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白山通り同様の自転車レーンは今後作られないのか?

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ずいぶんとまあ…

https://twitter.com/toro24f/status/1669874554825752576
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あまり関係ない

このようなタイプの自転車レーンが基本的に作れないのか?というと、そのような話ではない。

(自転車通行帯)
第九条の二 自動車及び自転車の交通量が多い第三種又は第四種の道路(自転車道を設ける道路を除く。)には、車道の左端寄り(停車帯を設ける道路にあつては、停車帯の右側。次項において同じ。)に自転車通行帯を設けるものとする。ただし、地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、この限りでない。

・停車帯は自転車通行帯の左側に設置する。ただし、安全性向上の観点から、より高い効果が得られる場合はこの限りではない。

 

https://www.road.or.jp/event/pdf/20210528-1.pdf

理由があるなら白山通り同様の自転車レーンは作ることが可能なので、道路構造令改正はあまり関係ないでしょう。
元々白山通りのようなタイプにしても、道路管理者・警察ともに積極的だったわけでもないし。

 

ところで。
そもそもなぜ、「停車帯を設ける道路にあつては、停車帯の右側。次項において同じ。」と入れているのかについてですが、簡単にいうと、道路構造令における自転車通行帯と、道路交通法における普通自転車専用通行帯は必ずしも一致しないことが理由です。

十五 自転車通行帯 自転車を安全かつ円滑に通行させるために設けられる帯状の車道の部分をいう。

基本的には道路構造令における自転車通行帯を作るにあたり、公安委員会が「普通自転車専用通行帯(車両通行帯)」の設置をすることを期待していると言えますが、必ずしも公安委員会が普通自転車専用通行帯の意思決定をするわけではない。

普通自転車専用通行帯としての交通規制が併せて実施されない場合、当面、自転車通行帯を設けるための道路空間に、矢羽根型路面標示等を設置することにより、自転車の通行位置を示す等の運用をすることを基本。

 

https://www.road.or.jp/event/pdf/20210528-1.pdf

普通自転車専用通行帯が設定されない場合を考えると、白山通り同様の構造にして、車両通行帯境界線ではなく車線境界線(もしくは車道外側線)+矢羽根という可能性もありますが、

仮にですが普通自転車専用通行帯の意思決定がされずに、矢羽根による自転車走行空間を左側端、その右側に停車帯になるといろんな解釈上疑問が残るので、それを懸念しているのでしょうね。

 

道路構造令における自転車通行帯が、道路交通法における普通自転車専用通行帯と必ずしも一致しないという点がややこしい。
最近は路肩を再整備して疑似自転車レーンを作ることもありますが、

 

「自転車レーン出来ました!」は喜ぶべきことなのか?
先日の記事。 議員さんでも「自転車レーン」だと表現しますが、見ればわかるように自転車ナビラインです。 「自転車レーン出来ました!」の問題点 いろんな考えの人はいるとは思いますが、私なりの意見として。 自転車に乗る人が「喜ぶ」か? この道路が...

 

こんなのでも道路構造令としては自転車通行帯といえてしまう可能性がある。
もちろん「普通自転車専用通行帯」にするには公安委員会の意思決定が必要ですが(道路交通法4条)、こういうタイプを作って右側に停車帯があると、いろいろ困るのよね。
車両通行帯として意思決定してない以上、オートバイや原付が通行しても何ら違反にならなくなるし、単なるすり抜けゾーン化してしまうけど、公安委員会が普通自転車専用通行帯として意思決定しない場合でも道路構造令上の「自転車通行帯」になりうるわけで、停車帯の位置を原則的に左側だとしたほうがいいのでしょう。

 

もちろん、理由があるなら白山通り同様の自転車レーンを作ることを妨げる条文ではありません。

結局のところ

そういうわけで、「基本的に作れない」というほどの効果はありませんが、そもそも。

白山通りを絶賛する人もいるんだなあというところに驚きを感じますが、いわゆる「かもしれない運転」について人それぞれの警戒感が違うからなんでしょうね。
両サイドが死角になる罰ゲームとしか思っていませんが。

 

ということで、「基本的に作れない」というほどの効果はありませんが、道路全体の幅員を考えたときに結局は白山通り同様の構造を検討するケース自体が少ないかと。
以前挙げてますが、

 

白山通りの自転車レーンが抱える本当の恐怖。
東京都の白山通りには、非常に悪名高き「普通自転車専用通行帯」がありますが、 ここの問題点としては、「ドア開け事故」リスクがあること。 しかしそれ以外にも問題があります。 白山通りの自転車レーンが抱える本当の恐怖 ドア開け事故については、基本...

 

中央分離帯側に幅は小さいもののゼブラゾーンがありますが、理屈の上ではそれをこっちにすることも出来なくはない。

それをしなかった理由は、警察が認めなかったという話です。

 

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ドア開けゾーンって、現実的には歩行者の直前横断リスクに対する事故回避ゾーンだと思っていますが、急にひょっこり顔を出されても困るわけですね。
ゼブラゾーン上で横断待機していれば自転車側にも余裕が生まれますが、それを認めなかったのは警察。

 

なので「基本的に作れない」わけではないけど、そもそも行政側もこういう構造を作りたいとも思ってないでしょう。
それも現実。 

 

まあ、相変わらずビミョーに間違っているのはデフォルトスペックなんでしょうね笑。
毎回、ビミョーに間違うのがお家芸の方ですから。

さて、いつも通りの発狂。

https://twitter.com/toro24f/status/1670615098954752000

「基本的に」自体を否定していることすら読めないとかw


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