新品チューブに変えてもすぐにパンクするというなら、基本的には何らかの見逃しか作業スキルが未熟かどっちかです。
とりあえず見るべき3つのポイントを。
新品チューブに変えてもすぐにパンクする場合の3つのポイント
チューブを交換してもすぐにパンクする場合、主に考えられるのは3つ。
①タイヤに異物が残っているか、タイヤ自体に重篤な損傷がある
②リムテープが痛んでいる、ズレている
③チューブ交換時の作業ミス
このうち即座にわかるのはタイヤ表面の重篤な損傷。
穴が開いていてケーシング層まで見えているなら交換したほうがいい。
ただし、その穴とパンクの原因が別のこともあるので、手順を追っていったほうがいいかも。
チェックする手順
まずするのは、チューブを取り出すところから。
とりあえずチューブだけを取り出して、タイヤは片側を残したままにします(完全に外さない)。
パンクしたチューブを取り出した後、一度空気を入れてみます。
空気を軽く入れて耳に近づけると、シューシュー音が鳴っているのが聞こえることがあるので、チューブ側の穴の位置を確認。
チューブの穴が分かれば、その穴がタイヤ側なのか、リム側なのか、リムにセットしたときにどの位置なのかが分かる。
なのでチューブの穴の位置に対応した、タイヤやリムの状態を確認すればいい。
タイヤを全部外してしまうと、チューブと対応したタイヤの位置がわからなくなるので、タイヤは完全には外さないのが鉄則。
チューブの穴がタイヤ側だったら、対応したタイヤの位置を入念に調べてみれば、針金が奥深く刺さっているとか、何かしら見つかります。
タイヤを手でウネウネさせて初めて異物が見つかることもあるので、入念に見る。
まあ、針金が刺さっていたにもかかわらずパンクしていなかったこともあるんですがw
家に帰ってきてタイヤを拭いているときに発見。
よくこれでパンクしなかったなと・・・
タイヤの奥の方に異物があることもあるので、結構しっかり調べないとわからないこともあります。
見つかったらピンセットなどで抜く。
チューブの穴がリムテープ側だった場合は、その位置のリムテープを確認。
リムテープはちょっとでもおかしな雰囲気があったら交換しちゃった方がいいと思いますが、私自身はリムテープが必要なホイールってしばらく使ってないw
リム自体に何らかの異常があることもあるので、一通り手で触ってみてササクレみたいなのがないかも見ておいた方がいい。
チューブに軽く空気を入れてみても穴が分からないときは、ひたすらタイヤトリムを調べるしかありません。
作業スキルの問題の場合も
チューブの交換は難しいわけではないですが、毎回チューブの穴の位置が違う場合や、バルブ付近がパンクしている場合は作業スキルの問題も疑ったほうがいいかと。
多いミスはバルブ付近がタイヤで噛んでいる状態なので、タイヤを全て嵌めた後には噛んでいないかの確認と、バルブをタイヤ側に数回押して噛み込みを解除する。
バルブをつまんで、タイヤ側に押す。
噛んでいないときはバルブがズボズボ動きますが、バルブがほとんど動かないときは噛んでます。
そういう時は何度か押すと解除されることもあるし、一旦空気を抜いて嵌め直したほうがいいときもあるし。
あと、軽量チューブは特に気をつけたほうがいいのですが、タイヤを全て嵌めて空気を入れていくときに、バルブがめり込んだ状態から空気圧を上げていくと、バルブ付近で歪に膨らんでしまいパンクの原因になることがあります。
タイヤ内でこんな感じになっていると思えば(ちょっと極端ですが)。
バルブがめり込んでいる=その部分だけおかしな空間がある状態なので、その状況から空気圧を上げていくと歪に膨らんでしまうことも。
これはバルブナットが付いているチューブであればナットを装着したから空気を入れれば問題ないですし、ナットが付いていないチューブの場合はバルブを引き出した状態から空気を入れて行けば問題なし。
毎回空気圧不足でパンクするのは論外ですw

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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