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ロードバイクでは必須!!自転車保険のオススメは??自転車保険の選び方。

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メールで問い合わせを頂いたのですが、ロードバイクに乗るにあたっての自転車保険について質問されました。
ロードバイクでは自転車保険の加入が義務ではありませんが、ロードに乗るなら絶対に入っていたほうがいいのが自転車保険です。

 

自転車保険のオススメサイトを見ても、何がいいのかよくわからん!!という人も多いと思いますので、自転車保険の選び方なども書いていきましょう。



自転車保険はなぜ必要??

ここでいう自転車保険というのは、あくまでも交通事故などを起こした時、交通事故に遭ってしまったときの備えという意味の自転車保険です。
ロードバイクが盗まれた時の盗難保険は含みません。
盗難保険についてもいずれ書きたいと思いますが。

 

さて、ここではあなたが交通事故を起こしてしまった場合を想定しましょう。
わかりやすく、例を挙げてみましょうか。

<ケース>
ロードバイクで峠道の下りを走行していました。
その道は狭く、歩道と車道の境目は白線があるだけで段差はありません。

 

下り坂でスピードが乗っている状態で走行中、右コーナーがありました。
オーバースピードで右カーブをうまく曲がり切れず、歩道側にせり出すような形になってしまい、歩行者に接触。
歩行者は倒れ、その反動であなたも吹っ飛びました。

 

歩行者は全治二か月の重傷、あなたは全治一か月の骨折を含むケガ、ロードバイクは自走不可能な状態に壊れてしまいました。

 

さて、このケースではどのようなお金がかかるでしょうか。
一つ一つ見ていきましょう。

1、被害者への賠償

この場合被害者はあなたの下手な運転でケガをしていますので、あなたが被害者の治療費全額を用意しなければなりません。
ここで重要なことですが、交通事故の場合、いわゆる健康保険での診療を受けることができません。(※)
簡単に言えば、病院側が自由に料金を決めることができる状態になります。

 

一般的に、風邪などで病院にかかった場合、病院での支払額は健康保険の適用で3割負担になりますが、交通事故の場合は3割負担ではなく10割負担です。
また病院側が自由に料金を決めることが可能なので、その病院がうちは20割と言っているならそれに従うしかありません。

 

また慰謝料が別に生じるのですが、よくある自賠責基準と言われる慰謝料の算定法は、おおよその目安として通院日数×8400円程度です。
この計算式は厳密には正しくなくて、ほかの条件でも変わってくるのですが、最低ラインはこれくらいと考えればいいでしょう。

 

※厳密な話でいうと、第三者行為によるケガ(他人に責任があるケガ)でも健康保険での診療を受けることはできるのですが、最終的には加害者に請求が来ます。

 

2、自分のケガの治療費

当たり前ですが、自分で起こした怪我ですから、自腹で治療費を払うしかありません。
ちなみにですが、自分自身が起こした事故によるケガは、健康保険の対象です。

 

3、ロードバイクの撤去費用

こういった事故のケースですが、警察や救急を呼ぶと思います。
警察も救急も、ロードバイクは運んではくれません。
私自身、実は交通事故の被害者になってしまったことがあるのですが、救急車で運ばれる前に【自転車はどうするのか??】と聞いたら、【路上駐輪しておいて、あとで取りに来て】と警察に言われました。
ちなみにその場所は警察署のすぐ目の前だったのですが、警察での保管も原則としてしないそうです。

 

警察が路駐勧めるのもどうかと思うのですが、それについて突っ込んでも特に回答はありませんでした。

 

4、ロードバイクの修理費用

壊れたロードバイクにまた乗りたいなら、自分で頑張って費用を捻出するしかありません。

 

 

このように様々なお金がかかります。
これに対する備えなのが自転車保険です。
ただし、私が知る限りでは、【壊れたロードバイクの修理費用】まで面倒を見てくれる保険は知りません(加害者の立場で)。



自転車保険の三つの備え

上で書いた1~3のことに対しては、自転車保険によっては全部カバーしていますし、一部しかカバーしていないものもあります。

 

もう一度三つの要素を確認しましょう。
1、被害者への賠償

2、自分自身のけがの治療

3、その他

 

まず被害者への賠償です。
ここが最もお金がかかる要素です。

 

過去にあった事例ですが、小学生が自転車で走行中にお年寄りにぶつかってしまい、そのお年寄りが寝たきりになってしまったという事故がありました。
この事故の賠償金ですが、約9600万でした。

 

なので自転車保険を選ぶ場合、最低でも限度額1億円以上のものでないと、意味がありません。
1千万くらいの限度額だったとしたら、ほぼ意味がありません。

 

自転車は凶器にもなりうるわけですが、被害者が重傷を負うことが多く、賠償額も高額になるケースが多いのです。
またいわゆる健康保険が適用外であることも関係しています。

 

なので、被害者への賠償金の限度額は、最低でも1億円タイプを選ぶこと。

 

これが鉄則です。

 

次に自分の治療費ですが、これについては自腹で何とかなるからいいやという人もいるでしょうし、ここもしっかりカバーしておきたいという人もいるでしょう。
このあたりは考え方次第です。

 

最後のその他ですが、自転車保険によってはロードサービスもついています。
要は自走不可になった場合に、自宅までロードバイクを運んでくれるというサービスですね。

すでに入っている火災保険や自動車保険もチェックすべし

さてここまで自転車保険について書いてきましたが、自転車保険というのは要は損害保険です。
名目上は自転車保険となっていますが、ほとんどの保険では約款を読むと、自転車事故だけに限らないようになっていたりするものもあります。

 

さて、私自身は今、いわゆる自転車保険には入っていません。
持ち家の火災保険の付帯事項で、自転車事故の時も限度額1億円までカバーされると説明を受けたので、その時に入っていた自転車保険は解約しました。

 

持ち家の火災保険とか、自動車保険とかをよーく読むと、実は自転車事故の時もカバーされる契約になっていることがあります。
私の場合は被害者への救済は火災保険で足りている状態ですが、自分自身への補償はありません。

 

私の場合、入院時や通院時に適用される医療保険に入っているので、そちらのほうもカバーされています。
ロードサービスだけはさすがにありませんが・・・

 

なので自転車保険を検討する前に、まずは今入っている保険がどこまでカバーされているのかを確認することです。
特に火災保険や自動車保険などですが、わからないことはきちんと電話をして確認したほうがいいでしょう。
また誰がカバーされるのか(契約者本人だけなのか、家族も大丈夫なのか)も要チェックです。

オススメの自転車保険は

いろいろとサービスが充実しているのは、AUの自転車保険です。

 

自転車保険の保険金額と保険料-au損保の「Bycle(バイクル)」
au損保の自転車保険は、3タイプ3コースの中からライフスタイルに合わせて最適な補償をお選びいただけます。ご家族と一緒にお住まいなら保険料がお得になる「家族タイプ」がオススメ。自転車事故によるケガは保険金を2倍お支払い!

 

月々360円~で、賠償限度額も2億円とワイドな保障ですし、ロードサービスまでついてきます。
ただし原則として、自転車関連の事故以外は適用外のようです。

 

ほかにも損害保険に入っている場合、自転車関連の事故だけでなく様々なケガに対応していることもあるので、まずはご自身が入っている保険をチェックするところから始めたほうがいいでしょう。

 

あと最も大切なことですが、事故を起こして他人に迷惑をかけないように、ライディングスキルを上げることです。
普段から信号無視しまくっているような人とかは問題外です。




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