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改正道路交通法で、自転車運転者の全年齢にヘルメット義務化予定。

ちょっと前に電動キックボードの小型低速車の法制化と、自転車少額違反金制度の見送りなどが報道されていましたが、2022年通常国会に提出予定の改正道路交通法では、自転車に乗る全年齢に対しヘルメット義務化の方針になっています。

ただし、義務化と言っても努力義務
罰則も当然ありません。

現行法では

現行の道路交通法では、児童と幼児については自転車ヘルメット装着の努力義務が明記されています。

(児童又は幼児を保護する責任のある者の遵守事項)
第六十三条の十一 児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない

努力義務なので当然罰則はありません。
努力義務に罰則をつけるとどうなるんですかね?笑
努力が足りない人には罰則・・・シュールな光景しか思い浮かびませんが、国家が刑罰を課す時にはこんな曖昧な基準ではダメなので、当然罰則は作れない。

いろんな人
いろんな人
あんた、ヘルメット装着の努力義務違反です。
何回言っても何回言っても全然被らないのは努力が足りませんね!
切符切ります!
読者様
読者様
いやいや、僕は十分頑張ってます!
努力を認めてくれないのですか!

自治体単位では、ヘルメット装着義務を条例で設けているところもありますが、道交法を超える条例は作れませんので当然罰則はありません。

全年齢にヘルメット装着の努力義務を課すそうですが、これがどういう意味合いになるのかというと、事実上は特に何かが変わるわけでもない。
ただまあ、法令で定めるという行為によって、「義務がある」とアナウンスできる根拠になる程度の話。

結局は自転車に乗る人が必要だと思えばヘルメットを被るし、必要ないと思えば被る必要はない。
個人の自由に委ねるという点では、今までと大きく変わることはありません。

自転車保険についても、自治体によっては自転車保険の加入義務を定めています。
これも道交法を超える条例は作れないため、罰則はありません。

リスク管理は自分で

ずいぶん昔の話でいえば、原付ですらヘルメットは任意だった時代もあります。
原付は法定速度が30キロなので、まあロードバイクと同等、もしくはむしろロードよりも遅い存在。

私自身はロードに乗るときにはヘルメット被りますが、どうもヘルメット議論っておかしな方向に持っていこうとする人が多いような気がする。

以前何かで見たのですが、どこかの企業だか行政が「自転車に乗るときはヘルメット被りましょう!」というアナウンスに噛みついて、「いやいや、その前に自転車道とか作れよ!」みたいな支離滅裂なツッコミをしている。

インフラ整備は事故を減らすことが主の目的だとして、ヘルメットは事故に遭ってしまったときの怪我の程度を軽減させるもの。
これを同一線上に並べて考える時点で、もうお察しなのかと。
事故に遭ってしまったというのは、自損事故(転倒、落車)を含む。
自転車道とか作っても、自分の運転ミスによる転倒なんてことは想定できる範囲なので、インフラ整備とヘルメットを同一線上に並べて批判する人って、主の目的がどこにあるのか理解できていないんだろうなと・・・

以前自転車道の中で逆走してきて衝突し、意識不明の重体になったという事故も名古屋でありましたが、自転車同士ですらこれですから。
ヘルメット被ろうぜ!ということとインフラ整備は必ずしも目的が同一線上にあるわけではない。

私自身、このサイトでも【ロードに乗るならヘルメット被ろう】ということは散々書いてますし、もはや今の時代ではロードバイクに乗る人は常識になっていると言っていいと思う。
恐らくどこのショップでも、ヘルメットは推奨するだろうし、レースではないサイクルイベントですら参加条件はヘルメット必須。

ただまあ、どうしても被りたくないという人がいるなら、それはそれかな、と思ってます。
そこを強制するのは違う。
けど被らないリスクをきちんと知っているのか?というところは確認することにしてます。
リスクを甘く見て被ってない人には教えてあげるのも一つだし、それを聞いても被らないというのであればそれはそれだし。

自分で選んだ選択肢については、自分で責任取るのが日本の仕組みですから。
電動キックボードの実証実験でヘルメット不要だった件もそう。
リスクが高いと思う人はそもそも乗らないし、電動キックボード自体は使いたいけど怪我のリスクを考慮している人は自主的に被るし。
自分で選んだ選択については、自己責任。

ただまあ、ヘルメットを被りたくないという意見は尊重するとして、下手な言い訳する人がいるとどうしてもツッコミ入れたくなるのが私の性分。
何せ人間性に問題があると平然と言われてしまうレベルですからw

これはだいぶ前にも取り上げた件ですが、 だいぶ前な気がしてましたが、これってまだ今年の出来事だったのですねw ...

例えばヘルメットを被らない理由として、

読者様
読者様
ヘルメットを被ると神を感じ取れなくなる。ヘルメットが阻害する

と言っている人もいますが、どうもこういうのってツッコミ入れたくなるんですよ。
プラスチックと発泡スチロールのヘルメットで遮断される神であれば、信仰心が足りないのでは?と。
マンションだと鉄筋コンクリートで遮断されるはずだし、一般的に見ればコンクリのほうが遮断されそうな気がする。
それこそ商業施設とかに入れば、建物のコンクリでヘルメットとは比較にならないほど神が遮断されるはずだけど、コンクリはすり抜ける神なのかもしれません。
プラスチックと発泡スチロールには弱いのか。

ほかにも、

読者様
読者様
ヘルメットを被ると重要なセンサーが働かなくなる

という人がいたとしたら、修行が足りないのでは?とツッコミ入れたくなってしまう。

言い訳とかせずに、「被りたくないから被らない」というのであれば突っ込む要素も特に無いですが、下手な言い訳されるとツッコミどころ満載になるので面白い。

やっぱ私、性格悪いんですかねw

さてさて、自転車ヘルメットが全年齢で努力義務化されるようですが、やっぱ多くに善良な市民が望んでいた、自転車の少額違反金制度のほうが先だったんじゃないですかね。
確かに問題点は多々あります。
ざっと問題点を挙げるだけでもこれくらいはある。

・本人確認の問題
・行政処分なので支払い拒否された場合は検察送致になるけど、手間が増えるだけな上に事実上は不起訴連発するはず
・警察官が自転車のルールを把握していない
・そもそも何が正解なのか分からない道路もある

こういうのとか、正解が不明な道路はありますもんね。

先日の読者様の報告の続きです。 2.Y字交差点について 場所:小平警察署上宿交番のある小平上宿交差点です。 ...

読者様からちょっと面白いお話を頂きました。 名付けて、【絶対に左折できない交差点】とでもいいましょうか。 絶対に左折できない交差点 場...

正直なところ自転車の交通ルールについては、よくわからないものは多々あります。 先日書いた、第1通行帯からしか直進できない件もそうですが、 ...

先日ちょっと交番で話を聞いた時も、交番にいた警察官2名は、自転車が路側帯を通行してもいいのかすら分かっていませんでしたw
それは17条の2ですよ、と教えてあげて和やかに会話して帰ってきましたが、あのレベルで取り締まりしたらやっぱりマズイ。

自転車に対する行政の取り組みはいろんな面で失敗していると思うのですが、施行令の信号機の効力とかも、「対面」と「同時」がどこまで干渉してどっちが優先になるのかすら明らかではないですし・・・

ヘルメットについても、法改正後は義務だよとアナウンスする根拠にはなると思います。
けどどちらかというと、18条1項の軽車両については左側端通行義務違反に罰則を設けて、それと同時に車が自転車の側方通過する際の間隔を法定で定めたほうがいいと思う。
時速20キロまでは側方距離1.0m、それ以上は1.2mなどでもいいだろうし。