今回は２輪車が関係する事故を２つ。
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驚愕事故&後続車がはねた
これをされると避けようがないというか…
※イメージ図
警察によりますと、19日午前0時すぎ、福岡市西区拾六町の国道の交差点で、19歳の大学生の女性が運転する右折中の乗用車と、対向車線を直進していたオートバイが衝突しそうになり、オートバイがバランスを崩し転倒しました。
オートバイを運転していた糸島市の男性（23）は投げ出され、後続を走っていた乗用車2台にはねられたということです。
オートバイの男性は病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。
後続車にはねられたとあるので、驚愕転倒したオートバイの信号は青だったと考えられる。
オートバイの信号が赤なら、後続車は停止しようとして大幅に減速しているはずなので立て続けに２台にひかれることは考えにくい。
話からすると、右折車が十分確認しないまま右折しようとしてオートバイが驚愕転倒した可能性が高そうに思えるけど、驚愕転倒して右折車との衝突を回避できたとしても後続車に轢かれてしまうわけで、なかなか厳しい。
しかも中央分離帯があるから、直進側からしても右折車がいるかいないか見えにくいわけで、なおさら直進２輪車は回避困難な事故だったと思われます。
ただまあ、現実問題としては右折車が不注意で右折開始することはまあまああって、２輪車からするとマジで勘弁みたいなタイミングで右折されてビックリすることはあるのよね。
交差点手前で多少スピードを緩めて通過するとか対策はありますけど、右折車の安全不確認右折はなかなか厳しい。
ところで、今回の報道を見る限りでは加害車両が３台、被害オートバイが１台。
実際に轢いてしまった後続車が直接的な加害者になりますが、イメージとしてはこう。
| 右折車 | 後続車A | 後続車B | 被害オートバイ | |
| 過失責任 | 直進妨害 | 前方注視等 | 前方注視等 | ？ |
| 態様 | 非接触驚愕転倒させた | 直接的な加害者 | 直接的な加害者 | 被害者 |
後続車に予見可能性と回避可能性があったか？が問題になりますが、そのあたりは具体的な状況次第。
なお、おそらく民事責任上は右折車/後続車２台が共同不法行為扱いになるのかと。
どちらかが信号無視か？
次は自転車とオートバイの衝突事故ですが、最悪なことに両者がお亡くなりに。
１９日朝、兵庫県伊丹市の県道交差点で、バイクと自転車が衝突する事故があり、それぞれを運転していた２人が死亡しました。
１９日午前６時５０分ごろ、伊丹市南町３丁目の県道交差点で、「バイクと自転車の事故があった。２人とも意識がないようだ」と１１０番通報がありました。
警察によりますと、南から北へ向かっていたバイクと、西に向かっていた自転車が、出合い頭に衝突した可能性があるということです。
信号交差点で北進バイクと西進自転車が衝突しているので、どちらかが信号無視した可能性が高そう(自転車は横断歩道を通行との報道あり。おそらく自転車横断帯の話ですが)。
しかし、両者死亡は切ない。
青信号で交差点に進入又は横断歩道等を横断した側は何の落ち度もなかった可能性があるので…
２輪車同士の事故は、最悪な場合両者死亡という結果になるのでなかなかツラい。
どちらが信号無視したのかはわかりませんが、どの立場でも信号無視すると自分のみならず他人をケガさせたり死亡させたりするわけで、きちんとしないといけないですね。
違う事案ですが、こういうのは自分勝手にも程があるというか。
信号無視して、死ぬのはあなたとは限らないのよね。
実際の話として、信号無視した２輪車を避けようとしてクルマの運転者が重傷を負った事故もあります。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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