ツールド北海道事故については様々な報道がなされていますが、

実際に走った選手の声が新たに報道されています。
確定事項と言えるのはこれですね。
自転車の走行車線は、富良野警察署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で自主的に警備、規制していた
「ツール・ド・北海道」死亡事故、前方を走行の選手が証言「事故の車以外にも、たくさん車はいた。交通規制が緩くなっていたのは、明らかにある」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース8日午前、北海道上富良野町で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場中の男子大学生が死亡した事故…当時、死亡した選手の前方を走行していたという選手が、当時の状況などを証言しました。 8
道路左側部分は警察署長規制、反対車線は大会主催者が独自に規制。
交通規制のあらまし
3 競技車列に対向する車両は、支障がない限り通行できますが、競技自転車が接近しているときは、減速するなど競技の安全にご協力下さい。その際、右折、横断、転回はできませんので注意してください。
ツール・ド・北海道2023 臨時交通規制のお知らせ
その上で、実際に走った選手の声が新たに報道されています。
Q.選手から見た当時の交通規制の状況は?
「片側車線だけの規制で、片側だけのレースだとは知っていたが、選手に直接、そういったお願いはされていない」
「監督会議で、監督には言っていたのかもしれないが、直接、選手に言っているという場面はない」
「自分のチームメイトも、そういった認識だった」
「ツール・ド・北海道」死亡事故、前方を走行の選手が証言「事故の車以外にも、たくさん車はいた。交通規制が緩くなっていたのは、明らかにある」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース8日午前、北海道上富良野町で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場中の男子大学生が死亡した事故…当時、死亡した選手の前方を走行していたという選手が、当時の状況などを証言しました。 8
片側規制は知っていたが、それが選手に十分周知されていたとも言い難い状況だったとも取れます。
少なくとも選手間では、それが重要事項とまでは周知されていなかった可能性が高い。
Q.他の大会と比べてみると?
「下りで特にスピードが出るので、両側規制になることが多い」
「そこに車を入れるのは、普通考えられない」
「十勝岳の上り下りは、両側車両規制だったが、事故の車以外にも、たくさん車はいたし、中にはトラックもいた」
「そのような車の規制の甘さが、今回の原因では」
「ツール・ド・北海道」死亡事故、前方を走行の選手が証言「事故の車以外にも、たくさん車はいた。交通規制が緩くなっていたのは、明らかにある」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース8日午前、北海道上富良野町で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場中の男子大学生が死亡した事故…当時、死亡した選手の前方を走行していたという選手が、当時の状況などを証言しました。 8
両側規制区間でも車が「たくさん」いたし、トラックもいたと…
十勝岳の付近の規制はこちら。
Q.去年も同じ状況?
「去年は、交通規制がきつかったと観戦していた人から聞いた」
「選手としても、看板とかで今までお知らせが立っていたが、今回は、あんまり見受けられなかった」
「規制されていることを知らない人も、結構いたのでは」
「交通規制が緩くなっていたのは、明らかにあると思う」
「ツール・ド・北海道」死亡事故、前方を走行の選手が証言「事故の車以外にも、たくさん車はいた。交通規制が緩くなっていたのは、明らかにある」(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース8日午前、北海道上富良野町で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場中の男子大学生が死亡した事故…当時、死亡した選手の前方を走行していたという選手が、当時の状況などを証言しました。 8
事故詳細についてはいまだ謎の憶測も飛びかってますが、車がたくさんいた、という驚きの証言すらある。
反対車線は大会主催者が独自に規制していたはずですが、実態としてはユルユルだったのではないか?という疑念があります。
このような狭い道路で警察署長規制が片側のみというのも驚きますが、対向車線を主催者が独自に規制していたというなら、やはり甘さがあったと言われてしかるべきなのかと。
報道にある「業務上過失致死の疑いで捜査」とは、捜査対象は大会主催者です。
大会主催者に業務上の注意義務違反があったのか、注意義務違反と事故に因果関係があるかを捜査中。
詳細は不明ですが、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。
コメント
5chで数年前のツールド北海道と言われている国内のレース動画がありましたが片側規制ですがはみ出して走行が当たり前のようでした
参考動画
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1700555115395235840/pu/vid/avc1/1292×720/kaX7gXMYeKZfKJv2.mp4
実際はどこのレースかはわかりませんが、これがペナルティなしで行われているようならいつか事故はあったのではないでしょうか
コメントありがとうございます。
それ見ました。
いつか起きる状態がたまたま今回だったのかなと思うと、いたたまれません。
日本の場合自転車競技がマイナーなため長い区間での両車線規制の許可が下りないという現状もあるので一概に両側を警察署長規制しなかったのが悪いという極論は言えないと思う。なら、そもそもやめてしまえといわれかねない状況で苦慮しながらでの開催であったと思う。今回の事故は片側である認識がありながら危険性をきちんと認識していない選手や監督、レースがあることを周知しても走る無理解な車両、特に事故車はレースを見に来たにもかかわらず規制時間内に走行する暴挙。そして、予算なのか何なのか、先導車などの対策に人員を十分配置できない主催者。それぞれのミスが重なった結果だと思います。
正直、自転車に興味ない人にとっては警察による規制でもない限りギリギリでも通りたいのは当然だと思うので、もし完璧な安全を求めるなら日本では少なくとも現状では開催できなくなると思います。事故による開催停止はけして求めるとこではないので責任を主催者のみに向けてぶつければよい問題ではないと思います。
自転車乗り一人一人が世間に理解される走行をしていますかと問われたような気がします。
コメントありがとうございます。
たぶんですが、多くの人が指摘している問題はそこなのではなくて、レースという危険が伴う行為の場合、集団落車により対向車線にはみ出すこともあるだろうし、対向車の運転者に何らかのトラブルが起きた結果、対向車が対向車線にはみ出すこともあり得ます。
そういう事態まで想定して安全確保するのが主催者側の安全管理なわけで、そもそも無理があった中起きた結果が今回だという認識です。