サイクリングロード事故の件。
ご冥福をお祈り致します。
ただまあ、使う人のモラルに委ねていてもいつかまた起きりうる事故だと思うし、読者様からも当該サイクリングロードの危険性を指摘する声がありまして。
京都府の管轄のようだし、当該サイクリングロードを使う人が改善案を出したほうがいいのではないでしょうか。
ところで、当該事故についてはどちらが逆走(右側通行)なのかはわかりませんし、臆測で決めつけることはできません。
事故とは直接的な関係はありませんが、サイクリングロードでヒヤリとする場面を集めてみました。
サイクリングロードでよくある違反
右側通行(17条4項)
まずはこちら。
対向するロードバイクが真ん中から右寄りに来ています。
撮影者さんは見通しが悪いから減速していたのか、対向車の挙動に不安があり減速していたのかはわかりませんが、狭いサイクリングロードは逃げ場がない。
たまらず声を出してしまうこともありますが、狭いサイクリングロードで一番怖いのは逆走かと。
歩行者安全側方間隔(18条2項)
31:30から見てください。
対向自転車が迫る中、歩行者の横スレスレを通過しながら右寄りに出ている。
そもそも、歩行者の横を通過するときは安全側方間隔を取る又は徐行。
第十八条
2 車両は、前項の規定により歩道と車道の区別のない道路を通行する場合その他の場合において、歩行者の側方を通過するときは、これとの間に安全な間隔を保ち、又は徐行しなければならない。
サイクリングロードで歩行者が不満を持つポイント第一位は「スレスレを高速度でかっ飛ばす自転車」です。
18条2項でいう「安全側方間隔」は概ね1.5m程度と言われますが、このような狭いサイクリングロードで歩行者の横を通過する際は事実上徐行するしかありません。
なお、このタイミングで歩行者をパスするために右寄りに出たら、対向自転車からするとテロ同然です。
動画では歩行者をパスするために右寄りに出ていますが、先行自転車を追い越しするためにあのようなタイミングで右側に出るアホチャリもいるので、正直勘弁して欲しい。
なぜ、対向車がいなくなるまで待てないのか。
危険速度
次の件はだいぶ前に動画が削除されていますが、一部のショップがサイクリングロードで走行会のようなことをしてまして、ビックリすることに時速40キロ以上でかっ飛ばしていたりします。
サイクリングロードに制限速度はありませんが、歩行者の横スレスレを通過する際もやや減速しても時速35キロとか出ていたので、バッカじゃねーのくらいに書いて記事にしたら、その日のうちに動画が削除されてしまいました。
だいたいは逆走と安全側方間隔
サイクリングロードで問題になりやすいのは逆走と安全側方間隔。
あと、見通しが悪いときは徐行するのがお約束。
ちなみにサイクリングロードはほとんどが「歩行者自転車専用道路」であって、自転車専用道路ではありません。
もちろん、自転車が優先ということもありません。
冒頭の事故については、起こるべくして起きた事故なのかはわかりませんが、
西側の坂は短いですがまぁまぁな斜度で勢いをつけて登るローディも多いです、それに西側坂の手間には休憩スペースもあるのでICのように気が抜けてる状況を作りやすいのかもしれませんね。
他にもこうゆう高架下はあるのですがこれからの季節下ったとこで日差しを避けて休憩したりしてる人も見かけるので再発しないか心配です。
狭いサイクリングロードって根本的に問題を抱えていますし、逆走が起きると逃げ場がない。
改善が望まれますが、改善しても使う人がやりたい放題なら無意味です。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
コメント
木津川の動画は32:00ぐらいが今回の事故の現場付近ですね
動画の人もカーブを過ぎて報道されてる衝突現場で右側走行になってるので今回事故もこんな感じだったのかなと言う気がします
コメントありがとうございます。
動画だとまだサイクリングロード自体の整備がイマイチ過ぎて、よくもまあこんなところを対面通行させるよなという印象しかありませんが、根本的には対面通行自体向かない道幅なのかもしれません。