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ツールド北海道事故、お亡くなりに。

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ツールド北海道の事故ですが、残念ながらお亡くなりになったと。
ご冥福をお祈りします。

 

「ツール・ド・北海道」でレース参加者と一般車両が正面衝突。
なぜこんなことが起きてしまうのだろうか… 8日昼ごろ、国内最大規模の自転車レース「ツール・ド・北海道」に出場していた男性が上川の上富良野町の道道で乗用車と衝突し、病院で手当てを受けています。この事故を受けて、ことしのレースは全日程が中止され...

 

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交通規制の疑問

8日、国内最大級のステージ制自転車ロードレース「ツール・ド・北海道2023」の第1ステージで起きた選手と乗用車の衝突事故は、主催者による車両通行止めのためコースに入れないはずの一般車両が上りカーブを走ってきたのと、出場選手のAさん(21)が前の集団を追い抜こうと対向車線に出たタイミングが重なったとみられる。

(中略)

事故現場を含む約30キロの区間も、午前10時40分から同11時45分まで通行止めの対象とし、事故当時も規制していた。大会本部は、なぜ一般車両が走行していたのか「分からない」とし、「規制時刻より先に一般車両が入っていた場合、どうにもできない」と説明した。

このほか、警察に道路の使用許可を受けているのは選手が走る片側1車線のため、大会本部は競技要項や前日の監督会議で「片側1車線通行が原則。規制区間でも車線をはみ出さないよう、何度も伝えてきた」と強調する。今大会は、注意を要する箇所を地図上に記した資料を作成し、各チームに配布した。事故現場もこの要注意箇所に該当していた。

 

ツール・ド・北海道事故 車が通行止め区間に進入 選手も禁止の車線はみ出し(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
【上富良野】8日、国内最大級のステージ制自転車ロードレース「ツール・ド・北海道2023」の第1ステージで起きた選手と乗用車の衝突事故は、主催者による車両通行止めのためコースに入れないはずの一般車両

いろんな報道を見る限りですが、こんなところかと。

・警察署長による交通規制は、道路左側部分のみだった。
・大会主催者が一定の時間、反対車線も含めて通行規制をしていた。
・事故車は大会主催者の規制時刻前に、通行規制区間に進入していた。

交通規制のあらまし

3 競技車列に対向する車両は、支障がない限り通行できますが、競技自転車が接近しているときは、減速するなど競技の安全にご協力下さい。その際、右折、横断、転回はできませんので注意してください。

 

ツール・ド・北海道2023 臨時交通規制のお知らせ

報道が錯綜していた理由もなんとなくわかります。
道路左側部分のみ警察署長による使用許可(通行禁止規制)がなされ、それとは別に大会主催者が独自に一定時間、反対車線についても通行規制としていた。

 

だから大会主催者は通行規制としていたというし、警察は「警察の規制外」という。

 

どちらも間違った説明をしていたわけではないことになります。
大会主催者による規制とは法的な拘束力があるものとは思えませんが、何らかの形で警察署長が容認していたのでしょう。

 

そして、大会主催者が規制する前に通行規制区間に進入した車がいた。

 

というところになります。

 

そもそもの話ですが、このような狭い道でロードレースをするのに、道路全体(反対車線含む)の警察署長規制ではないというところに疑問。
それで何十年と問題が出てなかったほうが不思議です。

 

次に、大会主催者による規制の前に規制区間に進入する車両がいることが予見できない…とは言えない。
このあたりのチェック体制がどうだったのか。

 

ツールド北海道のようなレースが道路左側部分のみでやっていたとは知りませんでした。
中央分離帯がある道路ならともかく、そもそも無理があったように思えて残念でなりません。

人として

死亡の報道が出る前の午前中に、とんでもない記事がネット上に上がってましたが、それについての記事は一旦非公開にしました。
該当記事の残骸はこちら。

 

【魚拓】ツールド北海道2023の事故で死亡したのは中央大学4年生の五十嵐洸太と判明! | akkiの鉄道旅行記
- 2023年9月9日 11:58 - ウェブ魚拓

 

人としていかがなものかと思うけど、こういうことを平然と書く人の心理は理解を越えている。

 

防げた事故と言えるように思えてなりません。
ご冥福をお祈りします。

コメント

  1. upmoon より:

    規制区間の最終確認、自動車は途中駐車してレース観戦してたらしいので、その時すれ違ったはずの先導車やサポートカーが見逃し等、運営側の責任は大きいですね

    自動車と大会運営の共同不法行為ということで揉めそう

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      なぜあんな見通しが悪いところに駐車したのかも意味がわかりませんが、主催者の責任は大きいですね。

  2. ゆき より:

    まずは、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。

    本件で気になったのは、事故った自動車が「柏」「ま」ナンバーなので、道外から来ている可能性があるのですよね。
    ※「れ」や「わ」なら道外でも不思議ではないですが。

