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その事故は「ヒューマンエラー」なのか?

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ツールド北海道事故の第三者委員会、初会合が開かれた件は先日も書きましたが、

 

ツールド北海道の第三者委員会、なんかおかしな方向に?
ツールド北海道事故を検証するための第三者委員会の初会合があったようなのですが、どうもおかしな方向に向かいそうな気がしてなりません。 ちょっと見てみます。 ツールド北海道事故の第三者委員会 まずは新しく判明した事実から。 衝突した車両は午前1...

 

やはり疑問。

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その事故は「ヒューマンエラー」なのか?

ちょっと気になる点はこれ。

座長に選ばれた北海道大大学院の萩原亨教授は終了後の記者会見で「事故はヒューマンエラーだと考えている。それを突き詰めて対策を考えていきたい」と述べた。

 

「事故はヒューマンエラー」大学生選手死亡の「ツール・ド・北海道」 安全対策検討会初会合 - 社会 : 日刊スポーツ
北海道で9月、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場した男子大学生が車と衝突し死亡した事故を受け、主催団体が29日、原因究明と再発防止策の策定を目指す… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...

昨日も書いた件ですが、「ヒューマンエラー」が意味するところとしてどこをイメージしているのか?が問題です。

9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。

 

死亡選手の前に先導車なし 「ツール・ド・北海道」第三者委が初会合:朝日新聞デジタル
9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。専門家でつく…

衝突した車両は午前10時10分ごろ、頂上付近を往復している姿が目撃されていたほか、警備員から促されて上富良野町方面に移動していたことも判明した。

 

死亡選手の前に先導車なし 「ツール・ド・北海道」第三者委が初会合:朝日新聞デジタル
9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。専門家でつく…

座長を務める萩原亨・北大院教授(交通工学)は「片側1車線しか使えないという要素が、即座に事故に結びつくわけではない」とし、時間をかけて再発防止策をまとめる考えを示した。会合では「ルール違反者に、金銭や時間の罰則を課す方法もある」との意見も出たという。

 

死亡選手の前に先導車なし 「ツール・ド・北海道」第三者委が初会合:朝日新聞デジタル
9月8日に自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で起きた交通事故で、死亡した選手が走っていた21人の集団の前には対向車に注意を呼びかける「先導車両」がいなかったことが29日、わかった。専門家でつく…

どうも報道を見る限り、第三者委員会が意味する「ヒューマンエラー」とは以下を意味していそう。

①先導車両がいない区間が生じたこと
②対向車に注意喚起する警備員の誘導
③選手が道路右側にはみ出したこと

これらを「ヒューマンエラー」と見ているのかなと思われます。
ただまあ、山岳区間の見通しの悪さと道路の狭さを考えたときに、今までやってきた「片側規制」による方法は無理なんじゃないのか?という話だと思う。
片側規制にし、対向車線は適宜止める(独自規制)…みたいな方法自体が「いつか事故が起きても不思議ではなかった状態」。

 

ヒューマンはエラーするものなので、ヒューマンがノーミスであれば問題なかったみたいな方向に向かうことには違和感があります。

 

例えばですが、主催者は監督会議で「レースは道路左側だけ」と注意喚起したそうですが、現実としては右側に出ている。
うまく伝わってなかったのか、それともレース中にアドレナリンが出まくりわからなくなったのか、何らかのトラブルにより右側にはみ出たのかはわかりません。
しかし結果としては右側に出たのは事実。

 

新たに罰則で縛ったところで、罰則がうまく伝わってなければ無意味だし、レース中の興奮状態で失念する可能性もあるし、何らかのトラブルにより右側に出てしまうことはあり得る。

 

先導車両の有無にしても、先導車両が対向車にサインを送ったところで「意図が伝わらなければ」無意味。

 

警備員にしても、十分ではなかったわけですが、多少のミスが出てもカバーできる体制を整えるのがシステムなんじゃないのか?と思うのですが…

両面ガッチリ以外では

要は道路両面をガッチリ規制しない限りは無理なんじゃないのか?という話。
そもそも、片側は警察規制、対向車線は独自規制というシステムに無理があって「起きるべくして起きた事故」と見ている人が多いんじゃないかと思うのですが、「ヒューマンエラー」という見方が適切なのか?についてはだいぶ疑問が残ります。

 

ヒューマンはエラーする前提じゃないと…


コメント

  1. かたさん より:

    オカシな見解は委員会のヒューマンエラーが原因だと考えています。

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確かにそれですね笑。
      第三者委員会がヒューマンエラー中なのかもしれません。

  2. かみくぼ より:

    いつも楽しく拝読させていただいてます。

    レースなんて、地元市民フェスティバルの草レースくらいしか出たことしか
    有りませんが、道路は全面通行止めにされ、「観戦は歩道の上からお願いいたします。
    車道に降りないでください。」でした。クリテリウムでしたが、センターライン上には
    カラーコーンが並んでました。すごい数、よく集めたもんだ!。
    私の成績は聞かないでください。擦り傷の痛みがよみがえるので。

    ツールド北海道なんて大きなイベントなのだから、選手が道路幅をいっぱいに
    使えるよう主催者は何とかするべきと思います。走れる舗装が続いてるのだから。

    舗装が連続していて中にセンターラインが有るだけの道路なのですから、
    「選手は、はみだすな」だけでは無理が有りすぎと思います。
    「はみ出したら罰則だ!」と言われても、、、必死の選手がどこまで見えるか。
    せめてセンターライン上にカラーコーンとか置いて物理的な警告示さないと。

    なんか、出場選手なんて全く考慮してないどっかの人たちの会議に思えます。
    せめて現役の自転車選手が加わることはダメですか?

    • roadbikenavi より:

      コメントありがとうございます。

      確か元プロ選手が第三者委員会のメンバーにいたはずなんですが、報道レベルだと明らかにおかしな方向に議論が進んでますよね。
      結局のところ、右にはみ出ししないでね!に持っていくなら、何も変わらないとしか思えないのですが…

      • カモがネギしょってる より:

        一車線だとポジションの取り合いというほどじゃなくても押し出されたりしますから、イベントの企画段階でヒューマンエラーがあったとしか思えません。

        • roadbikenavi より:

          コメントありがとうございます。

          ヒューマンエラーのまま30年以上やってきてますから…
          抜本的に考え直さないと、警察も許可しない気がします。

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