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アウター×ローで取れない異音問題。

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アウター×ローでの調整について質問頂きました。

気になるのは、アウターローでリアの3枚程度がジャリジャリ(ガラガラ?)というようなギア鳴りがあります。
(FDに擦れる音でなく、RDあたりからの音です。)
2台ともなので、フレームによる影響ではなさそうです。
アウターローで、もっともロー側を使うのはよくないとは理解していたのですが、3枚も音鳴りがするというのは、少し納得がいかなくて、こんなものなのか気になっています。

 

チェーン長は、シマノのマニュアルや、チェーンの長さを計算するサイトで106リンクです。

 

アウターローで使えない(使わない方が良い)リヤのギアは、ローから2、3枚と考えるべきでしょうか。

 

SORA の時は、こんなにシビアじゃなかったのですが、調整があまいでしょうか。

※コンポは105(5800系)でフロント50-34、リア11-28Tだそうです。

完全に消すことは難しいのですが

実際のところで言いますと、アウター×ローでの異音は、多少は残ります。
今回はFDで擦れている話ではなく、RD付近とのこと。

 

一番疑わしいのは、RDのプーリーケージとチェーンが接触している状態だと思います。

ホイールがまっすぐ入っていないとか、クイックの締め付けが甘いとかは先にチェックしておきましょう。

プーリーケージとチェーンの接触

これについてはいくつか可能性がありますが、基本的な考えとしては、スプロケの歯の真下にプーリーが来ていないことと思えばいいです。
スプロケットにチェーンが掛かっているわけですが、真下にあるべきプーリーが真下になければ、プーリーケージとチェーンが接触して異音の原因となります。
特に今回はロー側での話なので、アウター×ローにしたときのスプロケとプーリーの関係性を見て行きましょう。

 

・ハンガーの曲がり

 

ディレーラーハンガーが曲がっていれば、スプロケの歯とプーリーがズレます。

 

・RDロー側可動域がおかしい

ロー側可動域の設定がおかしいと、スプロケの真下にプーリーが来ません。

 

・Bテンション

スプロケとプーリーが近すぎてもダメですが、遠すぎると変速が遅くなるので、そのギリギリを狙う。

 

・スプロケやハブのガタ

 

スプロケの固定がしっかり出来ていないとか、ハブにガタが大きい場合にはスプロケが左右に動いてしまい、結果的に安定しない可能性もあります。
それこそ、クイックの締め付けが弱い可能性もあります。

 

・プーリーの磨耗

 

プーリーが磨耗してうまくチェーンと噛み合っていないために、起こっている可能性も。

 

要はアウター×ローにしたときに、プーリーケージ内側とチェーンが干渉している=音鳴り。
うちのバイクも11-28Tで、RDはGS(下プーリーはビッグプーリーですが)。
この状態でギリギリ干渉していません。

プーリーケージが曲がっているとかそういう可能性もあるので、一つ一つ潰していくしかないかも。

実際のところ

Bテンションを弄ってみたり、ワイヤーのアジャスターを弄ってみたり、RDのロー側可動域をわずかに内側に寄せてみたりしたけど変化はなかったそうでして。

 

で、いろいろ話を進めていった結果ですが、当初はRDのプーリーケージとチェーンの接触なんだと思ってましたが、ちょっと違うっぽい。

この画像の真ん中あたりはスプロケットとの刃先とチェーンのインナープレートが干渉していない部分です。
真ん中のあたりから一つ右のスプロケット刃先はチェーンのインナープレート(内側)に接触しています。

この画像はスプロケット刃先とチェーンのインナープレートが接触している部分です。

クランクを逆転させた時、カツンと小さな音がしまして、チェーンがスプロケットの刃先に乗り、その後回転と共にチェーンがスプロケットに噛み込むとき僅かな音がします。
チェーンラインが厳しいとチェーンとスプロケットがスムーズに噛み合わず、音鳴りがしているようです。
程度の違いこそあれ、アウターローでは、ロー側3枚がこの事象が出ます。
正転でも、スプロケット刃先とチェーンのインナープレートが接触する箇所があり、音がしているようです

たぶんこれはあまり変わらないだろうなと思いつつも、アジャスターボルトを弄ってもらったりしましたが、変わらないようです。
というよりもこれはアウター×ローではある程度しょうがないことだろうと思いますが、ロー側3枚も異音というのがやや気になるところ。

 

実際にその異音を聞いていないので何とも言えませんが、上で挙げたことを一通りチェックと整備してみて、それでも変わらないようならあまり気にしないほうが良さそうな気がします。

 

とりあえず、メールでは音は分からない面も大きいので、一度ショップに持って行って以上なのか聞いてもらったほうがいいかと。

チェーンラインの問題はありますが

私のバイクはリアセンター410mmなのですが、アウター×ローでも異音はありません。

正確には、異音は無いというよりも、私自身は異音とは感じていないなのかも。

 

今回のケースでは、とりあえず信頼できそうなショップに持って行って、それが異音なのか、正常範囲内なのかを確認したほうがいいのかなと。
メールで音は聞こえないので、これについては実際に直接聞かないと何とも言えませんし。

 

でもこういう異音って、気になりだすと止まらないですよね。
フロント側のFD接触であれば、トリム操作で何とかなります。

 

トリム操作を使いこなす。フロントディレーラーとチェーンの干渉、音鳴り改善に。
フロントディレーラーの羽とチェーンが干渉して音が鳴るということがありますが、フロントディレーラーにはトリムという機能が付いています。 このトリム機能によりチェーンとFDが干渉しないようにしているわけですが、これを使いこなしている人は意外と少...

 

アウター×ローは使わないほうがいい、という話も多いですが、私自身はついつい使ってしまいます。
チェーンには良くないんだろうなと思いつつも・・・本当はフロントを落としてリアはローまで持っていかないのが正解。

 

で、もしアウター(50T)×ロー(28T)をそこそこ使うようでしたら、こういう方法もあります。

 

平坦のためにスプロケを11-34Tにしているという方も。
ちょっと面白いなと思う意見がありましたのでご紹介を。 というご意見です。 チェーンライン フロントとリアで、チェーンが真っ直ぐになるような選択をすると、最も駆動効率がいいですし、チェーンに斜めの力が掛からない分、チェーン自体の【持ち】も良く...

 

11-28Tではなく、11-34Tのスプロケを使う方法。

 

・11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T

 

・11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T

 

11-34Tにすると28Tではなく27Tになりますが、ファイナルローではなくなるのでチェーンラインに余裕が出来ます。
また、11-28Tと11-34Tでは、15T~25Tまでは全く同じ構成です。

 

この方はチェーンラインに余裕を持たせるために、あえて11-34Tにしているとか。

 

まあその代わり、重量は増加しますw

品番 重量
105 CS-R7000 11-28T 284g
CS-HG700 11-34T 379g
アルテグラ CS-R8000 11-28T 251g
CS-HG800 11-34T 335g

105グレードでも約100gの増量キャンペーンなので、微妙と言えば微妙だし、スプロケの重量なんて関係ないといえば関係ないし。

 

まあ、アウター×ローは結構シビアなので、リアセンター長が短い車種とかでは異音が出やすいのかも。

 

あまりお役に立てずに申し訳ないところでしたが、異音は聞いてみないとわからないところが大きいので、なかなか難しいところですね。

 




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