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トロントで起きた自転車事故で、自転車愛護団体が抗議活動。

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これ、何だと思いますか?

7月25日にトロントで、自転車レーン(※半分構造分離された自転車道に近い部分)をシェアサイクルに乗って通行していた人が、自転車レーンから逸脱し同じ方向に進行するダンプカーにはねられる死亡事故が起きた。
なぜ被害者が自転車レーンから逸脱したかというと、建設現場のコンテナみたいなゴミ箱が自転車レーンに「無許可で」置かれていたことから、自転車がコンテナを避けるために逸脱したのではないかと疑われている。

 

そのようなコンテナは許可を取り、迂回路を指示するなど適切な行動を取るべきだったとし、無許可で自転車レーンを塞いで自転車レーンを危険にしたことから「もっと安全なバイクレーンを求める!」として集まったのが冒頭の動画。

先週、ダンプカーに衝突されて死亡した24歳の自転車乗りが、今年トロントで5人目の自転車乗りの死亡事故を起こしたことを受けて、自転車愛護団体はトロントの路上の安全性向上に向けた緊急対策を求めている。

2024年に入ってからこれまでに起きた5人の死亡者は、2021年から2023年にかけての市内の自転車事故による死亡者数の合計を上回った。

サイクル・トロント事務局長のマイケル・ロングフィールド氏は、この死者数は「危機を物語っている」と語った。

「バイカーの安全を確保する必要があるという本当の警鐘を鳴らすために、誰かが死ぬ必要はないはずだ」と彼は語った。

警察によると、木曜日の朝、トロントのヨークビル地区で自転車に乗っていた女性1人が自転車レーンから外れたところでダンプカーに衝突された。女性は現場で死亡が確認された。

警察は捜査の一環として、近くの道路にあった建設用のゴミ箱が衝突の原因となったかどうかを調べていると述べている。

ロングフィールド氏は、自転車に乗っていた人が障害物を避けるために自転車レーンを離れなければならなかった可能性が「非常に高い」と述べ、トロントの自転車乗りは頻繁にそうせざるを得ないと述べた。市は自転車ネットワークの発展に進展を見せているが、まだやるべきことはたくさんあるとロングフィールド氏は述べた。

Cycling advocates warn of 'crisis' after latest rider killed on Toronto street
Cycling advocates are calling for urgent action to improve safety on Toronto's streets after a 24-year-old rider who was...

各国で考え方は違うし、日本の法律だと自転車道から車道にノールックで飛び出したことが非難の対象にすらなりますが、法律や過失に対する考え方が違うのだからその賛否は書きません。
あえてこれを取り上げたのは、このような考え方もあるし、このように行動する人もいるという事実の紹介のみ。

 

それらを踏まえて、自分がどう行動するかを選択するのは自分自身なのよね。
以前もチラっと書いたけど、交通ルールや過失に対する考え方は国による差が大きい。

 

ただまあ、このように自転車道から車道にノールックで逸脱したときに、後続車がダンプカーなら被害者になる可能性が高いけど、後続車がオートバイだったなら加害者にもなりうる話。
仮に加害者になったときに、「自転車レーンを塞いでいたコンテナが悪いよ!」と主張しても日本の刑事司法では全く通用しないとだけ書いておきます。

 

以前読者様から教えて頂きましたが、他国には自転車による「過失致死傷罪」や「重過失致死傷罪」に相当する刑罰がない国もあるし、日本のように過失≠道路交通法違反という考え方をしてない国もあります。
日本でいう過失とは、不注意全般なので理屈の上では道路交通法違反がなくても過失(運転)致死傷罪は成立しますが、国によって考え方が違う理由の一つは、そもそもの法律構造や過失論の差が大きい気がする。

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