コンチネンタルから新しいGP5000が発表されました。
「最強」のGrand Prix 5000 AS TRと、「最速」のGrand Prix 5000 TT TRの二種類。
「最強」のGrand Prix 5000 AS TR
©️continental
まず「最強」とはいかなる方向性なのかというと、耐久性(寿命)やグリップ力などが最強という意味。
タイヤ界で「最強」というと速さの方向に思ってしまいがちですが、耐久性、耐パンク性、グリップなど「強さ」にフォーカスしたGP5000の強化バージョンと思えばよい。
つまり、通常のGP5000よりは重くなる方向。
GP5000とGRAND PRIX 4-SEASONを掛け合わせたようなタイヤだと考えればよくて、「AS」とはオールシーズンを意味します。
コンパウンドはBlackChiliで転がり抵抗の軽減とグリップ力を両立し、耐パンク性はベクトランブレーカー。
チューブレスレディでフックレスリムにも対応します。
参考までに、同じくチューブレスレディのGRAND PRIX 5000S TRと重量を比較します。
Grand Prix 5000 AS TR | GRAND PRIX 5000S TR | |
25c | 300g | 250g |
28c | 335g | 280g |
30c | – | 300g |
32c | 385g | 320g |
35c | 425g | – |
GRAND PRIX 5000S TRはサイドウォールが三層構造なのに対し、Grand Prix 5000 AS TRは四層構造。
つまりサイドカットに強くなったGP5000と考えていいでしょう。
サイドカラーはブラックとクリームの2色展開。
ブラックはBlack-Reflexになっているため、夜間は反射性があります。
©️continental
「最速」のGrand Prix 5000 TT TR
©️continental
こちらは分かりやすく「最速」がコンセプト。
TTと書いてある名前の通り。
GP5000 TT TRもBlackChiliコンパウンド採用。
既に25cは2022年ツールドフランス限定版として販売されてましたが、28cも加わります。
コンチネンタルによると、フロント25c、リア28cの組み合わせが最速なんだとか。
GRAND PRIX 5000S TRはサイドウォールが三層構造なのに対し、Grand Prix 5000 TT TRは軽量性重視なので二層構造。
700×25c | 700×28c | |
重量 | 220g | 235g |
TPI | 110 | 110 |
最強もしくは最速のあなたへ
ノーマルなGP5000がバランス型とすると、タイヤとしての強さを求める方には「最強」のGrand Prix 5000 AS TR。
「最速」を求める方にはGP5000 TT TR。
まあ、最速と最強はある意味では相反する性能なので、偏らずにバランスを求めるならノーマルのGP5000なんですけどね。
要は尖った方向性を求めるなら新しいGrand Prix 5000 AS TRかGrand Prix 5000 TT TRを選ぶことになります。
ロードバイク界は最強とか最速というフレーズが好きですよね。
あとは「嵌めやすい」といいんだろうけど。

2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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