    つまり、運転手が地元民じゃない可能性があり、レースの規制内容とかレースの存在自体をきちんと把握していたのかにまず疑問があります。
    周辺にはホテルやキャンプ場も有りますので、宿泊していた観光客等の一見さんがレースの規制内容を良く知らずチェックアウトし、規制区間に誤進入した可能性もあります。

    最悪パターンだと、出走者の家族が応援のために車で来て、タイヤチェーン装着場とかで応援していて、家族が通過。
    対向車線は使えるからと勘違いして予約していた宿へ移動中に正面衝突した可能性もあります。

    レース主催者側が、規制区間に誤進入した車に対してどの程度の手を打っていたかが気になります。
    死角となるカーブ手前区間に対向車線の監視員が一人でも居たら防げた事故だっただろうなというのが。
    いや、事後諸葛公でそう思い込んでるだけなのかもしれないですけど。

    落車事故対策で、死角監視要員は絶対必要だと思うので近隣にスタッフは居たと思うのですが……
    居なけりゃ落車した人にどんどん後続が突っ込む大惨事になりますし。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      実際にどこまで対策していたのかわかりませんが、

      >死角となるカーブ手前区間に対向車線の監視員が一人でも居たら防げた事故だっただろうなというのが。

      これが正論かも知れませんね。
      確かに、最悪の事態を想定すればそれが正解。

      • ゆき より:

        別サイトの記事となりますが、詳報が有りました。
        第1ステージで起きてしまった事故の経緯 – ツール・ド・北海道2023 大会キャンセル 詳報 | cyclowired
        https://www.cyclowired.jp/news/node/386488

        その中でこんな記述が。

        >「以前は対向車が端に寄って止まるか減速してくれることが多かったが、最近は減速すらしない対向車が多くなったと感じる」

        そもそもの話として、どうやら以前から対向車が来ることは有ったみたいですね。
        主催者側が参加者に対向車線へのはみ出しは失格にする等の強い予防処置をしておらず、
        エスコートバイクが対向車に減速や停止を求めるだけで対応を終わらせてきた時点で何時か起きる事故だったのでしょう。

        最長1時間近くもその場に停車していろなんてのは余程のお人好しか、ロードバイクレースの熱烈ファンじゃなきゃ守ってくれるわけがない。
        変なところで停車したら、別の対向車(救急車とか)が追い越しのためにロードバイクの走行車線に侵入する事になり余計に状況が悪化するし。

        対向車を発見したら、エスコートバイクから1台折り返して先導し、ロードバイク側に対向車が来る事を注意喚起しつつ、規制区間外まで見守る運用になっていればと考えてしまいました。

        対向車が多すぎて対向車先導用のエスコートバイクが足りなくなったら?
        その場合は、そもそも車線規制を大失敗しているのだから大会中断で良いんじゃないかな。
        安全確保に致命的な失敗した結果なんだから。

        まさか、ブランドカーブの途中でエスコートバイクの指示に従って停車しちゃったとかじゃなきゃ良いけど。
        でも、その場合は自動車が停車していたという説(走行してたか停車していたのか現状不明)が本当ならば、なんであんな変な場所に停車していたのか説明が付くのですよね。
        その場合は運営が適切に対向車をコントロール出来ず、事故を誘発した形になりそうです……

        • roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          >最近は減速すらしない対向車が多くなったと感じる

          これを知っていたならなおさら何か対策すべきだったわけで…

  3. Ricky より:

    WRC日本大会でもコース内住民と見られる車両進入禁止でステージ中止になったりしてましたね。
    箱根駅伝ですら一部は片側規制なので、何か慣習的なものがあるのかも知れません。
    オリンピックも使用場所に応じて片側規制だったはずですが、スゴい数のボランティアでやってて、他で真似はできないと感じました。
    各種イベント誘致できるように、区間ごとのステージ的に安全/簡便に規制できる体制が欲しいですね

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      新たに報道が出てますが、対向車線に車がたくさんいたみたいな証言も。
      いったい何が起きていたのか不思議です。

  4. 山中和彦 より:

    北海道新聞の記事を読んで、え?と思ったのは、
    【引用:事故現場を含む約30キロの区間も、午前10時40分から同11時45分まで通行止めの対象】の部分です。
    レースなので、速いペースで走っているであろうことは想像できますが、30kmの区間を1時間5分しか規制していないとは、上位選手の通過時刻を厳密に予想して、その時間だけ規制したときか思えないです。(上位選手でも、30kmの区間は、平地でも30分くらいはかかりますよね)
    私が知っているトライアスロン大会では、スイムスタートの1時間or2時間前からバイクコースは規制してますし、バイク関門の終了時刻までは、規制を継続してます。
    この短時間の規制では、規制前に入ってしまうのは防ぎようがないし、後半の選手は、常に対抗車の危険に晒されます。何故こんな短時間なのか、疑問が残ります。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      そこも謎ですが、この規制時間ってどっちの意味なのかもよくわからないのです。
      警察署長規制の時間ではなく、主催者規制の時間という意味のはず。

  5. jukka より:

    チーム右京が危ないので辞退したってのが正しかったってのが辛い

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      あそこまで酷い状況というのが一般人には知られていないですよね。

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