で、フレームサイズが小さいとか、ステムが短いとか、ハンドル幅が短いとか、シートポスト抜くとか、ペダルも外すとか、いろいろ工夫すれば、前輪しか外さないタイプの輪行袋でも規定内に収めることは可能だろうと思います。
ちなみに私のLOOK765のサイズMでは、左ペダルを外してもギリギリで超えてますので無理です。
ただね、前輪しか外さない輪行袋の、何が問題だったのかというと、シートポスト(サドル)を抜かないで使う人(←ずいぶん昔の私)が多かったので、メーカーが抜けと言っても抜かない人が居たら、結局違反だという現実。
また、元々この前輪しか外さないタイプの輪行袋って、シートポストを抜く前提ではなく開発されていて、メーカーサイトにもそう書いてあったんですね。
その名残が残っているフレックスコクーンのほうについては、シートポストを抜かない前提なので、これはよっぽどフレームサイズが小さくて、ペダルを外すなら規定内に収まる可能性はありますが、ほとんどの人は規定オーバーします。
元々シートポストは抜かない前提だった歴史があって、その後規定についてうるさくなって、シートポストを抜けと言っても抜かない人がいるし、抜いてもペダル外さない限りは規定オーバーする車種のほうが多いはずなんで、だからこそ【推奨しない】なんですよね。
別に規定内に収めたなら、それでいいと思うんですが。
で、出先でシートポストを抜くのと、後輪外すのどっちがラクなの?という話にもなります。
出先でペダル外すのと、後輪外すのはどっちがラク?という話でもありますし。
世の中の80%くらいのロードバイクは、前輪しか外さないタイプで問題ないなんて、とんでもない妄想ですよ。
これはさすがに無いわー。
というより、考察が雑過ぎる。
実際、ほぼ同じサイズと見てもいい、LOOK765とリアクトでも差が出ている。
タイオガのコクーンとか、オーストリッチの超速FIVEとか、前輪しか外さないタイプが販売されている理由って、JRなどの規定内に収められるからというわけでもなくて、フェリーなどでは前輪しか外してない輪行袋でもOKになっているところがあるからなんですね。
輪行って電車だけでもないし。
あと、事実上の問題として、前輪しか外さないタイプの輪行袋で、規定値をややオーバーした状態で電車に乗っても、改札で計測されたことがある人なんて皆無だと思います。
これは、そもそも駅員だって暇ではないこともありますし、わずかにオーバーしていた場合に、拒否するとトラブルになるじゃないですか。
駅員さんて、クソみたいなクレーム客に疲れている人が結構いるので、面倒なことには関わりたくないというのが本音です。
知り合いの駅員さんに聞いたら、大きさで注意したのは一回しかないと言ってました。
それは前輪も後輪も外してないだろうと思われる自転車に、カバーをかけて持ち込もうとされたからと。
前輪しか外さないタイプでも、規定内に収めようとすれば出来ないことはありません。
けど実態として、規定内にしっかり収めるのは多くの人にとって厳しいので、基本は無理だと考えておいたほうがいいです。
あとデカすぎるので、運搬中に人に当たったりなどトラブルも懸念されます。
そういう事情があるので、業界としては
こういうムードになっているわけで。
80%のロードバイクが問題なく使えるなんて、デマです。
シートポストを外す手間と取り付けの手間を考えても、後輪も外してフレームに収納したほうがラクじゃないですかね?
