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何のために切り抜きしたのか謎。

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ちょっと前にもこれが出てましたが、

https://twitter.com/twinewss/status/1778190349443473900

これの元ネタはこれで

現場はここ。

特殊な交差点だからややこしいけど、この横断自転車は信号無視なのよ。

「対面信号」に従う義務があり、下から上方向に進行する歩行者や自転車の信号規制を解除する法的根拠がないからそう解釈せざるを得ない。

 

しかし上から下方向には対面信号がないし、横道路から交差点に進入する車両には信号がない上、左折しかできないからスピードも落ちる。
法解釈上は信号無視になるけど警察的にはどうでもいい案件らしく、管轄署も信号無視を現認しても注意指導すらしないそうですが、そんな程度の信号無視だから民事上も大要素には捉えられないでしょう。

 

ちなみに横断歩道標識はあくまでも車両に向けたもの。
標識の有無は横断歩行者や横断自転車に信号があるかないかの話ではなく、車道を進行する車両に信号があるかないかの話。

 

探すとまあまああるのよ。
横断歩行者や横断自転車に信号があるけど、車道を進行する車両には信号がないパターンや、

片方向しか信号がないパターンは。
T字路の二段階右折に信号がないパターンは多いけど、一方に信号がないことは反対方向の信号の効力を打ち消せるわけもない。

この動画、何か意図があって切り抜きしてるのだろうか。
なお、以前書いたときになぜか「X」で発狂している人がいてビックリしたのですが、ちゃんと意味を理解しないから「クソみたいな警察」なんて解釈になる。
警察の問題ではなく、法律と構造の不一致からそう解釈せざるを得ないだけの話。

 

批判の矛先すら間違ったら、そりゃ改善しないでしょ…
この事故が起きたら、警察的には「横断自転車は信号無視」として処理せざるを得ない。
平等に法律を適用するのが警察。
そしてこの信号無視を重過失扱いすることは妥当ではないから、裁判所は「公平な見地から」過失相殺する。

 

意味を取り違えたらメチャクチャです。
道路交通法が全てみたいな法律になってないし、単なる法律と構造の不一致によるバグに過ぎない。

その横断歩道は信号があるか?歩行者用信号機がないけど車両用信号機がある場合。
以前から時々出てくる動画ですが、 元ネタはこちら。 これの事故現場はここ。 ちょっと考えてみましょう。 車道には信号機があるけど、歩行者用信号機はない。 そして横断歩道には横断歩道の標識があります。 さて、この横断歩道は信号があるでしょうか...

どこに問題がありこんなややこしい解釈になるかは明らかで、法律が悪いのよ。
民事上も信号無視を大要素には捉えられないでしょう。
けど、切り抜きした理由はなんなんだ?

 

片方向しか信号がないパターンはまあまああるけど、判例調べたら思いの外、興味深い話でした。
ちなみにこの自転車の信号無視を「悪」とは思いませんが、事故が起きた以上は信号無視として処理されることは知っておいた方がいい。
しかも信号無視は関係なく、車道通行自転車をケガさせたら過失傷害罪になるし。

 

道路交通法上は、「無信号の車道通行自転車」と「赤信号無視の横断自転車」になるけど、民事上の注意義務は「無信号の車道通行自転車」の方が大きくなる。
なかなか不思議ですよね。

 

コメント

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