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セルロースナノファイバーはロードバイクの新素材になるのか?

だいぶ前に、読者様から質問を頂きました。

失礼します
新素材では
http://ysroad.co.jp/chigasaki/2021/11/20/65933
にあるようなナノ結晶セルロース セルロースナノファイバー製というのは今後10年単位でみると有望だったりするんでしょうか?今その手のものが一般的に販売されていないことを考えると、ステマやポジショントークというわけでもなさそうですし
カーボンZEROだの脱炭素だのが叫ばれる時代(むろん二酸化炭素と炭素繊維は違いますが・・・)、SDGS、サスティナブル、再生や再使用のことを考えると、カーボンフレームより、もともと初期の自転車の素材が木製ですし木由来の方がイメージ的にも投資的にも良さそう感じがしますが・・・

大学時代の先輩がセルロースの研究してたよなと思い出して聞いてみたのですが、ちょっと分野が違うらしいのと、研究機関から離れて久しいのでよくわからないとのことでした笑。

セルロースナノファイバー


セルロースナノファイバーは、木質繊維を微細化したもの。
軽量で強度も高いとのことから注目されている新素材です。
植物繊維由来ということもあり、製造や破棄時の環境負荷も少ない。
その点、カーボンは・・・(自主規制)。

弾性率は高強度アラミド繊維と同等で、重量は鋼鉄の5分の1程度、強度は約5倍だそうな。

環境省や京都大学などが、車の開発をしてますよね。

https://www.rish.kyoto-u.ac.jp/ncv/

温室効果ガス削減のためには、車の軽量化が必要。
軽量化のためにセルロースナノファイバーを使った素材が注目されているわけです。

ただし、まだセルロースナノファイバーの値段が安いというわけでもないです。
セルロースナノファイバーの実用化という面では、まだまだ時間がかかりそうな気がします。

フレームの新素材となりうるのかについては、正直何とも言えない気がします。
いろいろ可能性は膨らむ期待度はありますが、まずはレーシングカーや飛行機などで採用されるレベルに達したら、ではないでしょうか?

ロードバイクの場合、車でいうと実用車ではなくレーシングカーですよね。
大衆車ではなくスポーツ機材なわけで、カーボンを越える性能がないとなかなか採用されないのではないかと。

ロードバイクのフレームって、クロモリ→アルミ→カーボンと進化してきたわけですが、結局のところ新素材はフラッグシップモデルに使われて、今までの素材よりも優れているから新素材に移行してきた。
ロードバイクの場合、プロレースでは重量制限があれわけで、単に軽いというだけならカーボンで既に十分。
カーボンを越える弾性率があるか、カーボン同等の性能でありながらもコストが安いかじゃないと、自転車メーカーが新素材を採用するメリットがないような気がします。

カーボンよりも劣るのであれば、レース機材としては旨味がないですし。

とりあえず、注目の新素材であること自体は間違いないかと。

新素材を開発出来るブランド力

カーボンフレームについては製造方法が確立されてますし、メーカー側もノウハウはある。
昨今、メジャーブランドでも買収されたとかそんなニュースが飛び交うわけですが、この時代に新素材フレームの開発や研究に予算を投じるメーカーがどれくらいあるのかな?という点ではやや疑問。

どちらにしても、レーシングカーや飛行機などに採用された後の話なんじゃないかなーと勝手に思ってますが、今後セルロースナノファイバーの値段が下がってきたとして、「軽くて安い」というだけではロードバイクメーカーが積極的に取り入れるのか?はやや疑問。
カーボンを上回る性能があるなら別でしょうけど、このあたりは今後注目なのかもしれません。

少なくともあと数年でロードバイクの新素材となる可能性は低いと思いますが、15年後、20年後とかなら話は変わるかも。

つまり、現時点ではよくわからないというだけの話でした。笑。




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コメント

  1. カモがネギしょってる より:

    長繊維が作れてプリプレグが主流になるまでは厳しい気がします。射出成型をするには流動性が悪すぎてウェルドがはっきり出過ぎると思いますし。あと問題になるのは耐熱性ですね。その為、組み合わせる樹脂を選びます。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      耐水性もさほど良くないみたいな話も聞いたのですが、劣化という観点ではどうなんですかね。
      総合的にみてカーボンを越えそうな雰囲気を感じないので、期待度はありますがまだまだ難しいように感じます。