今回はフランスの名門、ラピエールのアウダシオというロードバイクを紹介いたします。
このバイクはアルミフレームにカーボンフォークというエントリーグレードの構成ですが、なかなか興味深いフレームです。
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2018年モデル LAPIERRE AUDACIO 500 CP
ロードバイク ラピエール アウダシオ 500 CP / 2018 LAPIERRE AUDACIO 500 CP
このフレームの特徴ですが、まずはトップチューブの湾曲具合でしょう。
なんかエロイですよね。
ラピエールは曲線を使ったフレーム作りが得意な印象です。
こういう曲線が乗り味にどう影響するかですが、振動吸収性が上がります。
フレームは地面からの振動を受けてしなるわけですが、まっすぐな棒よりも曲線がある棒のほうがしなりながら振動を吸収性します。
シートステーもまっすぐな形状ではなく、外側にベンドしながら細身です。
ここがリアの振動吸収性を上げている印象。
かといって振動吸収性一辺倒ではなく、ボリュームのあるチェーンステイやBB周りにより剛性を確保し、ペダリングロスがしにくいようにうまく設計されています。
このあたりはラピエールらしさといっていいのではないでしょうか。
2016モデル⇒2017モデルの際には、アウダシオはフレームとフォークで500gの軽量化を果たしました。
2018年モデルはそのままを受け継いでいるようです。
パーツスペックは以下の通り。
フレーム | アルミ |
フォーク | カーボン(アルミコラム) |
STI | 105 |
クランク | 105 50/34 |
FD | 105 |
RD | 105GS(ロングケージ) |
スプロケ | 105 11-32 |
ブレーキ | 105 |
タイヤ | コンチネンタル ウルトラスポーツ
25c |
重量 | 9.3キロ |
綺麗に105でまとめてきていますね。
重量が9キロオーバーと重めではありますが、BB周りがしっかりしているので持った重さよりも走りは軽く感じられると思います。
ワイドギア採用なので、初心者にはうれしいかもしれません。
2018年モデル LAPIERRE AUDACIO 300 CP
300CPはフレームとフォークを同じまま、コンポをティアグラにしたモデルです。
ロードバイク ラピエール アウダシオ 300 CP / 2018 LAPIERRE AUDACIO 300 CP
カラーリングが奇抜ですね。
この辺は好みが分かれるかもしれません。
パーツスペックは以下の通り。
フレーム | アルミ |
フォーク | カーボン(アルミコラム) |
STI | ティアグラ |
クランク | ティアグラ 50/34 |
FD | ティアグラ |
RD | ティアグラ |
スプロケ | ティアグラ 11-32 |
ブレーキ | ティアグラ |
タイヤ | コンチネンタル ウルトラスポーツ
25c |
重量 | 9.6キロ |
こちらもティアグラでまとめてきましたね。
ブレーキなどをケチるメーカーも多い中、フルティアグラは好感が持てます。
またこちらには女性モデルもあります。
ロードバイク ラピエール アウダシオ 300 W CP / 2018 LAPIERRE AUDACIO 300 CP
2018年モデル LAPIERRE AUDACIO 200 CP
ロードバイク ラピエール アウダシオ 100 CP / 2018 LAPIERRE AUDACIO 100 CP
こちらはクラリスで組んだモデルです。
パーツスペックは以下の通り。
フレーム | アルミ |
フォーク | カーボン(アルミコラム) |
STI | クラリス |
クランク | クラリス 50/34 |
FD | クラリス |
RD | クラリス |
スプロケ | クラリス 11-32 |
ブレーキ | プロマックス |
タイヤ | コンチネンタル ウルトラスポーツ
25c |
重量 | 10キロ |
クラリスモデルはブレーキがちょっと残念ですね。
それ以外はよくまとまっている印象です。
こちらのモデルにはフラットバーモデルもあります。
ロードバイク ラピエール アウダシオ 100 CP FLAT / 2018 LAPIERRE AUDACIO 100 CP FLAT
フラットバーモデルではタイヤが28cになるようです。
フレームがロードバイクそのものですので、ハンドル変えてSTIを用意すればロードバイクになりますし、なおかつジオメトリがロードバイクそのものですから、その辺のクロスバイクよりも加速感は上でしょう。
入門機、他人と被りたくない人にもオススメ
ラピエールはフランスの名門ブランドですが、日本ではそこまで浸透しているとは言いづらいブランドでもあります。
あまり見かけません。
フレームの質もこの価格帯ではいいですし、パーツ構成もよくまとまっているので、ロードバイク初心者にはいい一台でしょう。
105モデルはホイールを変えれば8キロ台になるはず。
他人と被りたくなくて、それでいて質のいいアルミフレームが欲しい人向けの一台と言えそうです。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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