あんまし簡易工具で作業したくない場所ですし。
今、うちには無駄に輪行袋がたくさんあるのですが、これはR250の縦型(超軽量)。
オーストリッチの縦型(ホイールポケット付き)。
GORIXの横型。
輪行袋の左右にホイールポケットが付いているのは、逆に傷の原因になるので、今はメインで使っているのはR250の超軽量ですね。
ホイールポケット付きは、中でガチャガチャ動くので、運びづらいし傷が付きやすい。
このブログには、ざっくりまとめるとこんな感じで締めくくってます。
根拠も書かずに自分で確かめもしないで、使えないと誤解させるようなのは良くない。
知識あるように振舞っている奴が本当のこと書いているわけじゃないから、個人発信の情報は疑え。
こういうの、盛大ブーメラン案件ですよね・・・
計測結果も胡散臭いし、考察も雑過ぎる。
間違いなく、計測ポイントを誤認しているか、メーカー推奨の使い方とは違う、ペダルを外しているかのどちらかかと。
コクーンって、ペダルの上にホイールを固定する形が推奨されているので、そもそもペダル外すことは想定してないし。(まあ、外すとしたら左ペダルなんで関係ないんですが)
もしペダル外して計測しているなら、メーカーが勧める方法とは違うので、ちゃんと書いてないと世間に誤解与えますよね。
このブログが閲覧者が多いのかわかりませんが、これをみて
こういう誤解を生まないといいなと願うばかりです。
フレームサイズが極端に小さい人じゃないと、10センチ近い超過分は埋まりません。
一応、工具なしで外せるペダルというのが三ヶ島から出ていて、
こういうのだと、工具なしでワンタッチでペダルを外せるので、シートポストを抜いた上で、フレームサイズやステム長、ハンドル長次第では違反にならない可能性もあるんですが、こういうのも、どうせ駅員が測らないからと、そのうち面倒になってペダル外さない人が出てくるだけ。
そういうことまで考えているのかなぁ・・・
まあ、過去に違反だと知らなかったとはいえ、こんなもんを使っていた黒歴史がある私ですので、私自身もアウトです。
つまり、一番クズなのは私自身というべきでしょう。
あとこれ、規定内にもし収めることが出来ても、ホントやめたほうがいいです。
前にサイクルイベントに出たときに、田舎の電車なので4両編成、30分に一本とかしか来ない電車内に、この前輪しか外さない輪行袋が溢れていて、一般乗客が乗れない状態になってました。
その昔は、輪行自体許可されていなかったのを、先人たちの努力で出来るようになった歴史もあるわけで。
<追記>
読者様からメールいただきました。
コクーンサイズのブログを見てのレスポンスです。
以前に東京近郊鉄道5社に問い合わせしました。
計測方法についてですが、左右の最大値と、床から最高地点、先端から後端までと全社共通の方式でした。
で、その基準で測ると自分の乗っている48のレーシングタイプのフレームでも三辺が250を越えます。それ以前に決定的なのは新幹線だと2シートの後ろにコクーンタイプは置けれない(はみ出る)んですよね。
ということなので、私がやった計測方式で合っているようです。
このように、小さいサイズであっても規定には収まらないことのほうが多いはずなんで、【80%のロードバイクは問題ないはず】というのは、間違いなくデマです。
コメント
初めてコメントさせていただきます。
いつも真摯な記事を発出されておられますこと、敬服いたしております。
さて、コクーン等前輪のみ外す輪行袋のサイズの件ですが、私方にありますサイズ52のメリダも実測で3辺250センチを切っております。
もちろん私の580サイズスペシャは270センチ近くなり「アウト」なのですが、周りの輪行サイクリストに聞いてみても「実測してみたところ、いけんじゃね?」という人が意外に多く、原因を検討してみたことがありました。
結果、「アウトという人は3辺を個別に計っている」「オーケーという人はパッキングした状態で計っている」という傾向があることに気づきました。
仮説ではありますが、パッキングした状態で壁に押し付けて(実際の乗車状況に近い)図ると、フレームは壁に水平にならない(前部がハンドルのために特出する)ために、誤差が出ているのではないか、と考えております。
また私方の52メリダでも検証してみますが、そもそも横型輪行袋も縦型も実際の輪行シーンでは幅があるためにかえって「邪魔」になるケースも多く、車内で固定できるなら立てて薄く置ける前輪外しタイプの方が邪魔にならないことが多いなぁ、と感じることもしばしば。(私自身は横型を多用しておりますが)
輪行は先進国の中では鉄道車両が小ぶりな日本独自のルールと言えそうですが、自転車活用推進の観点からもまだまだ一般の人の理解や議論が必要だと痛感します。
コメントありがとうございます。
それについては以前確認してますので、ご覧ください。
https://roadbike-navi.xyz/archives/15081/
なお、「立てればスペースを取らない」点については同意しますが、立てれば安定しないことも必然。
シートポストを抜く前提にしたところで、ほとんどの人がシートポストを抜かないまま使うことを考えるとどのみちオススメしないとなります。