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TREKの520とcheckpoint ALR5、どっちがいい?

2021モデル
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読者様から質問を頂きました。

ツーリング用自転車を検討しているのですが、TREK 520とCheckpoint ALRはどっちもリアキャリアを装備できる(520は最初から付いているけどCheckpointは別売り)。
この二つの違いがよく分からない(クロモリとアルミの違いは理解しました)。
ツーリング向きならどっちでも同じなのか、決定的な差があるのか知りたいです。

というお話。

TREK 520とcheckpoint ALR5

Server Error - Trek Bikes

 

一応区分で言うと、520はツーリングバイク、checkpoint ALR5はグラベルバイク。
より細かく言うと、520はゆったりと長距離乗りたい人向け、checkpoint ALR5は520よりもややレーシーな味付けだと考えるのがいいんじゃないかと。

 

フレーム素材の違いは、520がクロモリ、checkpoint ALR5はアルミというところは分かると思います。
ジオメトリにはそこそこ差があります。

520 checkpoint ALR5
ヘッドチューブ 長め 短め
トップチューブ 短め 長め
リアセンター長 長め 普通

※長い・短いは二つの中で相対的にみて。

 

例えばサイズ54で比較しても、こうなります(どちらも適応身長は168-174センチ)。

520 checkpoint ALR5
ヘッドチューブ 140mm 126mm
トップチューブ 543mm 551mm
リアセンター長 450mm 425mm

つまりは、520のほうがアップライトなポジションになるのと、リアセンターも長めなので直進安定性重視というところ。
荷物をガンガン搭載して走るなら、520のほうが安定性もいいでしょうし、チェックポイントのほうが加速性とかはいいと思います。

 

520は前後のキャリアが標準装備されていることからも分かると思いますが、何日も走り続けるようなツーリングに向いているようなスペックです。
例えば、アップライトなポジションで姿勢がラクということもありますし、ホイールも36本スポークなので頑丈。
(チェックポイントALR5のホイールは28本スポーク)

 

36本スポークだと、万が一スポークが一本切れても何とか走れることが多いので、荷物をかなり積んで走るならこっちかなと。

 

ただ逆に、日帰りツーリングだとバイクの重さのほうが気になってくるかなと思います。
どうしても前後キャリア付きな上にクロモリフレームなので、サイズ54で14.24キロ。
チェックポイントALR5はアルミフレームでかつキャリアは別売りなので、サイズ56で10.17キロ。

 

細かいスペックで言うと520は3×9速で機械式ディスクブレーキ、チェックポイントALR5はシマノGRX600系なので2×11速の油圧ディスクブレーキ。
520は前後キャリア付属だけどチェックポイントは別売り。

520 checkpoint ALR5
コンポ 3×9(ソラ) 2×11(GRX)
最小ギア比 0.72(26-36) 0.88(30-34)
ブレーキ 機械式ディスク 油圧ディスク
重量 14.24キロ 10.17キロ
値段(税込) 145,000 219,000

 

ツーリングの場合、荷物をかなり積んで登るとなると軽いギアもないと厳しいところですが、520のほうはトリプルなのでちぇくポイントよりももうちょっと軽いギアもあるというところ。

 

トレックの場合、傘下にあるボントレガーがこういうパーツを作っているので、

Server Error - Trek Bikes

 

チェックポイントALR5を購入するときに、例えばリアキャリアを装備して売って欲しいといえば、取り寄せて付けてくれるでしょうし。
トレックの場合、良くも悪くもリアル店舗での店頭販売のみなので、通販では買えません。
ただし全て自社ブランドで揃えることが出来るわけなので、どれとどれを組み合わせて使えるかなど、適合性は深く考えなくてもわかるというメリットもあります。

 

なのでもし最初からリアキャリアを付けて欲しいなら、購入する前に相談して見積もり取って貰えるはず。
リアキャリアも上のものは620gとありますが、ライトウェイトと名前が付いたアルミ製もある様子(465g)。
まあこういうキャリアについては、下手に軽量性を求めないほうが無難かなと思いますが、ボントレガーってバッグ類もそこそこあるので、520でもチェックポイントでも、最初からバッグまで装備して納車ということも出来るかと。

 

一点だけ注意事項というか、520のほうは後輪の仕様が135mmクイックリリースです。
まあ、この手の自転車でホイールをどうこうというのもあまりないかもしれませんが、一部のホイールは使えないです。
具体的にはシマノの現行ディスクブレーキ用ホイールは全て使えません。
マヴィックはほとんどがアダプター対応、カンパとフルクラムはモノに寄ります。

 

カンパ・フルクラムのディスクブレーキホイール、クイックリリース対応アダプターについて。
先日の記事についてですが、 読者様からの貴重な資料を提供いただきました。 あの中で、フロントがスルーアクスル、リアがクイックリリースのフレームについては、マヴィックなら間違いない(ただし2021年モデルは不明)と書いたのですが、実は一部です...

 

荷物をかなり積んだ状態で走るようなら、少ないスポークの軽量ホイールはさすがに不安ですし、そんなに心配する必要はないかと。

用途も微妙に異なる

どっちもツーリング目的で使えるバイクですが、イメージとしては520のほうはランドナーに近いようなイメージで、最初から想定しているのは何日にも渡るようなツーリング。
イメージとしては、最初からこういう状態で走るもの。

チェックポイントは本来グラベルバイクなので、基本はグラベル走行をメインとしながらも、ツーリング的に応用も可能みたいなイメージ。

ツーリングという言葉はなかなか難しくて、日帰りツーリングもあれば一ヶ月乗るのもツーリングだし。
520のほうがより長期間、荷物の積載、アップライトなポジション。
チェックポイントのほうが520よりもレーシーで、キャリアを付ければツーリングバイクにもなる、というイメージでいればいいと思います。
最初に想定していることは若干違うけど、どっちもツーリング目的に使える、けど荷物をかなり積むなら520、というところかと。

 

まあ、クロモリフレームの細いパイプのほうが好きとか、アルミフレームのほうが見た目が好きとかそういう要素もあるでしょうけど、
520でもキャリアは外せるわけですが、リアセンター長が450mmとかなり長めなので、基本は荷物を積載してのツーリングを想定している自転車です。

 

個人的には単純な見た目だけだと、520のほうが好きだったりします。
ただまあ、私の乗り方ではこういう自転車はオーバースペック(?)というか、荷物を全く積まない人がこれに乗ってもしょうがないというか宝の持ち腐れみたいになってしまう。




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