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ナショナルサイクルルートに思うこと。

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名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、ナショナルサイクルルートという制度があります。

 

ナショナルサイクリングルート | GOOD CYCLE JAPAN | 国土交通省
全国各地で官民が連携し、自転車の活用による観光地域づくりを進められている世界に誇りうるサイクリングルートを国内外にPRする国土交通省のページです。

管轄は国土交通省で、このように説明されています。

 

自転車は、それに乗ることそのものを楽しんだり、
また、サイクリングツアーで地域をめぐり、沿線の魅力を楽しむことができ、
全国各地で官民が連携し、自転車の活用による観光地域づくりが進められています。
ナショナルサイクルルート制度は、優れた観光資源を走行環境や
休憩・宿泊機能、情報発信など様々な取組を連携させた
サイクルツーリズムの推進により、日本における新たな観光価値を創造し、
地域の創生を図るため、ソフト・ハード両面から一定の水準を満たすルートを
国が指定することで、日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルートとして
国内外にPRを行い、サイクルツーリズムを強力に推進していくものです。

これについて少々思うことがありまして。

安全性の評価

ナショナルサイクルルートの指定には、いろんな評価基準を満たした上で、第三者委員会による審査があることになっています。

 

指定要件としてソフト・ハード面の整備が掲げられているわけですが、大雑把なところで言うと【ルートの安全性】という項目があります。
その安全性の細かい評価基準はこうなります。

 

<ルートの安全性>

必須 ◎自動車交通量が概ね10,000台/日以上の幹線道路において車道混在となる区間を避けたルートであ
ること。
※ただし、郊外部において、「走行環境の安全性」に規定する整備がされている場合を除く。
また、都市部においては、ルートに並行して代替ルートが無い場合は車道混在でもやむを得ないものと
するが、市区町村の自転車活用推進計画における自転車ネットワーク計画に位置付けられていること。
また、現地及びルートマップ等で注意喚起すること。
必須 ◎狭小幅員のトンネルを含まないルートとすること。
※近くに代替ルートが無い場合は狭小トンネルを利用したルートでもやむを得ないものとする。ただし、現地
及びルートマップ等で狭小トンネルである旨注意喚起すること。
推奨 ○生活道路を避けたルートであること。
※代替路が交通量の多い幹線道路しかなく、自転車の安全確保のためやむを得ない場合や、2つの道
路を合理的に結ぶためにやむを得ない場合の他、歴史的街並みなどの観光資源となっている場合な
どは除く。

 

そのほかについても細かく評価基準が設定されているので、詳しくはこっちを見てもらったほうがいいです。

 

https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/good-cycle-japan/assets/pdf/jitensha_detail.pdf

 

看板を設置するとか、未舗装区間が無いこととか、清掃・補修の基準があるかどうかなどいろいろ項目はあります。

 

実際のところ、恐らく書面審査がメインなんだろうなと思うのですが、

日本が誇るサイクルルートなんだと言うからには、審査する立場の人間もちゃんと走って、実体験してくださいね。

このように考えます。
実際に走っているのかどうかは、よくわかりません。
走ってみないと本当に自転車が快適に走れる環境なのかどうかは、わかんないですし。

 

ナショナルサイクルルートに指定されている、つくば霞ヶ浦りんりんロードでもそうなんですが、

 

ちょっと前のつくば霞ヶ浦りんりんロードの事故について、当事者に近い立場の方からご意見を頂きました。
ちょっと前に書いた記事なんですが、つくば霞ヶ浦りんりんロードにて、計8台の自転車が転倒する事故がありました。 これについて事故当事者のお知り合いの方からメールを頂きました。 事故の状況 いつも走っている仲間がこの落車で怪我した中の一名です。...

 

知事さんが走ってみたらヌメリで転倒して、大騒ぎして改修と高圧洗浄。
けどそれが全区間に及ぶ前に、事故は起きた。

 

まあ、サイクリストとしての立場で言うと、濡れた路面はスリップリスクが高まるので、自己防衛のために避けたほうが無難だよねとしか言いようが無いところではありますが、非サイクリストがずっこけて事故が起こる可能性もあったわけで。
ナショナルサイクルルートだとしてジャパンが世界に誇る道なんだぜ!というなら、最低でも年に一回は走って確認してくれないと。

 

まあこういう点については、恐らくは清掃・補修の基準と言うことで各自治体や道路管理者に任せているのだと思いますが、各自治体の担当者は当然走って確認する・・・のでしょうか??

頑張ってください

まあ、自治体の担当者さんや道路管理者さんも暇ではないでしょうけど、ジャパンが世界に誇るサイクルルートだと言うなら、走って実際にどうなのかを確認するべき。
まあ、実際にはやっているものと信じてますが、それこそ自治体の人が走らなくても、暇そうなサイクリストを募集して、問題点をピックアップしてもらうことも出来るわけですし。
サイクリストの中にはそういう道路事情にうんちくがある人もそこそこ多いような気がするので、書類では見えてこない問題点が見えてくることもありますし。

 

砂に埋もれるサイクリングロードとかもあるわけですが、

 

砂で埋もれたサイクリングロード、これは発想の転換が必要かも。
先日の【オススメしないサイクリングロード】の件で、情報を頂きました。 オススメしないサイクリングロードのお話ですが 静岡県御前崎市~浜松市にかけての 「太平洋岸自転車道」はもっと凄いです 自転車の通れない自転車道です 「海岸線を走るサイクリ...

 

オフロードコースではないので(笑)、こういうところは何とかしないといけないと思いますが、そもそも海岸線にサイクリングロードを作るとどうなるかという話でもあったりします。

 

まあ、こういうナショナルサイクルルートという制度、興味は全く無いですが応援してます。

 




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