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ペダリング時の膝関節、内旋外旋の考え方。

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ちょっと前に、膝関節って屈曲伸展動作に合わせて内旋外旋する構造なんですよ~と書きましたが、

 

TIMEフローティングと、膝関節の内旋・外旋量。
さらに続きです。 <前回までのおさらい> ・膝関節は屈曲と同時に下腿に内旋の動きが起こる。 ・屈曲から伸展させると、下腿は外旋する。 そもそも何度くらい回旋の動きが起こるのでしょうか? 膝関節の内旋、外旋 正直なところ何度?と聞かれても知ら...

 

膝関節の屈曲に合わせて下腿が内旋し、伸展に合わせて外旋します(カップリングモーションともいいます)。
私なりの理解としては、タイムペダルの「フローティング」とは絶えず屈曲伸展動作を繰り返す膝関節に必ず起きる内旋外旋をスムーズにして負担を減らしたいのではないか?と考えていますが、

①逆に「動き過ぎ」がロスになり、さらには関節への負担が増す可能性
②シューズはどのように関係するのか?

これについては、専門家じゃないのでよくわかりません。

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ジャイアントのFOOTWEAR TECHNOLOGY

たまたま見つけたジャイアントの資料なんですが、「ジャイアントフットウェアテクノロジー」というもの。

https://www.liv-cycling.jp/liv23/download/Footwear_Technology.pdf

膝関節のメインの動きは屈曲伸展。
内旋外旋、内転外転は微々たる動きですが、ジャイアントの考えでは内旋外旋、内転外転の動きが過剰になると膝関節への負担が増して痛みの原因になるとしています。

 

その上で「ジャイアントフットウェアテクノロジー」の考え方は、

ソールのかかと・つま先間に意図的にねじり柔軟性を持たせる

シューズのソール側の剛性をやや下げつつも、クリート周辺だけ剛性を高めていると読み取れます。
これによって膝関節の内旋外旋、内転外転の動きを抑え過剰なモーメントにならないようにしているそうな。

 

シューズをねじれやすくして、膝関節の過剰な動きを抑えているという意味ですかね。

結局のところ、以前書いたように膝関節の屈曲伸展に内旋外旋が必ず起きるにしても、それが過剰になればマイナスになりうるし、足首やシューズも同時に動くのだからトータルで考えないと意味がない。
あえてソールのかかと・つま先間にねじり柔軟性を持たせることで膝関節への負担を減らすというのは、それも確かになるほどなと思いました。

 

タイムペダルはクリート自体に動きを持たせて膝への負担を減らす。
「ジャイアントフットウェアテクノロジー」は膝関節の過剰な動きを抑えるために、あえてソールにねじり柔軟性を持たせる。

いろんなアプローチがありますが

ちょっと前にセラピストを名乗る方からコメントを頂いたのですが、

読者様
読者様
元セラピストです。
フローティングがあるとお客様で膝痛が緩和されたって話ききます!
よく勧めてたのはクランクブラザーズです!

ペダリングの際少なくとも5割以上はシッティングで骨盤が固定(クローズドキネティックチェーン)なのでやっぱり5-10度程度のフローティングは身体に良く、本来の人の動きに近いってことですね!

何かしらの施術的なことで膝関節の内施外旋にアプローチするみたいな話も聞いたことがありますし、調べてみると理学療法なんかでも内旋外旋の動きに着目したアプローチがあるっぽい。

 

で。
一部では「フローティング=理想的なペダリングができないからゴマカシ」みたいに思う人もいるらしいですが、関節の動きからすればむしろ屈曲伸展に伴う内施外旋は「必ず起きる動き」。
それをアシストするためのフローティングとも考えられるし、シューズ側で過剰な内旋外旋を抑えつつ膝への負担を減らすという考え方もある。

 

本来必ず起きる内旋外旋の動きが「ブロックされているから」痛みにつながることもあれば、過剰に動き過ぎても痛みの原因になる。

 

結局、自分に合うシューズやペダルなんて自分の身体にしかわからんのです。
タイムが合う人もいるし、合わない人もいるのは当然のこと。

 

その上で、これですよ。

 

シマノが「自動クリート位置変更システム」を導入?
シマノがクリートを自動で位置変更できるシステムを開発したらしい。 クリートアダプターシステム 読んだ限りでは、速度、パワー、走行する地形などの要因を考慮して走行中にシューズのクリートを自動的に動かすもの。 センサーが読み取った情報を元にして...

 

走行中にクリート位置を自動で変えるシステムだそうですが、クリート位置が変われば関節への負担も変わるわけですが、もしかしてシマノのクリート位置自動調整システムにしても、膝を含めた関節モーションへのアプローチなのか!?

 

いろんなアプローチ方法があって面白いですが、実はどのアプローチでも目指した内容は同じなのかもしれません。



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