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自転車の赤切符で言われる「墨田分室」とは一体なに?

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自転車に乗っているときに赤切符を切られると、都内ならだいたいは「墨田分室」に出頭するように言われます。
墨田分室とは一体なんの組織なのでしょうか?

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三位一体型組織

「墨田分室」というのは墨田合同庁舎内にありますが、簡単に言えば警察、検察、裁判所が三位一体になっているところ。
墨田分室自体は「警視庁」ですが、実質的には三位一体。

・警視庁交通執行課 墨田分室
・東京区検交通部
・東京簡易裁判所 墨田庁舎

取り調べから判決までを三位一体にこなす組織。

 

赤切符の場合、出頭期日にまず「警視庁交通執行課 墨田分室」で取り調べ。
次に東京区検交通部で取り調べして、起訴するか不起訴になるか決まります。

 

めでたく起訴されたなら、日本の有罪率は99%以上ですので前科持ちになります。
間違っても国外に逃亡したりしないように。

出頭期日に出頭しないとどうなる?

出頭期日に出頭せすにバックレた場合、「逃亡」になるためタイーホ案件になります。
もちろん即タイーホではないものの、ウッカリ忘れたときは必ずこちらから連絡しましょう。

 

なお、あくまでも公務員ですから土日祝日は開催されていないため、平日に休みを作って出頭するしかありません。

略式同意書とは?

略式起訴というのは、違反事実に争いがなくイチイチ法廷を介さずに有罪を決める手続き。
略式起訴の同意書にサインするように求められますが、どうしても争いたいなら拒否しても構いませんがオススメはしません。

 

というのも、自転車赤切符の99%は不起訴。
つまり三位一体型組織の二番目までで終了します。

 

自転車の赤切符で起訴されるのはおそらく、こんなところかと。

・繰り返し違反している(反省なし)
・明らかな違反なのに反省の態度すらない

略式同意書については「オナシャス☆センセンシャル」(お願いします。すいませんでした)のほうが無難かと。

争いたいなら

争いたいなら略式不同意にして争うことも可能ですが、素直に受け入れたほうが早いと思います。

 

なお、クルマの事案になりますが以下の事案があります。
赤信号無視で違反通告されたものの、ドライバーは「信号は黄色や!ドラレコ見せろ」と要求。
取締りした警察官は「ドラレコなんてねーよ」と伝え否認事件になったもの。

 

検察官の取り調べの際に初めてドラレコを見せられ、「すみません赤信号でした。やっぱり反則金払うから」とお願いしたものの検察官はさくっと起訴。

 

この事件は最高裁判所第一小法廷 令和元年6月3日判決により有罪が確定しています。
なぜ最高裁まで行ったのかについては、大阪高裁が「ドラレコ見せない警察官の不誠実な対応が悪いヨ。信義に反するから裁判打ち切りするヨ」という謎判決を出してしまったためです。

 

交通取締が変わったかもしれない判例。
判例を調べている段階でちょっと面白いのを見つけました。 車の交通違反は、原則として切符を切り反則金を支払えば刑事訴追されないシステム。 赤信号無視で違反切符を切ろうとしたけど、本人は黄色で通過したと思っているので拒否し、パトカーの車載カメラ...

 

本人が争う気満々でも、実は映像証拠が存在する場合があるため気を付けましょう。

不起訴でも

不起訴なら前科はつかないけど前歴はつくし、自転車の場合は一定期間内に指定違反を繰り返すと講習行きになります。

 

最初から違反しなければ何も起きませんし、出頭する労力を考えると最初からちゃんとしているほうがいいですね。

 

最初に警視庁交通執行課 墨田分室で被疑者として取り調べになりますが、間違ってもカツ丼を要求したりしちゃダメです。
そもそもカツ丼は都市伝説ですから。
警察が被疑者に利益を与えて供述を引き出したことになり、大問題になります。

 


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