こちらについてご意見を頂いたのですが、
ツールド北海道事故を受けて設置された第三者委員会の話。
これですが、第二回有識者会議の議事要旨を見る限り、具体的問題点を探るという雰囲気ではありません。
議事要旨を見る限り、警備体制についてはこんなイメージで現場の警備員に指示が下りたものと思われます。
どの時点に問題があったのかはわかりませんが、要は最終的に現場の警備員まできちんと伝わっていたのかを確認する仕組みがなかったことも問題なのではないでしょうか?
一応、レースの基本は「道路左側部分のみ」を基本にしていた。
そして事故直後の報道では、「監督会議でルールを伝達した」みたいに言っていたけど、伝達「した」か否かもそうだけど伝わったかどうかまで確認はしていない。
「私たちはちゃんと伝えました!書面で!」と言われても選手まで伝わってないなら意味がないし、警備体制についても同じような話なんじゃないですかね。
主催者がいくら指示を出しても、現場の警備員が理解していなかったら意味がない。
結局ツールド北海道の問題点はいくつもあるけど、大雑把にいえばこんなイメージかと。
①左側部分のみでレースをする計画にムリがあった
②ムリがある計画を遂行するにあたり、警備員の人員が不足していたり、無線連絡体制がなかった
③ムリがある計画を遂行するにあたり、警備員まできちんと伝える体制に不備。しかも警備員が理解したかを確認する仕組みもない。
たまたま今まで事故が起きていなかっただけで、いつ事故が起きても不思議ではなかったところで起きた事故。
主催者が幹事警備会社にどのように伝えていたのかも明らかではないし、現場の警備員がどのような認識で警備していたのかも不明ですが(対向車は止めるという認識だったのか、スルーしてよい認識だったのかもわからない)、第三者委員会は確か今年度中に最終報告を発表するみたいな話だったと思う。
今年度中となると今月中になりますが、あまり期待できないのよね。
今までの議事要旨を見る限りでは。
2011年頃からクロスバイクやロードバイクにはまった男子です。今乗っているのはLOOK765。
ひょんなことから訴訟を経験し(本人訴訟)、法律の勉強をする中で道路交通法にやたら詳しくなりました。なので自転車と関係がない道路交通法の解説もしています。なるべく判例や解説書などの見解を取り上げるようにしてます。
現在はちょっと体調不良につき、自転車はお休み中。本当は輪行が好きなのですが。ロードバイクのみならずツーリングバイクにも興味あり。
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