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アルミフレームの溶接痕処理と、性能差。

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某社から登場したマグネシウムフレームについて、読者様とメールしていたこと。

読者様
読者様
トップチューブとヘッドチューブ、ダウンチューブのところの溶接痕が結構モリモリしているように見えます。
アルミフレームとマグネシウムフレームで溶接の差があったりするのですかね?
管理人
管理人
うーん、溶接については全く知識がないのでわかりません。
けどグラベルバイクということから、オンロード専用のロードバイクよりも強度を上げたいのかもしれません。
あっ、何ら根拠はないのでわかりません笑。

溶接痕処理と性能差

私の中では、最も美しい溶接痕処理をしているのはトレックのエモンダALRと思っています。
ダントツ一位です。
おめでとうございます。

アルミフレームの場合、溶接痕処理に手間を掛けているかはそのまんま価格差に反映されます。
分かりやすい例ですが、クロスバイクの溶接痕処理ってまあまあモリモリ系です。
あれは、手間暇掛けて美しい仕上がりにするよりもコストダウンして市場に投入したほうが売れるからでしょう。

 

クロスバイクの溶接痕処理まで気にする層は、おそらくかなり少数派。

 

以前乗っていたビアンキのIMPULSOもトップチューブとヘッドチューブのところには溶接痕が「皆無」。

ビアンキの説明はこうなっています。

トップチューブをヘッドチューブに溶接した後,金型に入れ再度一体成型します。(ハイドロフォーミング法)
その後,さらに別の金型へ流し込み、一体成型の工程を再び行い形を整えることで 剛性を上げ,さらに美しいモノコックデザインが生まれます。

 

TECHNOLOGY – ROAD - bianchi

一度溶接してから金型に入れて一体成形。
元々は別々のチューブだったものを一体化させるため、モリモリ感がなくなるだけでなくその部分の剛性と強度を上げるそうな。

 

冒頭でも書いたように、アルミフレームで最も美しい溶接痕処理をしているのはトレックのエモンダALR。
同社にはアルミグラベルバイクのチェックポイントALRさんもいます。

 

エモンダさん(オンロード)とチェックポイントさん(グラベル)で溶接痕処理に差があるのか?と思っていろんな画像を調べてみたのですが、

 

管理人
管理人
チェックポイントさんも、ホンマきれいや!
滑らか!

 

画像レベルではかなり滑らか。
TREKのAlphaアルミフレームは、必要な強度と耐久性を確保しながら溶接痕を目立たせない「インビジブル・ウェルド・テクノロジー」を採用とありますが、チェックポイントさんでも同様の技術を採用。
ただまあ、一部あえてエモンダさんよりもモリっとさせているのかな?と思った部分も無くはない。
具体的にはリアエンド付近(気のせいの可能性あり)。

 

けど、キレイな処理であるのは変わらない。

 

マグネシウムフレームとアルミフレームで溶接痕処理の細かいところに差が出るのかはよくわかりませんが、どうなんですかね。

 

アルミフレームの溶接痕処理については、手間暇掛けているかどうかの違いになるので、お値段にそのまんま反映されます。
最近だとオフセットシートステイになりシートステイが下がっているフレームが多いですが、このようにした場合、シートステイとシートチューブの交点はどうしてもモリモリ感高めにしないと成り立たないのでは?と勝手に思ってますが。

CAAD13が登場した頃も、溶接痕が前作よりモリモリしてない?と話題になりましたが、たぶんオフセットシートステイにするとしょうがないのかなと思います。

管理人
管理人
ハイドロフォーミングで溶接痕処理をキレイにすることで、チューブ同士を一体化させ強度と剛性を上げる効果もあります。
なのでフレームの性能差にもなりますが、できる範囲とできない範囲がたぶんあるので、モリモリ=悪とまでは言えません。
フレーム素材の差による溶接処理の違いについては、全く知りません笑。

アルミフレームについて言えば

アルミフレームについて言えば、昔みたいに酷いモリモリ感溢れるフレームのほうが少ないと思います。
以前見たFELTや、コルナゴ、チネリなんかもアルミフレームの溶接痕処理がかなりキレイだった気がする。

 

逆に、某社の最廉価グレードのアルミバイクは溶接痕がかなりモリモリでビックリしたのを覚えてますが、まあ、安いからしょうがない話。
具体的な名前は避けますが、当時7万しないくらいだったはず。

 

溶接痕処理がキレイなほうが「見た目」での満足度が高いですが、あえてスペシャライズドの新型アレースプリントは溶接位置を変えてきてます。
アルミフレームでさらに進化を求めているブランド自体かなり少なく、どのブランドもカーボンフレームのほうばかりに行ってますが、アレースプリント乗ってみたいのよね。
今の私はそれ以前の問題もありますが。

 

[2022]スペシャライズド アレースプリントがモデルチェンジ。
スペシャライズドのアルミロード、アレースプリントがモデルチェンジしたそうな。 ちょっと興味深い点がありまして。 2022 スペシャライズド アレースプリント アルミフレームというと、ヘッドチューブ、ダウンチューブ、トップチューブはそれぞれ別...

 

冒頭の件に戻りますが、マグネシウムフレームだから溶接痕処理が違うのかについては全く知りません。
チタンフレームの溶接痕処理をみると、素材によって違いは出るとは思いますが、金属フレームの満足度には確実に「溶接痕処理の美しさ」は含まれると思います。





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